下痢が続く原因は様々です。しかし、下痢の原因を改善する為には医療の力を借りながらも腸内環境を整えることは、将来的な健康の為にも欠かせません。
腸内細菌は100種類、100兆個、最近では1000兆個ともいわれる細菌が棲んでいます。
それらの細菌は腸内で増殖する菌もいれば、食べ物に付着して腸内に入り込む細菌もいます。腸内に棲む細菌の数はほぼ決まっており、それらの菌たちがそれぞれ群れとなって勢力争いを日々行っています。腸内細菌は大きく分けて、善玉菌、悪玉菌、日和見菌と三つのグループに分けられます。
腸内善玉菌の多い腸内を持つ人は、腸内環境は良好で健康そのものです。一方腸内悪玉菌の多い人は腸内環境が悪く、下痢をはじめ様々な不調を訴えます。
下痢の原因…電子レンジで腸内環境を崩す!?
最近、「ロシアはなぜ電子レンジの使用を禁じたのか」という記事が話題になっています。その記事を要約すると
今日、消費者は、電子レンジの中で“殺された”死の食品を食べ続けているので、半ば、死につつあります。消費者は、完全に健康的なローフード(生鮮)の切れ端を手に取り、その上にビタミンやハーブなどの自然薬をまぶしてから電子レンジで温めます。その場合、栄養のほとんどが破壊されてしまいます。人間は、この地球上で、食べる前にその食物の栄養価を破壊してしまう唯一の動物です。人間以外の他のすべての動物は、その自然で加工されていない状態で食物を消費します。
これに反して人間は、実際に食べる前に、わざわざ栄養的に、まったく無益なことをしてしまうのです。その結果は、もちろん、私たちの今日の状態をみれば明らかです。糖尿病、癌、心臓病、うつ病、腎不全、肝臓障害…さらにもっとたくさんの病気。これらの病気は、すべて、(栄養素のアンバランスによる)栄養不良、有毒な化学物質、加えて、情緒的障害、運動不足も手伝って、これらが複合した結果起こるものです。
電子レンジのマイクロ波は、事実、何もしなくても、自動的に栄養不良を起こします。また、加工食品をただ食べるだけで、有毒な化学物質に接触することになります。加工食品は、例外なく、防腐剤、着色料、化学調味料などが加えられて製造されます。
電子レンジを使うということは、技術的な観点から見れば、食品にマイクロ波という放射線を照射する一形態ということになります。「自分は照射食品は絶対に食べない」と言っている人たちが、電子レンジのマイクロ波に照射されたものを躊躇することなく食べているというのは面白いことです。「照射食品」と、「電子レンジで温めた食品」とは、照射される放射線の波長が異なるだけで、本質的には同じものです。
実は電子レンジを使うと栄養価を破壊するだけでなく、飲食物に付着した環境細菌までも殺してしまうのです。そのため、電子レンジで調理した食品を多く食べていると、食べ物から環境細菌が入ってこなくなり腸内細菌叢が乱れ(腸内善玉菌の数が減少する)体調を崩すことになります。このことを電子レンジ病とも言います。
腸内細菌のそれぞれの群れはすべてに敏感です。すぐにその勢力が奪われてしまいます。特に善玉菌はストレスや食べ物の影響に敏感です。下痢になる、下痢が続くなどはこうした気が付かないうちに腸内細菌のバランスが崩れ下痢の原因となっていることが多いものです。
下痢が続く、下痢が治らないなどの方は腸内善玉菌を応援するサプリメントなどがありますので、積極的に摂り入れる必要があります。下痢を改善するには上手に利用することが下痢改善の早道です。