下痢や軟便が続く、下痢と便秘の繰り返しあるいは長期間にわたって水下痢が続く、ましてやトイレに頻繁に行かなくてはならない状況など嫌な気持ちが続くと、気力がなくなり、気持ちは次第に暗くなり、すべてに消極的になってきます。
こんな気持ちがストレスを高め、ますます免疫力は低下し、下痢は治りづらくなります。
下痢が続く時には無理にでも笑おう!
気持ちが沈み、憂鬱になる原因は脳内物質のセロトニンが不足しているとよく言われます。セロトニンは、逆境の時に幸せ感をもたらしてくれる物質で、落ち込んだ時などには欠かせない「幸せ物質」なのです。この「幸せ物質」は腸内で作られます。
ところが悲しいことや、辛いことがあると気持ちが落ち込むと、腸内細菌はかなり減ってきます。
腸内で作る「幸せ物質」の製造は止まり、休眠状態になっています。逆に楽しい時には腸内細菌も嬉しいので増えてきて、「幸せ物質」が作られると、気持ちも前向きになり、ちょっとしたことでも下痢にならなくなったりするのです。
昔は下痢をしたら消化のいいものから段階を経て食べていました。重湯、三分粥、五分粥、全粥、普通のご飯とだんだんとお米の量を増やしていました。
それは胃や腸に負担を与えないという目的がありますが、結果的には腸内細菌を活性化させるような食べ方でもあったのです。こう考えると、腸内細菌が「幸せ物質」を作っているなんて知っていなかったのですから、昔の人の生活の知恵は見事なものです。こうして続く下痢を治していたのです。
お腹の調子が悪い時にこそ笑顔や笑いを
楽しいことには笑いもあります。実際笑うと免疫力が上がり、痛みが軽減したりするそうです。つまり楽しいこと、笑うと腸内善玉菌が活性化し、その結果、腸内環境がよくなり免疫力が上がるのです。
たいして楽しいことがなくても、とにかく作り笑いでも、腸が喜び腸内の善玉菌が増えるのです。
いつも苦虫を噛みつぶしているような顔をしていたら、腸も不機嫌になって「幸せ物質」は作らなくなります。
「幸せ物質」を作る事と「下痢が治る」のどちらが先かは、「ニワトリが先か、卵が先か]という事になりますので、結論は出ませんが、とにかく自分が今できることを、何が出来るのか考えて、工夫しながら下痢を治しましょう。
腸善玉菌を増やしてくれるサプリメントを賢く利用するのも最も効果的な方法です。 下痢を治すには時間がかかります。下痢の状態が長く続く人ほど、治るのに時間がかかるのは当たり前だという気持ちで体をメンテナンスしましょう。そうすれば必ず治ります。
下痢の改善は腸内環境
下痢の直接の原因は腸内環境が正常でないことから始まります。人間の身体は多少無理なことをしても元気いられます。防御システムが何重にもあり、それで体は守れているからです。
その一番最前線が腸内環境なのです。腸内が正常に働く事が身体を健康に保つ第一段階ですので、まずは腸内環境を正常化するために、腸内環境をしっかり整えましょう。そして幸せ物質をたくさん増やしましょう。