下痢が続く原因…一晩置いたお茶の葉に?
下痢の原因は様々あります。下痢の症状は一過性のものから慢性的な下痢まで、さらに心配のない下痢、あるいは重篤な下痢の症状など様々です。
胃腸の弱い方や下痢で悩んでいらっしゃる方は、食べ物、ストレス、冷え、薬など色んなことに注意されていることでしょう。それでも、下痢が続くので病院で診察してもらっても異常のない方が殆どです。
そうした下痢の症状に悩まされている方は生活習慣を改めておられることと思います。
下痢が続く人は生活習慣を見直す
胃腸の弱い方は体を冷やすことがないように、飲み物も冷たいものは避け、アルコールやコーヒーなどの刺激物はできる限り摂らないようにしましょう。水に関しても、軟水と硬水とがあり、硬水は下痢の原因になることがあります。 日本は軟水です。マグネシウムを多く含む硬水を飲んでしまうと、マグネシウムが下剤の働きをする為、下痢になってしまうことがあるのです。
お茶もたくさんの種類があります。タンニンという成分が入っている緑茶や紅茶などは下痢の方にお勧めできるお茶です。タンニンという成分には整腸作用や止瀉作用があると言われているからです。
しかし、中には「健康茶」と言われているにも関わらず、下剤成分が入っていたりするものもあります。健康になるつもりが返って下痢を悪化させることつながってしまいます。
購入する際は、表示を良く見て購入しなければなりません。健康に良いと思っているものでも下痢の原因となることが多々ありますので、生活習慣を見直すのも一つの手立てです。
宵越しのお茶は下痢の原因
緑茶や紅茶にはタンニンという成分が入っているので、下痢の方にはお勧めですと申し上げました。しかし、茶葉の使い方を間違うと下痢の可能性が出てくるのです。 昔から「宵越しのお茶は飲んではいけない」と耳にしたことはありませんか?一晩置いたお茶は飲んではいけないということなのですが…。
実は前の日に入れてお茶(水分)になったものよりも、茶葉の方に問題があるのです。1回しかお湯を注いでいないからもったいないと思って、一晩置いた茶葉でお茶を飲んでいませんか?その茶葉は下痢の原因になってしまうのです。
カテキンの減った茶葉のたんぱく質が原因
緑茶には殺菌作用のあるカテキンが入っているのに何故!?とお思いのことかもしれません。カテキン自体はインフルエンザの予防に効果があると言われたりしていますが、実は茶葉は腐りやすいタンパク質を多く含んでおり、お湯を注いでしまって残った茶葉にはカテキンが流れ出してしまっているのです。
2煎目、3煎目となってくると、カテキンの量が大幅に減ってしまい、茶葉の中のタンパク質は水に溶けない為、腐って行きます。
多湿の状況では菌が更に繁殖しやすい環境になってしまいますし、夏場であれば高温という状況も菌を繁殖させる絶好の環境となってしまうのです。
またカテキンも、時間が経つにつれて酸化してしまうと言われており、酸化したことで胃腸に悪い成分に変化してしまいます。こうした宵越しのお茶は胃の粘膜を荒し消化液の分泌を妨げ、消化不良を起こして、胃腸の弱い人は、吐き気や下痢を起こす場合があります。
茶葉はどのくらいまでいいの?
では、どのくらなら茶葉として飲めるのか…半日くらいをメドにされることをお勧めします。どうしてもということであれば、冷蔵庫などに入れて菌を増やさないようにしましょう。
何気なく飲んでいるお茶も、飲み方や茶葉の使い方を間違うと、下痢の原因になります。自分が口にするものは何でもよく考えて口にしなくてはいけません。今の世の中、食品添加物も横行しています。購入される際は、くれぐれも表示をみて、自己責任で購入しましょう。
腸内環境を強化しよう
腸内が元気で、腸内活動が正常に行われば、病気に負けない丈夫な身体になります。例えば、O―157などの感染症が流行した時、同じ環境で同じものを食べた時発病する人と発病しない人がいます。
腸内活動が良好であれば人は軽症ですむのに対して、悪い人は、ときには命さえ落すことになります。
腸内活動が正常に働くかどうかは腸内善玉菌が多くいなければなりません。まずは腸内善玉菌を増やしましょう。腸内善玉菌を強化するサプリメントがありますので上手に利用しましょう。下痢の改善は一段と早くなります。