長く続く下痢の原因は?

下痢が続き慢性的になると、「過敏性腸症候群ではないか」と医師に診断されることが多くなります。

長引く下痢の原因は?

というのも、検査をしても、胃腸に目立った疾病がなければ、それらはすべて精神的なものが原因とされる過敏性腸症候群になってしまうのです。
もちろん、精神的なことが原因となって始まった下痢が、そのまま長引いて慢性の下痢に繋がってしまうことは珍しくありません。

ただし、精神的なストレスは必ず腸にやってくるものではなく、人によって食欲不振になったり、胃が痛くなったり、あるいは不眠やイライラになったりと、いろいろな症状へと繋がるものです。それがどんな症状として現れるかは、個人によってまったく違うのです。

では、下痢のように腸に症状の出る方は、どういった方でしょうか?中には、それまでまったく問題がなかったのに急に下痢になったという方もいますが、やはり多いのは「もともとお腹が弱かった」「体質的に腸が強くなかった」という方です。

体の弱い部分にストレスによる症状が現れる、と考えれば納得がいきます。もともと胃が弱い方が、「何かあればなんでも胃に来る」のも同じことです。頭痛の方は、血行が悪かったり、肩こりがひどい、視力が悪いなどのことも重なっているかもしれません。

過敏性腸症候群などの慢性的な下痢を治すためには、「環境を変える」「ストレスをなくす」などのことも非常に重要ですが、弱ってしまった腸の力を強くすることも非常に有効であることを忘れないようにしましょう。

精神的なことが原因と言われると、精神的なことだけに解決策を求めてしまいがちです。精神的なものが繋がりやすい体の部分も一緒にケアすることで、いち早く慢性的な下痢から脱することができると考えましょう。

🔷腸の力を強めるには、

・下痢止めに頼りすぎないこと。

・整腸剤やサプリメントで腸内環境を改善すること。
 (乳酸菌サプリメント、納豆菌サプリメント、オリゴ糖などがおすすめです。)

・動物性タンパク質と油を減らし、腸に優しい食事をすること。 

・適度な運動をすること。

・十分な睡眠をとること。
(睡眠中、腸の働きは弱くなります。腸をよく休ませてあげることが重要です。また、過敏性腸症候群の症状は、睡眠中には出ないことが特徴です。)

などのことが必要です。
また、これと同時に精神的なケアも必要です。

精神的なケアというと少し難しいのですが、次のようなことを意識してみるのがよいでしょう。

・トイレを我慢しなくてよい環境を作ること。
(早く家を出てゆっくりトイレに寄る時間を作る。トイレに抜け出せるよう周りの人の理解を得る。)

・信頼できる薬を探す。
(下痢止めに頼りすぎもよくありませんが、ある程度効く薬をお守りとして持ち歩くのも精神的にはよいことです。)

・食生活の改善やサプリメントのおかげで、腸内環境が少しずつでも改善されていることを意識する。
(いきなり下痢が止まることはなくても、便の回数や質にはかならず変化があるはずです。よく観察するようにしましょう。)

既にご紹介した「適度な運動」も、ストレスの発散には大変有効です。医師に相談しながらも、ご自身なりの「解決法」をぜひ見つけてみてください。

下痢の改善に腸内環境を強化

健康の要は何といっても胃腸を丈夫にすることです。昔から「元気の元は胃腸から」と言われています。
私たちが健康な生活を送れるのは食べることで栄養を摂取し、また食べた物が薬となるからです。こうして元気になるためには腸内の活動が正常でなければなりません。

腸内環境が乱れると腸内は正常な働きが出来なくなり、様々なものに対処できずに下痢をはじめ病気になってしまいます。
なぜなら、腸内では免疫力の活性、消化吸収、ホルモンや酵素の産出、体温調整、毒素排出など様々な基礎的な代謝が行われているからです。体の免疫細胞の60%以上は腸内にあるんですよ。

また、腸と脳は影響し合っているため、緊張する場面で、急にお腹が痛くなったり、下痢を模様したり、お腹にガスが貯まる等の症状が続いたりします。これらの方は、腸内細菌のバランスが乱れている事が多い事でも知られています。

また、腸内細菌の状態は、うつ病にも関係する可能性があると言われています。
下痢が続くと気分が落ち込むでしょ!

腸内環境を良好にすれば、下痢をはじめ様々な問題は解決されやすくなります。
ですから、添加物の多い食べ物は避け、食生活を見直し腸内環境を強化しましょう。
腸内環境を整えるサプリメントがありますので上手に利用しましょう。
腸内善玉菌が善玉菌が多い腸内環境にしよう!