下痢の原因・ビタミン不足

下痢の原因はビタミンB群不足から始まる
下痢の原因は慢性的に下痢が長く続いている人にとってその原因が見つからないものです。ある人は病院で検査してもはっきりとした原因が分からず、病院で処方された薬などを飲んでも症状が変わらないなどと悶々として毎日を過ごしている方がおられます。
下痢で辛い そんな時にご自分の食事を見直してみましょう。案外と下痢の原因が分かることがあります。現代の食環境は昔に比べて栄養豊かな良い状態ですが、中には新型栄養失調に陥っている人がおられます。 例えば、ビタミンB群は動植物性食品に広く存在していて、ビタミンB群は普通の日本人の食生活では不足することはないと考えられがちですが、実際はかなりの数の潜在性欠乏者が存在すると考えられます。 ビタミンB群不足は下痢の原因となることがあります。ご一緒に考えてみましょう。

下痢の原因はビタミンB群不足

ビタミンB群の不足が原因の下痢の場合
ビタミンB群は主にエネルギーをつくるのに大活躍しますが、他にもさまざまな働きがあります。また、ビタミンB群が不足してしまうと、下痢などさまざまな症状が出る可能性が出ます。 ビタミンB群が不足して下痢になるものとして挙げられるのは、ビタミンB3(ナイアシン)、ビタミンB6、ビタミンB12+葉酸です。 ビタミンB群はどれかひとつだけでは効果を発揮しにくく、お互い助け合いながら働きます。私たちが生きるためのエネルギーをつくるのに欠かせない栄養素です。ビタミンB群はあらゆる種類の酵素の補酵素として働いています。ゆえにビタミンB群は一緒に摂る(複合体)のが望ましいかたちです。

ビタミンB群は複合体が良いのはなぜ?

ビタミンB群の働き
食品から摂ったビタミンB群はそのまますぐには働けません。いったんからだの中で働ける形(活性型)に変えられてから、やっと働けるようになります。
このとき、働ける形になるにはいろんなビタミンB群がお互いに関係します。
例えば、ナイアシンやビタミンB12は葉酸に、ビタミンB2はビタミンB6に必要です。ゆえに、せっかく食べたビタミンB群にからだの中で効率的に働いてもらうには、ビタミンB群は単体ではなく複合体で、摂るのが理想的です。

ビタミンB群の種類
ビタミンB群に属する栄養素としては、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、ビタミンB12、葉酸などがあります。 ビタミンB1
働き・・糖質をエネルギーに変える、アルコールの代謝、脳の働きに関与する、神経の働きを正常に保つ 不足・・肩こり、筋肉痛、疲労、アルコール中毒、脚気、食欲不振、記憶力減退、集中力低下、音に過敏、神経炎、ウェルニッケ脳症、脚気
ビタミンB2
働き・・脂質をエネルギーに変える、過酸化脂質の分解、脳と肝臓の働き、皮膚や粘膜の代謝などに関与する、成長促進の働き。お肌の生まれ変わりを促進して健康に保つ働きがあり、シミ・そばかす対策にも有効な栄養素です。 不足・・肝臓機能低下、脂質の過酸化、疲れ眼や眼の充血、口角炎、口内炎、舌炎、皮膚・粘膜に炎症、成長が鈍る ナイアシン(ビタミンB3)
働き・・エネルギー作り、脂質や糖質の分解に関与、皮膚・粘膜の炎症、神経症状を防ぐ 不足・・うつ、幻覚症状、イライラ、不安、精神障害、口内炎、皮膚炎、舌炎、胃腸障害、下痢、ペラグラ ナイアシン(ビタミンB3)を含む食べ物・・・レバー、落花生、豆類、たらこ、まぐろ、卵

パントテン酸(ビタミンB5)
働き・・たんぱく質・脂質・糖質の代謝、神経、副腎皮質の機能を正常に保つ、皮膚や毛根に栄養を与える 不足・・うつ、性腺機能低下、足の痛み、めまい、動悸、頭痛、手足のまひ、けいれん、皮膚の異常

ビタミンB6
働き・・体タンパクの合成や造血、脳の働き、神経伝達物質の生成、抗アレルギー作用に関与する、脂質の抗酸化に働く 不足・・インスリンの分泌低下、アミノ酸吸収低下、かゆみ、浮腫性湿疹、皮膚炎、貧血、虫歯、下痢、食欲不振

ビタミンB12+葉酸
働き・・神経を守り、正常な働きをする、ヘモグロビン、赤血球の合成造血作用、核酸の合成に関与、たんぱく質の代謝、脳の発育を助ける 不足・・神経系の障害、記憶減退、集中力低下、食欲不振、便秘、下痢、異常興奮、悪性貧血、胎児・乳幼児の成長不良、学習能力の低下、舌の異常

ビオチン
働き・・皮膚の健康を保つ、筋肉痛を緩和、白髪・薄毛を予防 不足・・脱毛、白髪、うつ、無気力、食欲不振、吐き気、嘔吐、皮膚炎、肌のむくみ、筋肉痛

ビタミンBはどうして不足するのでしょうか?

ビタミンB群が不足する理由
ビタミンB群を多く含む食品は、酵母やレバー、未精製の穀物、肉、魚介類、野菜などです。色々な食品に含まれています。しかし、ビタミンB群は現代で不足しやすい栄養素のひとつといわれます。その理由としては以下のような点が考えられます。 1. 食品の変化
食品の精製・加工・保存によってビタミンB群が減っている。 2. ビタミンB群の消費量が増えている
精製された白い食べ物、ストレス、過度のアルコール摂取、妊娠、授乳、加齢、過食等でビタミンB群消費量が増えます。
3. 抗生物質の長期服用
ビタミンB群は腸内の細菌がつくってくれますが、抗生物質を長い期間飲んでいる人は、腸内の細菌バランスが乱れ、ビタミンB6等の合成量が少なくなります。

ビタミンB群不測のチェック

もしかしてビタミンB群不足?
以下の項目をチェックしてみましょう。該当したら、もしかするとビタミンB群不足かもしれません。

□疲れやすい
□寝ても疲れがとれない
□日中眠くなる
□集中力が続かない
□いらいらする
□肩こりがなかなか治らない
□口内炎・口角炎ができやすい
□風邪を引きやすい
□下肢がしびれる
□下痢が続く

腸内環境を強化しよう

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。今や腸活という言葉まで出回り、腸内環境は健康増進のためには不可欠な問題となっています。腸内環境が整い、腸内善玉菌が多ければ、人が必要なビタミン類は殆ど作ってくれます。もちろんビタミンB群も作ります。 ですが、腸内環境が悪く、又バランスの悪い食生活では不足する栄養素が多発します。結果、下痢をはじめ様々な症状に悩まされてしまいます。 まずは腸内環境を整え、善玉菌を増やすことから始めてみましょう。腸内環境を整えるサプリメントがりますので上手に利用しましょう。
下痢の改善は一段と早くなります。

]]>