下痢が続く原因の一つに食生活があげられます。
食べ物は下痢の原因になるだけでなく、下痢を改善する一助にもなることを忘れてはいけません。
下痢を改善する食べ物
下痢の人が敬遠しがちな食物繊維を補うのにおすすめなのが、りんご、バナナ、ニンジン、ジャガイモです。
これらの食品は水溶性の食物繊維であるペクチンを豊富に含むため、整腸作用に優れています。
水に溶ける食物繊維なので、腸への刺激も少なく、逆に粘液を保護してくれる作用もあるので下痢の人におすすめです。
下痢の人が極力避けたい食品
・生野菜のサラダ・・・
野菜は身体に良いと誰もが思っていますが、加熱していない生の野菜は体を中から冷やしますので、注意が必要です。
出来るだけ温野菜にするなど、体を冷やさないようにしましょう。冷えは下痢の原因だけでなく、万病のもとです。
・脂っこい食べ物・・・
下痢になると消化力が落ちることが考えられますので、胃腸に負担のかかりやすい、脂性の食事、肉類などのたんぱく質は避けたほうが良いでしょう。
肉類は摂り過ぎると腸内で悪玉菌の温床となり、臭いのきつい腐敗便の原因にもなります。
・ビールなどのアルコール・・・
アルコールが腸を刺激するだけでなく、多量の水分を腸が吸収しきれずに下痢を招く可能性もあります。
腸の中を通る水分は、口から摂取する食品、飲料水の他、内臓が分泌する消化液まで合わせると、一日に9リットルもの量になるのです。
さらに多量のアルコールを胃に流し込んだとしたら、腸が弱っている場合、対応しきれなくなるのは想像に難くないでしょう。
・人工甘味料キシリトール・・・
これは特に消化器に異常がない人でも、多量に摂取するとお腹がゆるくなることがある物質です。虫歯になりにくい、カロリーが少ないといったメリットもありますが、下痢という観点からいくと避けるのが無難です。
下痢の改善に向けてのまとめ
上記の様な食品に気を配りながら、自分に出来る範囲で、食生活を見直し、改善していきましょう。理想的なのは、昔ながらの一汁一菜の日本食です。
また、気を配りすぎるのも、かえってストレスとなることがありますので、あくまでも、出きる範囲で無理をしない、というのも大事なことです。
自力での改善が難しい場合には良質のサプリメントなどを上手に利用して、無理なく続けられることが、もっとも肝要です。
健康になる病気になるすべて腸からはじまります。というのも食べることで健康となり、また食べることで薬となるからです。
そしてその食べたものを消化し、栄養を吸収するところが腸だからです。ですから健康な腸にまずならなければいつまでたっても下痢は改善されません。
まずは腸内環境を正常にし、健康な腸にするサプリメントを上手に利用しながら、食べ物に気を付けましょう。下痢改善の早道になります。