下痢が続く原因・病気から

続く下痢は体の危険信号です。どうやったら改善できるか一緒に考えていきましょう。

下痢が続く原因・・・病気から慢性下痢に
しかし、最近、なんだか下痢が続くなあ?でも、下痢くらい、誰でもなるし、 気にしないでいいだろう。でも、なんとなく引っかかる。

この下痢は、ちょっと長引いている、体がどこか悪いのでは?そんな気持ちを抱えていませんか?

こうした下痢の原因が何かわからずに下痢の症状を訴える人が増えています。 しかも下痢の原因は様々に違います。

食環境が大きく変わり、食品添加物ストレスが非常に増えた事が下痢の原因とも言われています。下痢の症状も下痢の原因も様々です。

急性なものから慢性的なもの、あるいは軟便や水下痢など回数や便の形は様々です。

慢性下痢が続くのはどの期間くらいから
下痢が続く判断の目安はどれくらい?
下痢が続くと言っても、どれくらいの期間で、「下痢が続く」と判断すればいいのでしょう?判断の目安は2週間です。下痢が、2週間以上続く状態を慢性下痢とよびます。

下痢を大きくわけると急性と慢性があります。下痢が、2週間以上続く そんなあなたは、慢性下痢になります。慢性の下痢について知る前に、いい機会ですので、 急性の下痢についても、簡単にみてみましょう。

急性の場合は、一過性で、原因がはっきりしています。
細菌などの感染症が原因、 食べ過ぎなどの非感染症が原因の場合です。
下痢の原因は細菌感染
感染症が原因
•風邪のウィルス
•細菌への感染
•コレラ
•赤痢
•食中毒(サルモネラ菌やO-157など)
•原虫

感染症による下痢は
多くの場合、腹痛のほかに、嘔吐や吐き気、発熱を伴います。コレラや赤痢は、法定伝染病として指定されており、 隔離治療をしなければなりません。しかし、日本で発生することは非常に稀で海外旅行から帰国した場合などに疑いがでてきます。
下痢の原因は食べ過ぎに
非感染症が原因
•食べ過ぎや飲み過ぎ
•冷えや寝冷え
•特定の食品に対するアレルギー(牛乳など)
•ストレス

ストレスの場合は微妙ですが、それ以外の、原因の特定は、比較的簡単です。
•昨日、〇〇を食べて調子が悪い
•海外旅行から帰って、体の不調がはじまった
•クーラーをいれたまま、寝てしまった

何かしら、自分で心当たりが、あるのではないでしょうか?急性下痢は、慢性に比べて、 原因がみつけやすいと言えそうです。

しかし、体調によっては慢性的な下痢に陥ることがありますので、腸内環境をしっかりと強化したいものです。

慢性下痢とは?
2~3週間以上、下痢が続いたり、再発を繰り返すと慢性です。原因が多岐にわたり急性に比べると、特定するのが難しくなります。ここでは、慢性下痢をひきおこす代表的な病気を見てみましょう。

●潰瘍性大腸炎
20代の若者に増加しているのが、潰瘍性大腸炎です。特徴としては、下痢の量は多くないにもかかわらず、頻繁にトイレに行きたくなります。粘液や血液が混ざるという特徴があります。

さらに病状が進むと、お腹全体が痛くなり、 熱も出て、体のだるさを感じるようになります。

●クローン病
口から肛門まであらゆる消化管に慢性の炎症が起こる原因が不明の病気です。国の特定疾患にも指定されている難病です。クローン病の初期症状として、 下痢が続くことや腹痛があります。

初期のクローン病の患者さんの、約半数は下痢が続く経験をしています。 下痢の症状が、一時的に消失して、 再発を繰り返すパターンが多いために、クローン病と判明するのに時間がかかるケースが多いそうです。

●大腸がん
がんによって腸管がふさがれると、 便の通過が悪くなり、便秘や下痢を繰り返すことがあります。

●すい臓
下痢が続き、みぞおち付近が痛い。特に、アルコールを飲んだ翌日や、 脂肪分の多い食事をした後に、痛みが強くなる。このような場合は、すい臓の疾患によるものかもしれません。

おもにアルコールが原因です。 日本酒を毎日3合以上飲み続けると、10年で膵炎が発症すると言われています。慢性膵炎が悪化すると脂肪便や下痢という症状が出てきます。
下痢が続く原因
●バセドウ病
若年から中年の女性に、多くみられます。甲状腺ホルモンが、過剰に分泌される病気です。ホルモンバランスが狂い、 腸のぜん動運動が、活発になり過ぎて、下痢が続くのです。

さらに、排便の回数も増えてきます。他にも、バセドウ病の症状には、 眼球突出、疲れやすい、動悸などがあります。

●糖尿病
糖尿病による合併症のひとつに、自律神経の障害があります。胃の運動をコントロールする自律神経が、 糖尿病が原因で、ダメージを受けているのです。

自律神経がうまく働かず、胃の不全麻痺が起きてしまい、 下痢をはじめとした症状がでてきます。糖尿病が原因で、下痢になる症状は、糖尿病性下痢と呼ばれます。

●過敏性腸症候群(IBS)
慢性的な下痢の殆どの方が過敏性腸症候群と言われています。検査をしても、消化管の自体に異常は見られないのに、 急な腹痛に襲われて、下痢をしたり、 逆に便秘が続いたりする病気です。

下痢と便秘が交互に起こる場合もあります。ストレスに弱いことが主に原因とされていますが、現代ではそれだけが下痢の原因ではないことが解ってきました。

慢性下痢の原因を特定するためには、 病院で、消化器系を中心とした検査を受ける必要があります。


腸内環境を整えよう
「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。病気の9割は腸で治せると言われるほど腸は体の中でも重要な器官です。ですので、腸内環境を整え、腸を健康な状態にすれば、下痢などいとも簡単に治るということが出来るのです。
腸内善玉菌が善玉菌が多い腸内環境にしよう!
腸内環境が整うと、自分の身体が本来自分の持っている治癒能力が活性化されて治るのです。下痢の改善も腸内環境が整えば早いのです。腸内環境を整えるサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。