下痢の原因は夏という季節
下痢の原因は様々ですが、下痢は季節による影響が下痢の原因となることがあります。
特に季節の中でも夏は下痢の原因の要素がたくさんあり、まさに下痢の原因のオンパレードとも言っても過言ではないくらいです。
例えば、気温が23度以上になると一度上がる毎におなかの薬の売り上げが5%伸びるというところもあるようです。それほど下痢になる人が夏には多いことがわかります。
夏風邪は下痢になりやすい
風邪は冬にかかりやすいイメージがありますが、お腹に症状が出やすい夏の風邪があります。
夏風邪の不調の中でも特に下痢は、見られることが多い症状です。これは体の防御反応のひとつで、体内に侵入したウイルスを便と一緒に外へ出そうとしているために下痢が起こります。
そのため、「下痢だから」といって安易に下痢止めのような薬を服用してはいけません。腸管運動抑制成分が含まれた下痢止めを服用すると、原因菌を腸内にとどめてしまうことになります。
ウイルスの排出が遅れるということは、夏風邪の回復を遅らせることにつながるので、注意してください。
また、下痢のときは脱水症状を起こしやすいため、水分の補給も忘れずに行いましょう。のどやお腹の負担にならず、体を冷やさない常温のミネラルウォーターや経口保水液、スポーツドリンクなどの摂取をおすすめします。
夏は意外と身体を冷やしがちです。冷えで血のめぐりが悪くなると、お腹の不調、下痢の原因になります。夏こそ特にお腹の冷えに注意しましょう。
夏に見直したい4つの生活習慣
風邪を引いていなくても、夏になっただけでよく下痢をする。お腹もキリキリ痛い・・・そんな悩みの対策や予防法をご紹介します。自分に合ったセルフケアを上手に取り入れて、暑い夏を健やかに乗り切りましょう。
夏の下痢を予防しよう…コツその1.
ジュース、アイスクリーム、ビール…。冷たいものはほどほどに
夏のおいしい味覚の多くは、冷たい食べ物や飲み物です。全てを我慢するのは無理でも、ドリンクは氷抜きでオーダーする、冷たい飲み物を一気に飲むのをやめる、何かをつまみながら飲むなどの工夫を。食事のメニューには常温のものや温かいものを意識的に増やします。
夏の下痢を予防しよう…コツその2
香辛料を使った辛いものや脂っこいものは控えめに
暑い季節はスパイスが効いた辛い料理や脂っこい料理を食べたくなるもの。ですが、刺激物や脂肪分の多い料理は、消化や吸収に影響を与える場合があります。
食べたものの水分が腸できちんと吸収されないと、下痢や軟便につながるので、腸の調子が悪いときには避けましょう。
夏の下痢を予防しよう…コツその3.
「プラス1枚」や使い捨てカイロを常備して冷えを防止
節電の意識が高まり、エアコンの設定温度に配慮する職場が増えたものの、「それでも寒い」という人が多いようです。また、エアコンの風が直撃する席に座っている人もいます。
冷える環境で働いている人は、腹巻きでお腹の冷えを防いだり、使い捨てカイロで温めたりすると効果的。
室外との出入りが多い人は、カーディガンやひざ掛けを用意しておき、温度差に応じて冷えを防ぐとよいでしょう。
夏の下痢を予防しよう…コツその4.
お風呂につかって副交感神経を刺激!血めぐりもアップ!
「夏は湯船につからずシャワーだけ」という気分になりがちですが、しっかり湯船につかって冷えた体を温め、血行を促しましょう。
リラックスすると副交感神経が活発になるので、腸の働きを高めることにもつながります。
お湯の温度は38℃前後のぬるめがおすすめ。
好きな香りの入浴剤を使い、浴槽の中で腹式呼吸をすると、ストレス解消にも役立ちます。
夏は特に食べ物に注意
これ以外にも、高温多湿な状態が続く梅雨から夏にかけては、細菌性食中毒による下痢の可能性も考えられます。家庭で発生した場合、症状が軽かったり人数が少なかったりすると、
食中毒であると気づかないケースもあるので、注意しましょう。購入した肉や魚はすぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れ、食器や調理器具を清潔に保ち、調理の際は食材の中まで火を通すよう、心がけてください。
腸内環境を強化しよう
「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。胃腸が丈夫であれば、多少のおなかのトラブルがあったとしてもす
ぐに回復でき、また症状もひどくならないですみます。
胃腸の弱い方で、すぐに下痢になる人はまずは腸内環境を整えてみましょう。下痢の改善は一段と早くなります。腸内環境を整えるサプリメントがありますので上手に利用しましょう。