下痢が続き、病院で薬をもらったり、検査をしても一向に下痢が改善されない場合、殆どの方はの原因は食生活に問題があるようです。
下痢の原因・・・抗生物質より怖い食品添加物
近年下痢で悩む方は益々多くなっています。近年、食品添加物の種類と使用量が増加するに伴い、不明な下痢の原因も増加し続けています。
こうした下痢の原因の一つは加工食品の中の食品添加物が大いに関係しているようです。今や食品添加物なしでは食べるものがないと言っていいくらい多種多様な食品添加物や化学調味料が挙げられます。
実はこうした食品添加物は抗生物質よりも恐ろしい現実を齎しています。
下痢の原因となる添加物とは?
コンビニやスーパー、またはその他の店頭にきらびやかに並ぶ加工食品の数々。そのほとんどに多種多様な食品添加物が使用されています。
そんな食品添加物の本来の役割としては、
1.食品の品質低下(腐敗したり、変質するもの)を防ぐ。〔保存料、酸化防止剤、防かび剤など〕
2.食品の外観(見た目)や、味や香りなどをよくして、食品の品質を向上させる。〔調味料、甘味料、着色料、酸味料、香料など〕
3.食品の栄養価を高める。〔栄養強化剤など〕
4.食品の製造、加工に必要。〔乳化剤、膨張剤、増粘剤など〕
加工食品をつくるときに、見栄えがよく安く利益を上げて使うために使われるのが食品添加物です。豆腐のにがりのように、どうしても必要な食品添加物もありますが、美味しくさせたい、綺麗に見せたい、ふんわりさせたい・・など見た目や便利さを重視して、安全性は軽視されています。
現在日本で認められている食品添加物は約1,500種類もあり、一年間の一人あたりの摂取量は平均4.6キロにもなります。日本は添加物天国といわれています。
海外の基準とも比較した食品添加物の安全性の罠
食品添加物は身体に悪いか悪くないのか、こうした議論がいまだ解決できない状態で、大きくなっています。もちろん安全性はしっかり検証されているとも言われていますし、摂取量が低いから大丈夫とも言われています。
しかし食品添加物の問題を一言で語る事は難しく、全てを善か悪かで二分出来るものでもありませんが、むしろ危険性は高いと言わざるを得ません。
🔷日本は添加物天国と言われている状態は海外とどのような違いがあるのでしょうか。
海外との比較
アメリカでは香料や塩などを含め3000前後の物質が確認できます。しかしこれはアメリカの食品添加物は、GRAS物質、Food Additives(食品添加物)、色素添加物、既認可物質に分類されます。
これらは日本ではすべて「食品添加物」と一括されます。 GRAS物質というのは、「一般に安全とみなされる物質」とされるものです。逐次安全性が再評価され、安全性に問題がないとされると「GRAS物質として確認された物質」となります。
Food Additives(食品添加物)は、食品の製造に直接使用される「直接食品添加物」と、食品の容器や包装材の製造に副材料として使用され、食品に溶け出す可能性がある「間接食品添加物」にわかれます。
色素添加物は、食用以外の医薬品用、化粧品用も含めて許可された着色料です。既認可物質は、特熱な条件のもとで特定の食品への使用が認められた食品添加物です。
EUは食品添加物300種類が確認されており、これも定義がそれぞれ違いますが、加工補助に使用されている添加物は含まれていません。
食品添加物の問題性
食品添加物は「発ガン性」「アレルギー性」「遺伝毒性」の3つの毒性があるということが疑われています。戦後急速にガンやアレルギーが増えていますが、その原因は食品添加物による腸内環境の乱れが大きな要因です。
人間には本来自然治癒力が備わっていますが、腸内環境が悪化すると、免疫力の60~70%は腸内で作られていますので、当然治癒能力も低下し、胃腸の弱い方は下痢が続くなど、様々な病気が蔓延してしまうのです。
下痢は腸内環境の乱れのサインです。
今、腸内環境を整えなければ将来重篤な病気になりますよという表れですので、まだ間に合うのです。食品添加物の肯定派や食品産業、厚労省などはその検査基準を訴え、安全だとしていますが、そこには大きな矛盾があります。
① 許容摂取量の問題
食品添加物の安全性は、物質の分析結果、動物を用いた毒性試験結果等の科学的なデータに基づき、食品安全委員会の行う食品健康影響評価(リスク評価)によって審議されます。
しかしその基準は成人男性に対する許容量が基準であり、お母さんのへその緒から化学物質が検出されている事が発表されていますが、そういった胎児への影響や子ども、または免疫力や体力の低下していくお年寄りなどへの影響は加味されていません。
ましてや胃腸の弱い方などの影響も加味されていません。
また、化学物質過敏症などが増えている事も大きな問題ですが、その人の体質や病質によってもそのような許容量はそれぞれです。
