下痢が起こる原因はいろいろありますが、今日は膵臓の不調が原因で下痢が続く例をご紹介します。
下痢の原因・・慢性すい炎
すい臓はタンパク質分解酵素、炭水化物分解酵素、脂肪分解酵素を分泌し、食べ物の消化に重要な役割を果たしています。
慢性すい炎はアルコール・脂肪分の多い食事、胆石、ストレス・過労などがすい臓を疲れさせ、 すい臓の働きが徐々に悪くなっていく病気です。
慢性膵炎が原因の下痢
慢性すい炎になって、病状が悪化すると脂肪便や下痢が発症するようになります。これは、すい膵組織が破壊されることで膵臓の働きが低下するためです。
働きが低下した膵臓は消化酵素の分泌が減少して、主に脂肪質の消化がうまくいかなくなり、サラダ油のような液状の脂肪便となります。また、下痢が止まると白っぽい薄黄色で粘りのないスカスカの便が出ることがあります。
下痢自体は、単に膵臓の働きが衰えていることを示すもので、すぐに命に危険が及ぶことはありませんが、症状を掛かり付けの医師に相談して、その指示に従いましょう。
多くの場合は食事療法を継続するように、ということになります。下痢が出るのは膵炎が悪化していることを示すのかもしれませんが、下痢や脂肪便がでるだけで済んでいるということは、慢性膵炎が安定していることを示すとも言えます。
中には、脂肪便や下痢を長年繰り返している人もいます。特に下痢については、原因が基本的には消化不良ですから、消化しやすい食事を出来るだけ心がけましょう。
それだけでもすい臓に負担がかからず、症状がかなり違うはずです。当サイトの腸内を改善する菌や成分の項目を参考にしながら、腸内のメンテナンスも心がけましょう。決してあきらめず、辛抱強く治療しましょう。
下痢の改善は腸内環境を強化
「元気の元は胃腸」からと昔から言われているように、健康の一番の要はおなかを丈夫にすることです。私たちは食べる事で元気になり健康を維持できています。何をどのように食べるかで人の寿命は決まってきます。
悪いと知りつつタバコがやめられない人、お酒を飲むと下痢をする人がお酒をやめられないなど、健康になるためには悪い物を断ち切ることが一番ですが、わかってはいてもなかなか出来ないのが現状です。
人は常に良い物ばかりを食しているとは限りません。中には知らずに悪いものも多く摂っていることがあります。
それでも健康な人は下痢にはなりません。腸内で悪い物を処理する能力があるからです。
腸内環境が良好であれば腸内は正常に機能します。下痢も腸内環境を強化すれば自然と改善されていくのです。また、体に悪いところがあればあるほど、腸内環境を整えることを心掛けましょう。免疫力、自然治癒力が高まり悪いことろを補い健康力を高めてくれます。