下痢の原因はカップ麺?
現代の食生活の中でインスタント食品はなくてはならないものとなっています。
特にカップ麺は大人から子供まで大人気の製品、今や、世界中に広がっています。
しかし、カップ麺を食べると気分が悪くなったり、下痢になる人も少なくありません。
ではなぜカップ麺が下痢の原因となるのでしょうか。下痢の原因を考えてみましょう。
目次
・下痢の原因はカップ麺の材料に? ・下痢の原因は油に ・調味料が下痢の原因の場合 ・添加物が下痢の原因の場合 ・カラメル色素が下痢の原因の場合 ・乳化剤が原因の場合 ・めん容器が原因の場合 ・腸内環境を整えよう
下痢の原因はカップ麺の材料に?
まず、カップ麺の原材料から考えてみましょう。
原材料名:油揚げ麺(小麦粉、植物油脂、食塩、チキンエキス、ポークエキス、醤油、たん白加水分解物)味付豚肉、味付卵、味付えび、糖類、醤油、食塩、ネギ、香辛料、たん白加水分解物、ポークエキス、チキンエキス、野菜エキス
添加物:加工でん粉、調味料(アミノ酸など)、炭酸Ca、かんすい、カラメル色素、増粘多糖類、乳化剤、酸化防止剤(ビタミンE)、カロチノイ色素、香辛料抽出物、ビタミンB2、ビタミンB1、スモークレバー、酸味料、香料
こうしてみると、非常に添加物の多さに驚きます。加工でん粉以降15種類の添加物が入っています。
では下痢の原因を作るリスクのある物から考えてみましょう。
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①油で揚げる
カップ麺の多くは油で揚げているものが多く見られます。油は時間が経過すると酸化してしまいます。
消費期限が過ぎた物や、保存場所が悪くて早く酸化したり、もともと粗悪な油で揚げたりしたものは油の酸化故に下痢になりやすくなります。
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②添加物:調味料(アミノ酸)
カップめん、即席スープ、かまぼこ、ソーセージ、だしの素、ポテトチップス、せんべい、その他あらゆる食べ物の表示を見ると小さな文字で「調味料(アミノ酸」、「調味料(アミノ酸等)」と書かれています。
調味料(アミノ酸等)は化学調味料なのです。加工食品業者は化学調味料がなければいまや美味しいのもが作れなくなっています。
アメリカのFDA(厚生省)は味の素社の化学調味料には奇形と発ガンが認められると日本の厚生省に通告しましたが厚生省はこれを容認、黙認し多様な食品への添加を認めています。
このような化学調味料は卓上塩、高級緑茶、調味料、インスタント加工食品から外食産業まで幅広く使用されています。
このような化学調味料はサトウキビのカス、石油を原料にした発酵法と合成法などの併用により大量生産されています。
妊婦が化学調味料を摂取すると、この化学調味料は小さな分子のため胎盤をいとも簡単に通って赤ちゃんへ影響を及ぼします。
特に母親の肝臓が弱っていると、血液中に化学調味料が流れてしまい、胎盤から赤ちゃんへとストレートに入って行き、赤ちゃんの脳に害が及ぶそうです。
こうした添加物を気がつかないうちに大量に摂っていると、体は害になるものを外に出そうとし、下痢や嘔吐などの症状を起こします。
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③添加物:炭酸カリウム、かんすい
かん水は、中華麺やワンタンの皮などに食品添加物として加えるアルカリ塩水溶液です。かんすいは、ラーメンの麺にとって欠かす事の出来ない副原料です。
このかんすいのお蔭でラーメン独特のコシと風味、スープとの絶妙なバランスが生まれてくるのです。
普通の水で打つとうどんのようになってしまいます。
うどんは白色で、中華めんは黄色ですが、これは卵が入っているのではなく、かん水によるものです。
かんすいは、昔は粗悪品(高アルカリ性のもの)が出回りその腐食性から発がん性や嘔吐や下痢などを引き起こすといわれました。
現在では食品販売法で成分が制限されていますので、胃荒れや下痢など毒性上の心配はありません。
しかし「かんすい」は、強いアルカリ性をしめす物質が主原料ですから、このアルカリ性が腸を刺激してしまい下痢の原因となっているようです。
おなかの弱い人は吐いたり、下痢などすることがあります。
茹でればアルカリは水に溶け出すのでほとんど害にはならないのですが、茹で時間が足りなかったり、茹でたお湯をそのままスープに使うカップ麺の場合などは、かんすいも一緒に食べてしまいます。
