下痢の原因は過度な食生活
下痢の原因や下痢が続く原因は様々です。スーパーやコンビニ、レストランでも手軽に健康的な食事が手に入るようになってきたのは素晴らしいことです。
しかし、専門家によるとこの健康志向によって新たな弊害も出てきているそうです。いったいどのような現象なのでしょうか?その一つに下痢が挙げられています。
健康への過度な志向が様々な弊害をもたらす
近年は情報が発達して、健康に関する様々な情報が溢れています。健康に良いと聞くと誰でもあれやこれやと試したくなるものです。
例えば、テレビで納豆がいいよと放映されればその日のうちにスーパーの食品棚から納豆が全て消えている、又ヨーグルトがいいよと言えばヨーグルトを購入したいのに陳列棚から在庫が全くなくなっているなど、情報に左右される人が多くいます。
また、確かな根拠がないものまで、健康にいいよと言えばそれを買い求め、飲んだり食べたりしています。しかし、健康的な食事を摂ることにこだわりすぎてしまい、自分が健康だと感じるもの以外食べられなくなってしまう人がいます。
それで、余りにも健康的な食生活への関心が高まり過ぎて、不健康な結果を招き様々な障害が出てきて、新たな摂食障害(オルトレキシア)にかかる人が出てきているそうです。
オルトレキシアにかかっている人は、自分自身に課している数多くのルールに縛られてがんじがらめになっている状態になっています。
例えば、ある女性は当初ベジタリアン(菜食主義)に興味を持ち、その後卵や蜂蜜なども摂取しないより厳格な菜食主義であるヴィーガンへと転向、さらに自身の食事に課す制限はより厳しくなり、最終的にはフルーツしか口にしないという食生活を続けていました。
その結果、ある日大量に髪が抜けはじめたことをきっかけに自身の健康状態の異変に気がついたということです。彼女は健康な食事を追求するあまり、自分でも気付かないうちに、このオルトレキシアと呼ばれる摂食障害に陥ってしまっていたのです。
また、「小麦を使っているものはダメ」、「添加物が入っているものは一切ダメ」、「防腐剤が入っているのは一切ダメ」、「動物性食品はダメ」、マニアックなものになると、「増粘剤が入っているものはダメ」などがあります。
逆に、「白米しか食べてはいけない」というパターンもあります。あくまでも「自分が」健康的と思う食事です。
ここで大切なことは、「自分が」健康的と思える食事であって、すべからく健康的という訳ではないということです。
一部の医師や登録栄養士たちは、純粋な、あるいは「クリーンな」 食品を食べたいという願望が強迫観念になってしまい、不健康な状態になってしまう人々が増えていると言っています。
こうした人は加工していない食品だけを食べる完全菜食主義者や、主要食料源からグルテン、乳製品、 糖質といった複数の要素を除外している人たちのこと言います。
このような状態に陥ると、周りが止めようにも耳を貸さず、状況の悪化を止めることがさらに難しくなります。
健康的な食事をするのは、もちろん大切なことです。しかし、行き過ぎてしまい、少し間違った道に外れると自分の身を滅ぼすことになってしまう…というのは、あまりに恐ろしい結果です。
摂食障害になると
摂食障害は食行動を中心にいろいろな問題があらわれる病気です。
例えば低栄養状態になり、下記のような症状が現れてきます。
全身症状として
●疲れやすい ●身長が伸びない ●月経(生理)がない ●不妊の原因 ●筋力低下 ●低血圧 ●低体温 ●心拍数低下
部位別症状として
●食欲がない ●満腹感がない ●下痢・便秘 ●下肢のむくみ ●皮膚の乾燥 ●背中の濃いうぶ毛 ●手足の黄色化 ●麻美の怪我抜ける ●骨が弱くなる
心理的症状として
●集中力の低下 ●仕事の能率低下 ●こだわりが強くなる ●人との交流を避ける ●性的強意味がなくなる ●イライラする ●抗うつ、不安が強い
こだわり過ぎて下痢に
下痢が続く方には「添加物や刺激物は避けて、体を温めるものを食べた方がいいですよ。」と私たちも申し上げています。でも、出来る範囲で構わないので、出来るところから・・・とお話しています。
そうなんです。あまりにこだわり過ぎると、食べるものがなくなってしまいます。食べるものが少なくなってくると、栄養失調になってしまうことも否定できません。栄養が足りなくなっても、下痢になってしまいます。
栄養失調から自律神経に支障きたすこともあります。自律神経のバランスが崩れると、胃腸にも影響するので、ちょっとしたことでも、刺激となり下痢になりやすくなります。
また、食事に極端なこだわりを持ってしまうと、家族や友達とも食事を共にすることができなくなってしまい、人間関係も破たんしかねません。人間関係が破綻してしまうと、自律神経に影響し、下痢にもなります。
こだわり過ぎて精神疾患になりかねない
最初は、健康的な食事を選ぶことで、より健康になりたいというポジティブな思考から始まりますが、そのうち、「より健康的」とうい概念から「絶対的な健康」へとシフトしてしまい、all or nothing概念が強くなり、最後には、それ以外は「悪」であるという強迫観念に支配されていきます。
ある意味「オルトレキシア」は「これは食べられない。」から「これを食べると不健康になる」と変化していき最終的には強迫性障害のようになってしまいます。
