下痢の原因はきれいすぎ

下痢が続く原因は様々ですが、最近は身の回りのものを非常に清潔にする傾向が強いようです。確かに清潔にするという事はとても大事ですが、清潔し過ぎると、かえって害が及ぶことがあるのです。

下痢の原因はきれいすぎる事に!

日本人の「清潔信仰」に警告を発している東京医科歯科大学の藤田教授は次のように言っています。
「異常ともいえる清潔観念によって免疫力や抵抗力が低下し、次世代の日本人が肉体的にも精神的にも衰弱化していくのではないか。衣料品にも含まれている抗菌グッズ、消毒用アルコールなどは本来人間の肌を守る菌まで殺してしまっている」と。 例えば清潔し過ぎて下痢の原因なったものとして、0-157が挙げられます。この菌で学校の給食で下痢が集団発生した事をご存知ですか?

0-157は清潔な場所で猛威を振います。0-157は毒素を発生する菌でこの菌が生きるエネルギーとして使うのは約30%で70%は毒素の産生に使います。生きる力は30%しかありませんので、生きる力がとても弱い菌なのです。
だから、雑菌の多いところでは生きていけません。雑菌だらけのところにいると雑菌に殺されてしまうのです。 0-157の運び屋といわれたのがカイワレ大根、というのは無菌状態で栽培されたからなのです。土から生えた大根だと、色々な菌がいますから0-157などの菌はすぐに殺されてしまって運び屋にならないのです。
また0-157の菌を食べてしまったとしても皆が下痢をするわけではないのです。腸にたくさんの種類の菌(乳酸菌、、ビフィズス菌、納豆菌、大腸菌 などが)いると追い出されてしまうからです。

下痢の原因は細菌感染 実際、大阪の堺で、0-157が流行した時に小学生の便を調べたところ、0-157がたくさんあるのに一度も下痢をしなかった子供が30%もいたという報告があります。
一方、ちょっとした下痢をした子供は58%で、何度も下痢を繰り返して入院するほどの下痢をした子供は12%でした。 追跡調査をしてわかったのは0-157で重症になった子供たちはお母さんが清潔に対して非常に神経質で、子供に泥んこ遊びをさせていなかった。一度も下痢をしなかった子供は泥んこ遊びをする子供達だったという結果が出ています。 下痢になったり、下痢が続いたりする大きな原因は、腸内細菌のバランスが悪いのです。腸内には100兆個、100種類の菌がいますが、現代人は腸内細菌の数が減っています。 過度な清潔は腸内細菌のバランスを崩してしまいます。小さい時からたくさんの種類の菌と接触して、体内にできるだけ多くの菌を摂り入れましょう。
腸内に良い菌を増やすサプリメントなどを利用して腸内細菌の数をどんどん増やしていきましょう。そうする事が下痢の改善の早道です。

下痢の改善はまず腸内環境をしっかり整えましょう

私たちは色々なものを美味しく食べて健康を維持しています。中には食べ過ぎると体に悪いと知りつつも、ついつい美味しさのあまり食べ過ぎる事が多々あります。
本来なら、つまり腸内環境が正常であれば、食べ過ぎても腸内で対処してくれているので健康を維持することが出来るのですが、腸内環境が悪化していると、腸内で対処しきれなくて下痢をはじめ腹痛やそのほかの症状となって現れてきます。 腸内に有害菌が増えやすくなり、その有害菌が出す物質が下痢が続く原因になっている場合も大いに考えられます。
腸内環境を整え、善玉菌が優勢な環境にする為に食生活にも十分注意しながらサプリメントなども上手に利用し腸内環境をメンテナンスしてまいりましょう。

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