下痢の原因は腸内環境に

下痢の原因は年々増加し、複雑化しています。
一つの下痢の原因ばかりではなく、複合的に下痢の元となるものが重なり、結果、下痢が続く、下痢が治らないなど日常生活に支障を来すことが多くなります。 特に春になると精神的なストレスが多くなり、下痢の原因が一気に増加します。 さらに、下痢が続くと腸内環境が乱れさらに下痢を引き起こす原因となっていくのです。

下痢が続くと腸内環境が悪化

下痢が続くと、腸内環境の悪化という負のスパイラルが始まり、自律神経が乱れがちになり、体調が優れないばかりか、気持ちもどんどん沈んでいきます。 逆にイライラしたり、不安になったり、気持ちがマイナスに傾きすぎると、腸内環境が悪くなります。下痢が続く→気持ちが沈む→気持ちが沈むことでさらに腸内環境が悪くなる→下痢がますますひどくなる……
という悪循環に陥ることも少なくありません。 
そう、腸と心はそのくらい密接な関わりがあるのです。 ではどうやったら改善できるのでしょうか? 心に作用しているのが、腸とストレスと食べ物。ずばり、この三者が互いに影響を与えながら、私たちの感情はアップダウンを繰り返しています。 
逆にいえば、おなかが落ち着くと心も落ち着き、ストレスを溜め込まずに済む、という善循環が始まるのです。

下痢の改善は元気な胃腸から

このように、健康は元気な胃腸から生まれます。胃腸は食べた物を消化・吸収して栄養を全身に送ることが出来るからです。 腸内できれいな血液も作られます。免疫細胞も腸内に殆どあります。きれいな血液は肝臓も丈夫にします。 また腸内では免疫力の活性、ホルモンや酵素の産出、体温調整、毒素排出など様々な基礎的な代謝が行われています。当然、腸内環境が悪くなると、免疫機能の低下はもとより、様々な体の不調につながります。

下痢をすると、腸内細菌が減少し、(特に善玉菌)腸内環境は悪くなっていくという悪循環が始まります。 前述した、下痢が続く→気持ちが沈む→気持ちが沈むことでさらに腸内環境が悪くなる→下痢がますますひどくなるというサイクルの腸内環境が悪くなる一因が、腸内善玉菌の減少です。 近年、過敏性腸症候群と診断を受ける人が多くなってきました。過敏性腸症候群と診断される方のほとんどは、緊張する場面で、急にお腹が痛くなったり、下痢を模様したり、お腹にガスが貯まる等の症状が続いたりします。 これらの方は、腸内細菌のバランスが乱れている事が多い事でも知られています。快便な方の腸内細菌を、軟便や下痢で困っている方の腸内に移植すると、症状が改善した、という研究例もあります。 また、腸内細菌の状態は、うつ病にも関係する可能性があると言われています。下痢を改善するには、何といっても良好な腸内環境が必要です。さらに、腸内環境を良好にすれば、下痢をはじめ様々な問題を解決しやすくなります。

下痢の改善には食べ物も大切

ストレスを解消するために、幸せ物質(セロトニン)を作る食材なども積極的に摂りましょう。食事から得たタンパク質からつくられる必須アミノ酸とビタミン類が合成されると、歓喜や快楽を伝えるセロトニンや、気持ちを奮い立たせるドーパミンなどの物質ができ、幸せや満足感を感じるようになります。 現代人の食事の多くは肉類、精製した穀類や、砂糖たっぷりの清涼飲料水など、腸にとってストレスとなるようなものが多いのが特徴です。 食事自体が腸のストレスとなると、それは心の乱れに繋がり、その結果、下痢という症状になって、自分自身の身体に跳ね返ってくるものと考えましょう。自分を大切にするということは、手軽においしいものに飛びつく、ということではないのです。
おなかと相性のよい食べ物をとるようにするだけでも、腸へのストレスが減り、気持ちも安定し、ひいては下痢も回復します。

下痢の改善に良い食べ物

では下痢の改善にはどんな食べ物がいいのでしょうか?
おなかと相性がいいのは野菜(特に根菜)、あまり精製していない穀類、味噌、などの発酵食品です。わかめ、モズクなどの海草類、ゴボウ、こんにゃく、セロリ、大豆などの野菜もしっかり食べるように心がけましょう。食物繊維は便のかさと固さを調節しますので程よい便の硬さになってきます。 さらに、食物繊維は腸内の発がん物質などを体内に出す働きがあるといわれています。また、糖の吸収を遅らせるため、高血糖を予防するのにも役立ちます。 食品に含まれるビタミン類は、腸に届いてから腸内細菌が作り直すことで活用できるようになります。 下痢の原因はきんぴらごぼう 食品のビタミンがきちんと活用され、幸せ物質もたっぷり分泌されるのには、腸内細菌が元気であることが大切なのです。特に腸内細菌のエサ・食物繊維(ゴボウ、ニンジン、ブロッコリー、海草類など)をたくさん食べるとビタミンB群の合成力が大幅に高まり、セロトニンやドーパミン分泌にもつながります。 一方で、ストレス解消のために甘いものや栄養が偏ったもの、好きなものだけをとり続けると、腸内細菌のエサが腸に届かなくなり、腸内バランス崩壊の危機に陥りかねません。セロトニンやドーパミンがうまくできず、余計イライラすることもあるので注意しましょう。

下痢を改善!セロトニンやドーパミンを作る食材

肉類や乳製品には、幸せ物質セロトニンの材料となる必須アミノ酸のトリプトファンやビタミンB群などが豊富に含まれています。 ・焼肉
特にオススメなのは牛の赤身肉。これらの食べ物から幸せ物質セロトニンがたくさん分泌されれば、ストレスと関連の深い便秘や下痢などの症状の解消にもつながります。 もちろん、野菜や海藻類などを中心としたバランスのいい食事を心がけることが大前提。その上でストレスがたまってしまった時などに牛の赤身肉を食べるようにしましょう。 ただし、肉中心の食生活は腸にとってはNG。 健康番組などで取り沙汰される「○○の対策にはこの食材」というテロップに煽られて、健康の為にそればかり食べる、という極端な食事をしていると逆に不健康になることもしばしばです。肉もおいしいと感じられる適量を、楽しく食べるようにしましょう。

腸内環境を整えよう

元気の元は「胃腸から」と昔から言われています。胃腸が丈夫であれば、もちろん腸内環境も良好です。全ての病気は腸内環境の悪化から始まりますので、下痢をはじめ様々な病気を回復する力がつきます。
腸内環境を良好にするサプリメントがありますので上手に使うと効果的です。

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