中華麺は固めに茹で上げるのが美味しいですが、固めにゆでるということは生に近い状態ですので、アルカリ成分が残ってしまいます。
お腹の弱い人はしっかり茹で上がった柔らか麺で食べましょう。
カップラーメンは、麺を茹でたお湯を捨てずにそのまま食べるので、アルカリ成分も一緒に食べてしまいます。
アルカリ成分がしっかりついています。
カップ焼きそばの場合はお湯を捨てますが、その後は麺だけ食べるので、濃度が薄まらないのかもしれません。
ラーメンは決して汁まで飲まないようにしましょう。
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④カラメル色素
カラメル色素(茶色の色素)は、とてもありふれた食材料で、多くの食品の着色や風味付けに使われています。
例えば、プリン、コーヒー、黒ビール、ソース、アルコール飲料、一般食品などこの中には共通した添加物が使用されています。
キャラメルは家庭内でも作れます。
砂糖を加熱すれば出来上がります。
手造りのプリンやホットケーキにかけて食べるととても美味しいですね。
ところが、手造りのカラメル色素は問題ありませんが、合成したカラメル色素は非常に危険なのです。
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⑤乳化剤
添加物の中でごく当たり前の様に使われている乳化剤について考えてみましょう。
乳化剤とは界面活性剤のことです。
乳化剤の主な使用目的は、その名の通り乳化させるためですが、水と油のように通常では混ざりにくい2つの性質をもった物質の表面(界面)に働きかけ、その性質を変えて均一に混ざりやすくするために使われる食品添加物のことです。
難病とされる腸炎、潰瘍性大腸炎やクローン病など、が増えた一つの要因は乳化剤を食品に添加するようになったからではないかという研究結果が出たと発表している国もあります。
こうした腸がダメージを受ける食品添加物を摂り続けると、下痢や下痢が続くなどは勿論のこと、腸内の重篤な病気になりかねないのです。
例えばコーヒーフレッシュを作る場合を考えてみましょう。
水と油に乳化剤を入れます。するとあっという間に油と水が混ざって、ミルクらしくなります。
しかしこれだけではミルクらしいとろみがないので、増粘多糖類でとろみをつけます。
これがさもミルクらしく、コーヒーを飲むときに入れるコーヒーフレッシュなのです。
非常に多くの食品にこの乳化剤は使われていますが、乳化を目的とした添加物はたくさんあります。
どの添加物を何種類使っても食品の表示上は「乳化剤」でOKなので、何が使われているかわからないのが現状なのです。
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⑥カップ麺容器
カップ麺の容器は生殖能力を低下させます。
発砲スチロールの容器を使ったラーメンでは、熱いお湯を注ぐと発ガン性物質、スチレンが微量ですが溶けだします。
いま、このスチレンは環境庁がまとめた67種類の「環境ホルモンと疑われている物質」の中に入っています。
「環境ホルモン」とは、生体の成長、生殖や行動に関するホルモンの作用を阻害する性質を持っている化学物質のことで、正確には「内分泌撹乱化学物質」と呼ばれています。
内分泌撹乱化学物質は、生体内でホルモンのようなふるまいをして本当のホルモンの働きを撹乱したり、ホルモンの働きを邪魔したりして、生体の生殖や発育という基本的機能に障害を与えます。
実際、現在若者の精子の数が減少してきている原因もこ環境ホルモンが原因ではないだろうかといわれています。
世界各地より生殖に異常のある野生生物の例が数多く報告されています。
このような危険性のあるものを食べ続けていると、体に害を及ぼすことは当たり前です。
下痢もなかなか改善されません。
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腸内環境を整えよう
現代の若者はお母さんのおなかの中にいるときから、添加物や農薬の被害を受けています。
生まれたからまた自分で知らずに平気で食べています。
ですから知らず知らずのうちに体には悪いものがどんどん入り込んでしまっています。体は弱体化してしまっています。
腸内環境も悪化の一途をたどっています。若者に腸のトラブルを抱えている人が多いのもこのためです。
健康はすべて食べることから始まります。下痢の改善に良いもの、下痢になるものを避ける食事をしましょう。
腸内環境を整えるサプリメントを利用すると、下痢改善は早くなります。