下痢の原因の一つに良くない油が挙げられます。油を使い古して、油が酸化すると下痢の原因にもなります。
下痢の原因・・トランス脂肪酸
また油そのものの種類によっても下痢の原因となりますので注意が必要です。
脂肪酸が下痢の原因となって下痢になりやすいもので、よく名前が出てくるのはトランス脂肪酸と呼ばれるものがあります。トランス脂肪酸は、人口的に作り出された脂肪酸で、よくプラスチックのような脂と言われる事もあります。
もともと、過剰な脂肪酸の摂取は腸で吸収しにくくなり、脂肪性下痢の要因となりますが、トランス脂肪酸のような不自然でプラスチックのような脂はなおのこと吸収しにくく、下痢の原因となり、下痢が続きやすいと考えられます。
DHA/EPAも脂肪酸で、エパデールのような高脂血症薬で、多量のEPAを摂取する場合には下痢等の症状が見られる場合があるようです。 しかし厚生労働省推奨のDHA/EPA摂取量1000mg程度の摂取では、下痢になったり吸収しにくくなるという事は考えにくく、安全性の高い脂といえます。
DHAとは、ドコサヘキサエン酸の略称で、ヒトの体内では作ることのできない栄養素です。
DHAは、オメガ3系列の多価不飽和脂肪酸で、特にマグロなどの青魚の頭部に多く含まれています。
EPAとは、エイコサペンタエン酸の略称で、ヒトの体内では作ることのできない栄養素です。
EPAは、オメガ3脂肪酸で、特に青魚に多く含まれています。
普通の食生活においてトランス酸の摂取過剰によるリスクを心配する必要はないとの見解が強いために規制されていないようです。
諸外国と比較してトランス脂肪酸の摂取が低いという理由もあるようですが、「普通」の食事をしていない人にとっては深刻な問題になりかねません。実際のところは、「普通」の食事を定義するのも難しいと思います。
■トランス脂肪酸の過剰摂取が心配される食事例
朝食:パンにマーガリンや菓子パン、クリーム入りコーヒー
昼食:ファーストフード、又は冷凍食品を利用したお弁当、おやつ:クッキー、クラッカー、
夕食:インスタント・レトルト食品を利用したもの
上記のような食べ方をしている人は要注意です。特に、下痢や悪玉コレステロール、動脈硬化、心臓疾患、ガン、免疫機能、認知症、不妊、アレルギー、アトピーなどで悩んでいる人は、食事内容を見直してみるべきかもしれません。
腸内環境を強化して消化力を上げ下痢を改善しよう
健康の要は何といっても腸が元気になることです。私達の身体は食べる事で健康を維持しています。しかし、何をどの様に食べるかが大きな要因です。
レトルト食品やコンビニ食品など、添加物がたくさん含まれている様な食べ物は有害な物質が多く、当然腸内の環境を悪くしてしまいます。消化力、免疫力も低下します。
少し悪いものを食べても腸内が健康で丈夫であれば、悪いものは普通に排出してくれますが、腸内環境が悪いと、うまく排出することができなくて下痢になってしまいます。
腸内が弱くなると正常な働きが行なわれにくくなり、水分調整も正常に出来ず、水分の多い、つまり下痢状態の便となってしまうのです。
まずは食生活を見直すと同時に、腸内環境を良くして腸内を正常な状態に戻すことが下痢改善のためには一番の近道です。腸内環境を良くするサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。