下痢の原因・・脂肪便

下痢の原因・・・豚の角煮から脂肪便
下痢の原因は実に多種多様です。特に近年は若い人が多く、慢性的な下痢に悩まされ生活に支障をきたすほど酷いものになっています。こうした慢性下痢の原因は様々な要因が重なって、下痢になるようです。

美味しいものが溢れ、脂っこいものを好む傾向になっている現代では食生活をもっと見直す必要があるようです。その一つの例として脂っこい料理の代表的な豚の角煮を挙げてみましょう。

豚の角煮は下痢の原因の代表格?

豚の角煮は中華料理で似たようなものがトンポウロウです。豚の角煮は美味しいです。だけど、この豚の角煮が下痢の原因になることもあります。下痢になるから、恐ろしくてあまり食べられないという人もいることも事実です。

豚の角煮で下痢をしてしまう原因。

豚の角煮はお腹の弱い人にとってはとても下痢の原因になりやすいものです。普段食べる事の多い、安い豚ばら肉を大量に食べているようなものです。
豚の角煮は脂身が美味しいのが特徴です。この美味しい脂身が下痢の原因となるのです。 豚の角煮以外にも脂肪の豊富な食品、例えば、天ぷら、ドレッシング、生クリームなどを摂取しすぎると、健常者でも脂肪便になり、下痢になると言われています。

ラーメンのチャーシュー麺でとろとろしているチャーシューを2~3枚程度食べたら、食べ終わった後、少しすると気持ち悪くなり、下痢になる人もいます。

🔷脂肪便とは

あなたは「脂肪便」という言葉を聞いたことはありますか?脂肪便とは、消化不良により脂っぽい便が出てしまう症状のことです。症状としては、下痢や腹部の張りが考えられます。脂っぽい食事により、取りすぎた脂肪分が便と一緒に流れてしまうことを「脂肪便」といいます。 脂肪便になるのは、消化不良によるもので、消化器官の低下により糖分の吸収が不十分だと下痢につながります。
また脂肪便とは、どのような便をしているのかですが、脂が浮いているようなドロっとした便をしています。通常の便に比べてみると明かに違いますので、上記のような便をしていたら脂肪便かもしれません。

脂肪便の原因

 脂肪便になる原因は、脂っこいものを大量摂取した時だけでなく、肝臓や膵臓の機能低下によるものである場合もあります。肝臓で作られる胆汁という消化液の分泌が悪いと消化不良になり、結果脂肪便になります。 消化器官の機能が低下することにより、本来消化されるべきものや糖分の吸収がうまくいかないことにより、そのまま便として流れてしまいます。 胃の手術をおこなっている方も脂肪便になりやすいことがあります。胃の手術により胃のサイズが小さくなっていると注意が必要です。
胃のサイズが小さくなることにより、膵臓リパーゼの分泌が悪くなるので、胃の内容物が分解されにくくなり、結果脂肪便になりやすくなります。

脂肪便から考えられる病気

 ●慢性膵炎
慢性膵炎とは、慢性的に膵臓の炎症が繰り返されることにより、正常だった組織が破壊され、繊維が増えることにより膵臓が硬くなってしまうことです。膵臓が正常に働かなくなると、膵液リパーゼの分泌が低下します。 すると、せっかく食べた食事の吸収や消化がうまくいかなくなり、脂肪便となります。慢性膵炎になる原因としては、継続的なアルコール摂取によるものだと考えられます。
セリアック病
子供から大人まで影響がある病気です。グルテンを摂取することで小腸が体に害の及ぼすものと判断し、自ら小腸を傷つけてしまい、「自己免疫疾患」といいます。グルテンとは、私たちがいつも食べている食事によく使われています。 うどんやラーメン、パスタなどの麺類や、パンやケーキにも含まれています。このセリアック病ですが、軽いものから重度のものまであり、重度になると脂肪便になります。また軽いものですと症状事態気づかない場合があります。
●呼吸不良症候群
 呼吸不良症候群とはいったいどんな症状なのか。本来吸収されるべき栄養吸収が正常におこなわれずに、栄養障害になってしまう症状のことをいいます。この呼吸不良症候群には、原発性と続発性という2パターンあります。 原発性呼吸不良症候群とは、栄養吸収過程に障害があることをいいます。小腸に存在する膜消化により栄養素が細胞内に取り込まれるわけですが、この膜消化が正常におこなわれないことにより、原発性呼吸不良症候群になります。症状は、脂肪便や、下痢、腹部の膨張感などがあります。 続発性呼吸不良症候群とは、腸の術後や肝臓、膵臓、胆道の病気などによる栄養吸収がうまくいかなかった場合など広く原因が存在します。症状は、むくみや皮下出血。体重減少や貧血などさまざまあります。

