下痢の原因・下痢の人の食習慣
下痢や腹痛などおなかが弱い人の食習慣は意外と似ているものです。
おなかの弱い人の食生活で見直すべき5つのポイントを挙げてみました。見直すことで下痢の改善に役立ちます。
目次
・慢性的な下痢で悩むビジネスパーソン 下痢を治す食習慣① 下痢を治す食習慣② 下痢を治す食習慣③ 下痢を治す食習慣④ 下痢を治す食習慣⑤ ・腸内環境を強化しよう
慢性的な下痢で悩むビジネスパーソン
ストレスを感じているときには下痢になりやすくなります。仕事での集中力も下がり気味となり、慢性的なおなかの不調に苦しんでいる方は少なくありません。
仕事中にお腹をこわすだけでも冷や汗ものなのに、それが日常となったら生活の不自由さ、仕事にも影響してきます。
こうした方たちが食習慣の改善によって不調が軽減し、「会社に行くのが本当に楽になった!」と喜ばれています。
ストレスとお腹の調子は何かと関係が深く、脳と腸に相関関係があることは、度々指摘されています。
脳のストレスは腸への影響を及ぼしますが、それは一方通行というわけではありません。
双方に影響を受け合うからこそ、脳と腸の健康をセットで考える必要があります。
そして、脳へのストレスをコントロールするのは難しいからこそ、腸からのアプローチが重要になってきます。
最初はストレスで始まったお腹の不調が、お腹の不調によってさらにストレスを加速させるという悪循環にならないためにも、やはり食事には気をつけたいものです。
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下痢の原因となる食習慣を見直す
①夜の食事に高脂質・高カロリーを避ける
避けるべきなのは、高脂質、高カロリーの偏った食事です。お腹の調子が気になって、通勤前の朝や日中仕事している間にあまり食べない方が、夜に味の濃いものやお腹を満たすものを一気に食べる。
そんな習慣になっていませんか。
腸内環境を左右する腸内細菌の状態は、食事によって左右されます。発酵食品や野菜、果物が中心のいわゆる健康的な食事をしていれば善玉菌が増え、ジャンクフードなど高脂質、高カロリーの食事が続けば悪玉菌が増えます。
完璧を目指すのではなく、今よりも“脂っこさ”を減らして、野菜や海藻など、少しでも多くの食材を取れるような選択を心がけましょう。
たとえば、ラーメンよりごはんもの、揚げ物より焼き物、牛丼より野菜がとれる豚のショウガ焼き定食などです。腸が喜ぶ食事は高カロリー、高脂質ではなく野菜中心の日本の伝統食です。
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下痢を治す食習慣②
腸内善玉菌を増やす
発酵食品は善玉菌を増やし、腸内環境を良好にします。ヨーグルトやみそ、大豆納豆などは、日常生活に習慣的に取り入れましょう。
善玉菌の数が多ければよいわけではなく、善玉菌の「種類」が豊富にあることも大事なポイントです。
自分自身の腸内に棲んでいる腸内善玉菌を応援するサプリメントがあります。上手に利用するのもストレスの軽減になります。
ヨーグルトを毎日食べているという人は、ヨーグルトの種類が自分に合っているかどうかよく観察してみましょう。ヨーグルト菌は様々にあります。
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下痢を治す食習慣③
肉より魚の選択
また、バリエーションを増やすためにもう1つ意識していただきたいのが、腸の炎症を抑え、善玉菌が増えやすい環境をつくってくれるEPAとDHA。ブリ、サバ、カツオ、イワシ、そしてこれからの季節にはサンマなどから取ることができます。
脂ののった旬のものに多く含まれるのでおいしくいただくことができますし、缶詰でも同じように摂取することができます。
缶詰ならコンビニでも手に入りますし、時間があるときにスーパーでまとめ買いすることもできます。
炊飯器で簡単に炊き込みごはんにすることもできますし、味付けをしていない水煮缶であれば、ひき肉の代わりに使うような感覚で簡単に調理できます。
そのままでも食べられるものなので、調理に時間がかからず時短にもなります。
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下痢を治す食習慣④
水分補給
飲み物、水にも気をつけましょう。冷たい飲み物の飲みすぎなどで便の水分量が多くなり、下痢や軟便になった経験がある方は、もうすでに気をつけているかもしれません。
しかし、下痢が続く場合には、便とともに失われた水分の補給も必要です。
特に具だくさんの味噌汁は飲む点滴と言われる程、ベストな水分補給です。
オフィスで温かい飲み物を飲もうとすると、コーヒーなどカフェイン入りのものになってしまいがちですが、常温のお水をおいておくなどして、できるだけ刺激の強い飲料は控えるようにしましょう。
アルコールや炭酸飲料も同じく避けましょう。
「水」にこだわるというのも1つの策です。
お腹が弱く、下痢気味な方は、硬水よりも軟水を選びましょう。
硬水はミネラル分が多いので体に良いように思いますが、胃腸への負担を減らすなら軟水の方がおすすめです。
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下痢を治す食習慣⑤
空腹時間をつくる
食事内容だけではなく、食べ方や食事間隔も大事な要素です。
腸は、食べているときだけ動いているわけではなく、食後4時間ほどたって空腹を感じるくらいの時間にも腸は働いています。
「一気に食べるとお腹をこわしてしまうから…」と細切れに食事をしていると、きちんと腸の掃除をしきれず、悪玉菌が増える原因にもなります。
ダラダラ食は改め、間食もできるだけ避けて、きちんと「空腹時間」をつくることが大事なのです。
ただ、下痢のときの便に含まれている水分には、食べ物から摂取した栄養分なども含まれています。
もし栄養不足から疲労感をおぼえるようになったら、甘いものではなく、おにぎりのようなもので補食的に間食をするとよいでしょう。
1ヵ月以上下痢が続いて慢性的なものになっているなど、日常生活に支障が出ている場合は、病院できちんと見てもらうことも大切です。腸内環境も、加齢とともにバランスが乱れてくるものです。
便の状態が変わったら、腸が食べ方を見直すタイミングを教えてくれているのだと思って、まずは日頃の食事を振り返ってみましょう。
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腸内環境を強化しよう
私達は食べることで健康を維持しています。何をどの様に食べるかで、健康を維持することで出来るか決まります。
コンビニやインスタント食品が多い食生活ではいずれは腸内を良好な環境に保つことが出来なくなり、下痢をはじめ様々な病気になる事はわかっていることです。
なぜなら生活習慣病の9割りは腸内環境の悪化が原因だからです。
昔から「元気の元は胃腸から」と言われています。まずは腸内環境を良好にする食べ物をしっかり摂りましょう。
腸内環境を良好にするサプリメントがありますので、上手に利用してみましょう。
ストレスがなく、下痢の改善に役立ちます。