下痢の対処法

食事には気をつけているのに下痢が治らない・・・そんなお悩みを頂戴することがあります。

下痢の対処法

下痢の原因と一口に言っても、色々な要素が複雑に合わさっている場合が多いものです。もう、一人で悩むのは止めにして一緒に下痢の原因と対処法を、考えていきましょう!

下痢の対処法..①現状確認

①便の色は何色ですか?
便はよく、腸からのお便りともいわれます。あなたの腸はどんなメッセージを送ってくれているのでしょう?健康的な便の色は黄色っぽく、匂いもそんなにきつくありません。

  一方悪玉菌が多かったり、お肉や脂分の多い食事をしていると、濃茶色だったり、匂いのきつい便がでます。悪玉菌の多い便の時は、まず食事内容を見直してみましょう! 

暴飲暴食を避けるのはもちろん、根菜類の煮物や、麦入りのご飯、温野菜のサラダ、具沢山のおみそ汁など、和食中心のメニューを考えるのがよいでしょう。

健康的な黄色い便だけど下痢をしてしまう、そんな時は、腸の中の乳酸菌が増えすぎていることが考えられます。
増えすぎた乳酸菌のつくる乳酸が、腸壁を刺激して、便意をもよおすことに繋がるのです

この場合、下痢を恐れて不安がるあまり、おかゆなどの柔らかく、食物せんいの極端に少ない食事をされてある方が多いようです。消化に不安があるのはわかりますが、少しずつ普通の食事に戻してみましょう。

一口三十回以上、よく噛んで食べれば大丈夫ですせんい質は、便の形のもとになる、なくてはならない材料です。

また、FODOMAP食(特定の食品を避ける)を試してみましょう。過敏性の下痢が続く方が食べてはいけない食品があります。
詳しくはこちら…(下痢の原因は特定の糖質(食品))

②  生活習慣の落とし穴に注意

実はみなさん意識していない普段の生活の中にこそ、下痢の原因が隠れている場合があります。

・歯磨き粉を使いすぎている人
歯磨き粉の成分に反応して下痢をすることが稀にあります。

・人工甘味料で下痢になる
コーヒーを飲むときに、スティックシュガーを一本、何の気なしにいれていらっしゃる方も多いのではないでしょうか? カロリーオフ、あるいはカロリーゼロをうたった甘味料は、人工の甘味料です。

なぜカロリーがないのか、それは腸で消化吸収されない成分だからです。それだけ胃腸に負担がかかり、下痢の原因になることも大いに考えられます。

人工甘味料としてはサッカリ ンをはじめ、チクロ、ソルビトール、スクラロース、キシリトール、パラチノース、エリスリトール、アラビノース、アセスルファムK,マルチトール、トレハロース、ステビアなどいろいろありますが、何といっても「アスパルテーム」が世界的に一番多く使われています。

日本では、1983年に厚生省に食品添加物として認可され、その使用品目は年々、増え続けて、ダイエット飲料・チューイングガムなど約600品目に使用され、世界的に見ると、食品・医薬品・ダイエット食品として約一万品目を超えるほど普及されています。

アステルパームは味の素株式会社が大量生産の技術を開発し、「パルスイート」という商品名で流通しています。

砂糖の約200倍の甘みを持ち、カロリーはありません。甘いものがほしいときは、カロリーゼロの商品を選んでいるから大丈夫と思って、口にしている方も多く見られます。

なかでも、チューイングガムにいたっては、アスパルテームの全く入っていないガムは殆ど見当たらない程です。キシリトールガムにもアスパルテームは混ぜて使用されています。

アスパルテームの副作用としては、下痢や血便をはじめたくさん挙げられています。例えば目や耳の障害、 頭痛、めまい、精神的な不安、むかつき、 腹痛、 内分泌と代謝、慢性疲労症候群などアスパルテームの毒性による症状として、死に関わるものも含まれています。


・深夜の食事。便は夜、寝ている間に多く作られています。内臓を休める大事な時間に、逆に食べ物を詰め込むようなことをしていないでしょうか? 胃腸の酷使は、消化力の低下につながります。

ただでさえ、消化力は加齢とともに落ちていく傾向にあります。消化力の低下は、下痢の原因の大きな要因の一つです。

・添加物の多い食事やお菓子。これらは皆さんのイメージにもあるのではないでしょうか。店で売っているお惣菜やお弁当は、そのほとんどに食品添加物が入っているものと心しましょう。

インスタント食品やお菓子も然りです。食品添加物は、私たちの日常の、目に見えない部分まで深く浸透した、やっかいで便利な代物です。やはり、食事は手作りが一番なのです。

いかがでしょうか? 普段、何気なく行っていることが、実は下痢の原因になっていることもあります。また、身体によかれと思ってやっていることが、逆に下痢からの回復を遠まわしにさせていることもあります。

自身の生活で、下痢に対する不安や疑問を感じたら、昔ながらの食事を参考にしましょう。私たちの祖父母が知らないような食べ物や調味料は、使わないにこしたことはありません。

腸内善玉菌が善玉菌が多い腸内環境にしよう!

しかし、現実はなかなかうまくいかないものです。そんな時には腸内環境を強化し、悪いものを排出するサプリメントなどを摂取するなどするのも現代人の生活の一つの方法です。上手に利用しましょう。