下痢の原因は人様々です。急性から慢性的な下痢や、一過性のものなど下痢の状態は異なります。
下痢の原因は秋茄子に?
病的でない慢性的に下痢が続く、下痢の原因は多くの場合不明で、薬でも功を奏さない場合が多いものです。ということは日常生活に何らかの下痢の原因があるのかもしれません。日常的な食事から見てみましょう。
秋は食欲の季節です。おいしいものもたくさん出回る季節です。身体も冬に備えて食欲が増してくるようです。
この時期は身体も冬に向けて脂肪を蓄えようとしますが、そのぶん胃腸に負担がかかり、下痢になりやすい季節です。
また、夏の疲れを引きずったままでいると、秋バテの下痢が慢性下痢へ移行していき、長期の下痢の原因にもなります。
この時期、美味しいものの代表のひとつに、秋茄子があります。茄子は一年中、手に入れることができる野菜ですが、本来は、夏の野菜です。茄子の特徴として、紫色、ふにゃっとして柔らかい感触。成長も早く、痛むのも早い、というものがあります。これらは、身体の熱を奪う野菜の特徴です。
秋になると茄子がおいしくなりますが、秋茄子は発汗や利尿を促すため体を冷やすといわれています。なので季節はずれの茄子を食べるのは、ちょっと危険です。
下痢体質の人は、体温が低く、胃腸の機能が低下しているので茄子は、相性の悪い野菜の一つです。
特に暑い夏の盛りに食べるのはまだしも、季節はずれに食べるのは避けたほうがよいでしょう。
また秋茄子は嫁に食わすな、という言葉もこうした、身体を冷やす作用からきているという説があります。
また、中国の明(みん)王朝の時代に書かれた薬草の解説書にも、「茄子は多く食べれば必ず腹痛や下痢を起こし、秋に入り毒を持ってくる」と示されており、この本を参考にして書かれた江戸時代の書物にも同様の記述があることから、昔から秋茄子は体によくないという考えがあったようです。
もともと下痢体質の人、最近下痢気味の人は、季節が移り変わり、自律神経が疲れがちなこの季節を、上手に乗り切れるよう、特に食材の旬には気をつけていたいものですね。
食事の基本は季節の野菜を食べる事です。昔は旬の野菜しかありませんでした。しかし、今は一年中季節に関係がなく野菜が出回っています。
旬の野菜にはその季節の身体の変化に対応していますので、季節外れの野菜をたくさん食べない様に心掛けましょう。
元気のもとは胃腸から
健康の基本は腸内環境が整うことです。腸内環境が良好であれば下痢の改善は早くなります。腸内環境を良好であれば病気になりにくい丈夫な体を作ります。
腸内環境を整えるサプリメントがありますので、上手に賢く利用しましょう。下痢の改善は一段と早くなります。