白い粘液が混じっている場合

通常の便ではなく、便に白い粘液が混じる場合、脂肪便の可能性が高いのですが、腸が傷ついている可能性も考えられます。腸がデリケートゆえに傷ついてしまい、傷を 修復しようと粘液を出します。 その粘液が便と一緒に流れてしまっていることが考えられます。傷の修復が治まれば、粘液も治まるので、便に白い粘液が混じることもなくなると思います。

幼児の便が白い場合

自分のお子さんがある日、突然白い便をしたら驚いてしまいますよね?実はこの白い便ですが、悪性であるものとそうでないものがあります。幼児期だと乳製品の摂取頻度が多くなることにより、白い便が排出されることがあります。 幼児が好んで食べたがる乳製品には、牛乳だけでなく、チーズやアイスクリーム、ヨーグルトなど様々あります。ついつい食べ過ぎてしまうということがあるかもしれません。
乳製品だけでなく、脂っぽいものである唐揚げや天ぷら、揚げ物なども大好物な子が多いですよね?

好きな食べ物はついつい食べ過ぎてしまうものです。この脂っぽいものも乳製品同様、食べすぎた際に脂肪便となり白い便が出る場合があります。 幼児期のお子さんが脂っぽいものを食べすぎたことや、乳製品の摂取しすぎた覚えがないようであれば、白い便が排出されるのには、脂肪便である他に、ウイルス性による胃腸炎や肝臓の病気や他の病気とも考えられます。 お子さんに発熱はあるのか?継続的に白い便が排出されるようであれば、一度病院での診察をおすすめします。 白い便を写真におさめておくと、受診の際診察に役立つと思います。白い便といっても、全部白いのか、部分的に白いのか、形状はどんなものかなど、様々ありますので、写真におさめておくことにより口頭で伝えるよりもより鮮明に伝えることができます。 いつもと様子が違う。脂っぽく白っぽい便がでたら、それは脂肪便のサインかもしれません。なんだろう脂肪便かな?と感じたら病院での診察を考えましょう。 脂肪便と考えられる病気は多々あります。日常生活での脂分の取りすぎだけでなく、慢性膵炎など他の病気の延長線上にあると考えてもおかしくない病気です。 生活習慣改善すればいいやとか、脂肪の多いものを控えようと考えるのもとても良いことですが、まず何が原因で脂肪便になってしまったのか、病院で診察してもらうことが大切です。 脂肪便は体の異常のサインです。思わぬ病気から脂肪便になっている可能性もありますので、病院はちょっと大げさ、めんどくさいと感じずに、継続的に脂肪便が排出されるようであれば、病院での診察も考えてみてください。

腸内環境の強化は下痢の改善のはじめ

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。私たちは毎日美味しい食事をして健康になり、元気に過ごすことが出来ます。これも食べた物を腸内で消化し。吸収してくれるお蔭です。

この腸内で行われる正常な活動が低下するなら下痢をはじめ様々な病気になってしまいます。腸は悪くなるのも敏感ですが、元気になるのも敏感です。 腸内環境を整え元気な腸になりましょう。元気な腸になるサプりメントがありますので、上手に利用してみましょう。

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