下痢の原因は様は様ですが、その中でも分泌性下痢は消化管粘膜からの分泌が異常に亢進する、つまり小腸と大腸が塩類(特に塩化ナトリウム)と水分を便中に分泌するときに起こります。
下痢の原因の一つに分泌性下痢が挙げられます。
原因としてコレラ菌や、ある種のウイルスに感染したときに産生される毒素によって、分泌性下痢が生じます。
急性なものとしてはブドウ球菌、コレラ菌、赤痢菌などのエンテロトキシン(毒素)によって起きる腸炎があります。
慢性下痢としてはまれですが、消化管ホルモン産生腫瘍によることもあります。また、ある種の細菌(たとえばカンピロバクター属)による感染症や、クリプトスポリジウム属などの寄生虫による感染症も水分の分泌を促進します。
この下痢は大量の水様性下痢を特徴とし、絶食しても治まりません。コレラでは1時間に約1リットル以上の便を排泄します。塩類や水分の分泌を起こします。
このほかの原因には、ヒマシ油のような緩下薬、胆汁酸(小腸の部分切除術の後に蓄積しやすい)などがあります。ポリープによっても分泌性下痢が起こります。
1時間以内に大量の便が出た場合など、ちょっと異常だな?と思った場合は非常に注意が必要となりますのですぐに病院へ行き、医師に診察してもうらようにしてください。
また、下記の原因も考えられます。
O-157・・・腸管出血性かつベロ毒素をもつ病原性を示した菌株が発見された大腸菌。
アメーバ赤痢・・・赤痢アメーバによる消化器伝染病。日本では感染症法において五類感染症に指定されています。
赤痢アメーバは大腸に寄生し、糞便中にシスト(自分に適した環境ではないので、シェルターのような核の中で活動を停止しているサナギのようなもの)を排泄します。性行為で広がることもある
ノロウイルス・・・非細菌性急性胃腸炎を引き起こすウイルスの一属です。カキなどの貝類の摂食による食中毒の原因になるほか、感染したヒトの糞便や吐瀉物、あるいはそれらが乾燥したものから出る塵埃を介して経口感染します。
ロタウイルス・・・レオウイルス科の一種のウイルス。一般に乳児下痢症・嘔吐下痢症の原因としても知られています。
下痢は、便は大腸内にて水分やミネラルを吸収された上で排出されるが、何らかの原因で水分を多分に残したまま便意を催して排便される事です。更に重症な場合は、逆に腸壁から腸管内に水分が排出されます。
また下痢は腸の中の悪いものを早く排泄してしまおうとする人体の防御反応です。ですので、病気のときは下痢を止めてしまうよりも出しきってしまった方が良いのです。反対に下痢を止めてしまうと病気の元のウイルスが住みついたままになってしまい返って腸内環境には良くないのです。
このような下痢を予防するためにも、普段から腸内環境を強化していくことは大切です。
腸内環境が正常であれば、外から菌が入ってきても、腸内に大量繁殖させることなく体外へ排出する力を発揮します。
予防のためにも腸内環境をしっかり整え強化しましょう。腸内環境を強化するのに必要なサプリメントがありますので上手に利用しましょう。
腸内環境を整える事が下痢改善の近道
腸内活動が正常だと健康を維持できます。病気知らずの身体になります。しかし現代では様々な有害な要因が重なり、腸内環境は非常に悪化しています。腸内が酸性に傾き、悪玉菌がはびこり、結果病気が慢性化した状態になっています。
「元気な元は胃腸」からと言われていますので、下痢の改善も腸内環境を正常化すれば早く治ります。また、腸内環境を良好にすれば、下痢をはじめ様々な問題は解決されやすくなります。
添加物の多い食べ物は避け、食生活を見直し腸内環境を強化しましょう。腸内環境を強化するサプリメントがありますので、上手に利用してみましょう。