食事をよく噛まずに飲み込んだり、早食いをすることは、下痢になりやすくなります。食べ物は歯によって細かくなり、唾液によってある程度消化されることで、胃や腸でもスムーズに消化されることになるからです。
下痢の改善方法・・・食べ方で下痢を改善するコツ2・噛む
ここでひとつ注意することがあります。
「よく噛むこと」は確かに大事ですが、「下痢になりにくくすること」を忘れて「よく噛むための食事」を用意すると、硬いものや大きく切ったものなど、下痢になりやすい食事になってしまうからです。
あくまでも腸内環境を改善して下痢にならないようにするためですので、
「柔らかいものでもしっかり噛んで食べる」
「細かいものでもきちんと噛んで食べる」
ということを意識するようにしましょう。
そして、ゆっくり・しっかり食べるために、次のような工夫をしてみましょう。
🔹食べることに集中する
本を読みながら、テレビを見ながらだと、食べることに集中できません。ながら食べはやめましょう。
ところが、「人との会話」となると、うまく食べることにも集中しつつゆっくり食べることができます。
目の前に相手がいると、相手の顔を見たり料理を見たりするものですし、相槌を打ったり、あなたも話をしたりすることで、ちょっとした「休憩」もできるからです。誰かと一緒に食事する機会も増やしてみましょう。
🔷1度に皿に少量しか乗せない
少量しか食べられない、というわけではありません。食べたらおかわりをしてもかまいません。ただ、それだけで心理的に「少しずつ食べよう」という気持ちになります。2,3口で食べてすぐにおかわりするのは、誰でもちょっと面倒ですから。
🔷ちょっと食べにくいおかずを用意する
例えば焼き魚のように、骨をとりつつ食べるものなどがおすすめです。ドレッシングやソースは「かけて食べる」のではなく「つけて食べる」ようにしてみてください。
自分自身のためにもこのような工夫は役立ちますが、例えばお子様やパートナーなど、自分以外の人の下痢を改善したいときなどにも使えるワザです。
上記のようなことを意識して料理作りをすれば「よく噛みなさい」「ゆっくり食べてね」とわざわざ言わなくても、自然にいつもよりゆっくりと食事が進むはずですよ。
おなかのトラブルは腸内環境が決め手です。腸内環境を整える、強化するサプリメントを上手に利用することは下痢の改善に有効な方法です。試してみるのも良い事です。
下痢の改善は腸内環境を良くすること
同じものを食べても下痢になる方、下痢にならない方がおられます。その違いはどこでしょうか?という質問をよく聞くことがあります。その違いはズバリ!と言って腸内環境の違いです。腸内環境が良好な方は腸内活動が正常に働いています。おなかも丈夫です。
一方、腸内環境が悪い人は、風邪をひきやすい、体調がすぐれないなどの症状が何かしらあるものです。腸内活動、つまり消化、吸収、解毒、免疫など様々な活動が弱くなっています。
ですので、何か体に悪い物が入った時に十分な消化や排出が出来なくて下痢がいつまでも続いたり、下痢が悪化したり、最悪の場合には重篤な病気へと移行してしまう恐れがあります。
ですから、下痢の改善のためには腸内環境を良好にし、腸内環境をしっかり整えておくことがとても大切なのです。