現在はビタミンやミネラル、野菜、青汁、その他の健康成分サプリメントなど、多くの健康食品が出回り、「下痢を予防するサプリメント」というものも販売されています。
下痢を予防するサプリメント
「下痢を予防する成分」とは、いったいどういったものでしょうか?メーカーによっていろいろなものがありますが、下痢を予防するためには腸内環境を整える必要があるため、腸内環境の改善に役立つ「乳酸菌」「納豆菌、酵母菌などの菌」を配合したものが知られています。
腸内環境が改善されるため、基本的には下痢だけでなく便秘にも有効ですが、便のかさを増やし、腸の蠕動運動を促すために「不溶性食物繊維」が配合されているものは、お通じを呼び起こしやすく、便秘の方のほうが効果を実感しやすいかもしれません。
水に溶けない不溶性食物繊維は、人間の腸では殆ど消化されないため、そのまま排泄されてしまいます。逆に下痢になりやすくなる場合もあるのです。
下痢予防の場合には、「水溶性食物繊維」 が含まれているサプリメントを摂取しましょう。便の余分な水分を吸収してほどよい水分量に調整してくれます。また、不溶性食物繊維よりも腸におだやかな刺激を与えてくれるので下痢になりにくいのです。
乳酸菌は「生きたまま腸に届く乳酸菌」と、胃酸で死んでしまう乳酸菌とがあります。商品パッケージにおいても、強いて「菌は死んでしまいます」とは書かれていませんが、 多くの乳酸菌は胃酸にとても弱く、腸に届くまでに死んでしまうのです。
生きたまま腸に届く乳酸菌は「プロバイオティクス」と呼ばれ、免疫力を高める効果なども認められています。ただし、プロバイオティクスだけが人間の腸に有益なわけではありません。
乳酸菌は死んでしまっても、もともと腸にいる乳酸菌の餌となりますので、腸内環境を改善する重要な役割を果たすと言えるのです。
生きているか、死んでいるかよりも、体質に合うか合わないかのほうが重要ですので、まずはいろいろと試してみるとよいでしょう。2週間程度のトライアルがあればベストですが、3週間から4週間じっくり試してみるほうが本当の効果がよくわかります。
納豆菌や酵母菌などは、乳酸菌を応援してくれる効果があります。いろいろな乳酸菌を摂取するのもよいのですが、既に腸の中にいる乳酸菌に活躍してもらうのも腸内環境改善の近道になります。
ヨーグルトを食べるのもよいのですが、体の冷えやカロリーが気になる方、ヨーグルトが苦手な方は、乳酸菌や納豆菌のサプリメントをお試しください。食生活の改善がなかなかできない、という方にも、手軽に試せて副作用のごく少ないサプリメントは非常におすすめです。
腸内環境を整えよう
「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。昔は今ほど添加物はなかった時代に、腸内環境が健康に大きく左右していることが体験してわかっていたのです。
レトルト食品やコンビニ食品など、添加物がたくさん含まれている様な食べ物は有害な物質が多く、当然腸内の環境を悪くしてしまいます。消化力、免疫力も低下します。
腸内が弱くなると正常な働きが行なわれにくくなり、水分調整も正常に出来ず、水分の多い、つまり下痢状態の便となってしまうのです。
まずは腸内環境を良くして腸内を正常な状態に戻すことが下痢改善のためには一番の近道です。
腸内環境を整えるのに必要なサプリメントを、上手に利用しましょう