つまり、最初は自分にとって「得なこと」から、自分にとって「得でない事」に変わってしまいます。自分でも、決め事をもう少し緩くして、もっと人と楽しみたい気持ちがあるにも関わらず、どうしても、その決め事が払しょくできず結果的に自分にとって好ましくない選択をしてしまいます。
こうなってくると、下痢の原因だけでなく、精神的に病気ということになってきてしまいます。仕事にも影響が出てきて、不安やイライラが出てきます。
健康になるつもりが、栄養が足りない状態になって下痢となるだけでなく、精神疾患の状態に陥ってしまうこともあるのです。何でもほどほどということをくれぐれも忘れないで下さい。
強迫性障害とは、わかりやすく言えば、「わかっちゃいるけど、やめられない」という病理です。食べるという行為が、自分でコントロールしているはずが、コントロール出来なくなっている状態です。
この状態では、心のレベル(そうしたいと自分で判断しているレベル)から、脳レベル(判断からコントロール感がなくなるレベル)になってしまっています。
恐らく、神経伝達物質のセロトニンの機能障害を起こしている可能性があります。
このレベルでは、医学的治療が必要なケースが多くなります。もちろん、健康的な食事に拘ることは決して悪い事ではありません。
過度な食生活にならない為に
過度になりすぎて、自分の身体的健康や、社会的健康を脅かすものになるほど拘ることは、自分にとって得でありません。そうならない為に以下の事に注意してみましょう。
●自分の身体の状態や変化を観察する
「健康にはこれを毎日食べると良い」、という情報をよく目にします。また、スタイルの良いモデルさんや女優さんの食生活を参考にしている人もいるでしょう。もちろんそうしたものを取り入れてみるのも良いのですが、必ず自分の体の状態も合わせて観察することが大事です。
お通じの様子や肌のキメやハリ、身体が軽い、重い、など、その食事が自分の身体に合っているのかどうか、を観察します。万人に良い食材、というよりも自分に合った食材、食事を見極めるためには大切なことです。
健康に良いもののなかでも、自分がおいしく無理なく食べられる食材や食べ方、摂取頻度をうまく見つけられると長続きします。
●目の前の食事は思いっきり楽しむ
普段から食事には気をつけている人は多いものです。しかし、ジャンキーな食べ物やカロリーの高い食べ物も大好なので、時には食べるという人もいます。目の前にある食事を思いっきり楽しむのも良い方法です。但し、体の調子が悪い時には避けてください。
また食べてしまった、という罪悪感がさらにストレスになって暴飲暴食を招いてしまうこともありますから、欲が向くままに食べたいときには素直に従う、つまり我慢しない、ということもストレスを溜めない良い方法です。
●1週間のなかでバランスをとる
外食が続いて自分で食事をコントロールしづらい、ついいつもよりも食べ過ぎてしまった、などといった日が続いてしまったときには、その翌日(外食の予定など予め分かっている場合は前日でも可)の食事の量を減らすようにするといいです。また、バランスの食事に加えて、十分な睡眠、適度な運動は健康を増進に欠かせません。
もし数日続くようでも、だいたい1週間、または2週間の間でそのバランスがとれたらよしとし、外食のときには気兼ねなく好きなものを好きな量だけ食べるようにしましょう。
●胃を休ませる
また健康な食事、というと、「毎日○○を食べると健康に良い」「○○がダイエットに効く」などど、何を食べるかに注目されがちですが、それよりもたまには胃を休ませること、にも意識を向けてみましょう。
お腹が空いていないのに食事の時間がきたから、なんとなく口さみしいから、といった理由で食べ物を胃に詰め込みすぎると胃が疲れてしまい、消化機能も低下します。
適切な空腹感を感じられると食事がより美味しく感じられますし、身体が軽く感じます。もちろん必要な栄養をきちんと補ってこその話なので、無理な絶食は絶対にやめてください。
食事は、私たちにとって欠かせない大切なものです。だからこそ健康に楽しく続けられる食生活を送りましょう。
●健康の基本は腸内環境にあることを認識する
健康の基本は腸から始まります。腸内では食べた物を消化吸収する働きがあります。また腸内では免疫力の活性、消化吸収、ホルモンや酵素の産出、体温調整、毒素排出など様々な基礎的な代謝が行われています。栄養を吸収し全身の健康を司る司令塔の様なものです。
また、幸せになるホルモンも、ストレスを回避する術も、病気にならないように守ってくれるのもすべて腸から始まります。例え身体にとって有害なものを食べても腸内が健康であれば処理してくれます。
私達の体はその様にできているのです。ですから極端にあれがいいから、これがいいからと情報に惑わされない様に、腸が喜ぶ食事を摂るなど基本をしっかり見つめて食生活を送りましょう。
腸内善玉菌が多い腸内環境にしよう!
腸内は善玉菌が多ければ多いほど健康的な腸内環境になります。悪玉菌の多い腸内では腸内環境が悪化し様々な病気を誘発します。
今、体の不調を感じている方、下痢が続く方、下痢で長年苦しんでいる方、下痢の原因がわからない方、下痢で病院へ行っても一向に治らない方、ぜひ腸内環境を整えてみましょう。
腸内環境を整える善玉菌を増やすサプリメントがありますので、上手に利用してみましょう。