下痢が続く場合、思わぬところに原因が見つかるものです。
下痢が続く原因は歯周病?
例えば歯周病が原因で下痢になることがあるのです。え!まさか!と思われるでしょうが、歯周病の原因となるカンジタから下痢が続く原因となる事があります。
カンジダは赤ちゃんの対内にすらいる菌で、誰の体内にもいます。風邪等で抗生物質を飲んだ後や、ステロイドの服用、アレルギー反応を起こしたりして、体力が落ちている時、加齢、過労、睡眠不足等で増えます。
カンジタが消化管で増えた場合は、下痢、便秘、吐き気、皮膚のかゆみ、発疹、頭痛、ぼーっとする、記憶力低下、疲労感、関節の痛み、筋肉痛などの症状が出ます(慢性消化管真菌症)。
更に腸内粘膜を傷つけて、アレルギーを悪化させ、歯周病、ガン、化学物質過敏症などの病気を進める可能性も危惧されているそうです。発酵菌なので、腸内の異常発行、口臭の原因ともなります。
最近、歯周病が口の中だけの問題でなく体に悪影響を与えているということをよく耳にします。歯周病は歯ぐきや顎の骨などの歯周組織が破壊され、最悪の場合には歯が抜け落ちてしまう恐ろしい病気です。
歯周病菌が口から体内に入って、血流に乗り全身に巡ってしまうと様々な全身疾患を招いたり悪化させてしまうということが言われています。
歯周病菌が影響する主な疾患
主に言われているものが
糖尿病・・・炎症反応によって生じた色んな物質や歯周病菌が生成する毒素が毛細血管から血液中に入ってしまい糖尿病を悪化させてしまいます。反対に糖尿病によって最近に対する抵抗力が低下してしまうため歯周病を進行させてしまうことがあります。
早産・低体重児出産・・・歯周病になって生成される物質が血液に乗って胎盤に辿り着き、子宮収縮などを引き起こすと言われています。その結果、早産になってしまったり、低体重児出産になってしまうと言われています。
呼吸器官系疾患・・・誤嚥によって歯周病菌が肺に入ってしまい、肺炎を引き起こすことがあります。高齢者や介護が必要な方は注意が必要です。
心臓血管系疾患・・・歯周病菌が生成する毒素が血流に乗って血管に作用し、血栓を作り、動脈硬化や心臓疾患を引き起こすことがあります。
消化器系疾患・・・・歯周病菌はピロリ菌と共通する抗体を持っている為、腹痛、嘔吐、下痢などの症状を引き起こすことがあります。
これからもわかるように、下痢が歯周病から来ていることもあり得ます。歯周病を治したら胃腸の調子が良くなったという方も実際に多数いらっしゃいます。もし、下痢が続いていて、定期的に歯科受診されてないということであれば、一度歯科に行かれて歯周病の可能性を探ってみて下さい。身近なところに原因が潜んでいるのかもしれません。
歯周病は初期の自覚症状がほとんどないことでも知られており、歯の痛みや違和感に気付いたときには重症になっていることも珍しくはありません。口腔内には非常に多くの細菌が生息しており、その中には体の中に入り込むことで重篤な病気を引き起こすものも存在しています。
歯周病は糖尿病と同じく慢性疾患で、一度進行すると完全に元に戻すことが出来ません。自覚症状が少なく、長い年月をかけて進行します。腫れや痛みを感じてもしばらくすると一旦なくなり、治ったと思う事もよくあります。
また、歯科医師に治療してもらっていても、痛みや腫れがなくなると治療を中断してしまうケースもあります。その為、気づくと手遅れになっていて、抜歯を余儀なくされる場合が少なくありません。
その間に下痢が続くなどの症状が現われているのも知れません。
こうした歯周病にならないためには体力が衰えないようにすることが何よりも先決です。体力を高めるのは何と言っても腸内を強化する方法が一番良い方法です。
というのも免疫力の殆どは腸内で高められるからです。下痢を改善するには腸内環境をしっかり強化しましょう。腸内環境を高める食事、あるいは改善する為に必要なサプリメントなどを利用すると、下痢の改善スピー
ドは速くなります。
腸内環境を整える食事
腸内環境を整えるには出来るだけ手作りの、添加物のない発酵食品を選びましょう。もしできるのであれば、自分でぬか漬けを作ったりするのもいいですね。
動物性発酵食品や植物性発酵食品(漬物など)には添加物がたくさん入っているものもありますので、食品の裏に記載されている成分をしっかり見ましょう。
出来るだけ添加物の少ない食品を心掛けて食べましょう。
腸内環境を整えるサプリメントなどがありますので、上手に利用すると下痢の改善は一段と早くなります。