万人に共通した摂取量など存在しない事を考えると、この安全性基準自体に矛盾が生じているのです。下痢の増加もこうした背景に原因があるようです。
② 複合的な危険性
複合的に組み合わさった添加物などの危険性は、検査が行われていないと言う問題があります。石油や鉱物をはじめ、化学薬品を反応させて作られる合成添加物が含まれる「指定添加物」だけでも443種類。
トータルすると千数種類ある食品添加物は単発で使用される事はほぼありません。それらは一つ一つの検査はされていても、複合的に合わさった場合の危険性はほとんど検査されていません。
むしろ余りにも多すぎて出来ないと言うのが現実です。
食べ合わせでも例えば、「ウナギと梅干」や「スイカと天ぷら」などと言った胃腸に影響を与え、下痢になるものもありますが、そのような複合毒性に問題があると近年では言われています。
③ 海外との規制のずれ
海外では禁止されているものや毒物として扱われているものなどが一部あります。トランス脂肪酸を例に見てみると、これはEU諸国ではトランス型脂肪酸を含む油脂製品が販売禁止されていたり、毒物と扱われているものでもあります。
アメリカの米食品医薬品局(FDA)は、トランス脂肪酸を規制し、許可制として取り組み始めました。
それによって販売禁止の食品などもあり、食品企業は自主的に規制もしており、食品問題では有名なマクドナルドやケンタッキーなどの大手企業でも、早々に自主的に規制を行っていました。
このトランス脂肪酸は、心筋梗塞や狭心症のリスクを増加させ、心臓病の原因とされています。さらに肥満となりやすく、アメリカの肥満の大きな原因とされています。
アレルギー疾患を増加させ、子宮内膜症や不妊症などの婦人病の増加の大きな原因ともなっています。当然胎児や子どもに対する影響は大きいと言わざるを得ません。
しかしこれが日本ではいまだに使われているという現実があります。
菓子パンやスイーツやアイスクリームなどに多く含まれており、化学的に精製された油やマーガリンやショートニングなどがそれで、自主的に控える事しか出来ない状況です。
女性の毒素は子宮に溜まりやすいので、スイーツや菓子パンなどを比較的に男性より摂取の多い女性が、婦人病が年々増加している関係は見逃せません。
抗生物質よりも恐ろしい食品添加物
食品添加物の危険性が年々強まるにつれ、その使用を控える動きも確かにあります。 「保存料未使用」「香料無添加」などと言った表記に安心を覚える事があると思いますが、無添加の基準は限りなく曖昧です。
「無添加」を標榜する商品や外食店などでも、指定添加物は使用されていなくとも、天然添加物などその他の添加物は使用され放題と言う状況があります。
「小さいことからコツコツと」と言う言葉がありますが、これは健康にとっても言える事です。健康は少しの手間暇とお金、そうした工夫と努力が必要な時代です。
逆に言えば、食品添加物もコツコツ積み上げて摂取し続けた結果、多くの不具合や病気が生まれているのです。
腸内環境も知らず知らずのうちに悪化し続けているのです。下痢の原因、アレルギー、ガンなどの原因を作っているのです。
これは抗生物質よりも恐ろしいことです。抗生物質は確かに腸内細菌の乱れを生じさせます。その結果下痢になるなどの症状が出ますが、これは一過性のもので服用をやめれば腸内環境は落着き次第に正常になっていきます。
ところが食品添加物は止まることが出来ないうなぎ登りの状態で年々体を蝕んでいきます。下痢も改善されることがなく数年、あるいは数十年も下痢に悩まされ続けている方も多くおられるのです。
全て加工食品がダメだとしてしまうと、かなりの努力とストレスにもなりやすい現代社会ではありますが、出来るだけ安心した食材を調理する心がけがとても大切に思います。
コンビニやスーパー、その他惣菜などには大量の食品添加物が使用されていますが、そもそも手作り弁当を持つ事や、おにぎりで十分な状況もたくさんあると思います。出来るだけ控えると言うバランスが最も大切です。
安くて美味しくて便利なその要求が、企業を過酷な競争に追い込み、コスト削減の結果このような食品添加物に頼らざるを得ない状況を作り上げてしまったとも言えます。
合理的で進歩的な社会には恩恵もたくさんありますが、不自然なモノを自然の産物である身体に大量に摂取すれば、その異常の知らせとして下痢をはじめ様々な病気があるのです。
下痢の改善には腸内環境をしっかりと整えよう
食べたものが私たちの身体を創っている以上、こうした問題に対し、自分たちで意識的に取り組んで予防するしかありません。
腸内環境をしっかり整えれば腸内は正常な働きをし、化学物質を無毒化、あるいは排除することが出来ますのでまずは腸内環境をしっかりと整えましょう。腸内環境を整えるサプリメントがありますので上手に利用しましょう。