下痢の原因は様々です。食生活を改善すれば下痢が治る・・・といわれても、食生活を変えるためには生活自体も変えなければならないことが多く、とても難しいことのように感じてしまいますね。そのため、「やはり無理だ」と諦めてしまう方も多いようです。
しかし、自分が出来ることを少し変えるだけで下痢が改善されるとしたら、こんな嬉しいことはありません。ではどうすればいいのでしょうか?ご一緒に考えてみましょう。
食生活を改善して下痢体質に別れを告げる!コツ2・食べ物
例えば、一人暮らしの方なら、こんなふうに考えるかもしれません。
外食やコンビニ食が多いなら、自炊しなければならない。
・・・自炊するには早く帰らなければならない。
・・・早く帰るには仕事を早く終わらせなければならない。
などですね。
でも、仕事を早く終わらせるには、もっといろいろな事情を変えなければなりません。仕事の内容によっては非常に難しいことでしょう。
これはあくまでも「完璧主義」の考え方です。
できないと思うことでイライラしてしまったり、ストレスに感じることも多くなってしまいます。
食生活を変えるコツは、
ほんの少し変える、変えられる時だけ変える。
ということです。
毎日自炊する必要はありません。仕事がお休みの日や、早く帰宅できる日にやってみましょう。また、料理が苦手な方は出来合いのものでも「選び方」でバランスのよい食事をすることができます。
また、今はお弁当でも、スーパーのお弁当ではなく栄養バランスを考えたお宅配のお弁当屋さんがあります。それらを上手に利用するのも一つの方法です。
🔷揚げ物・炒め物は避けるか、脂分を減らして食べる。
脂肪分が多く、腸内バランスを崩すリスクが高まります。できるだけ避けたほうがいいのですが、食べる場合にはレンジで温める際にキッチンペーパーなどを下に敷いて余分な油分を吸収させるようにしましょう。表面に浮いてきた油も適度に拭き取ります。
🔷工夫して野菜を食べる。
野菜といえばサラダと思いがちですが、煮物や漬物などからも十分に野菜を摂取することができます。野菜ジュースも有効利用しましょう。
また、枝豆やおひたしを選ぶのも賢い選択です。油分がごく少なく、使われている調味料も少ないので、腸に負担をかけません。ポテトサラダやマカロニサラダは、実は「サラダ」ではないので、量を減らすか時々食べるかにしましょう。
🔷簡単な調理をしてみる。
週末は切って煮込むだけの簡単な料理をしてみませんか?キャベツやにんじん、きのこ、少しのベーコンをコンソメキューブと水で煮込めば、立派なスープの完成です。
トマトを入れればトマトスープになります。スープは冷蔵しておけば2~3日持ちますので、忙しい日にも助かります。コンビニでお弁当を自由に選んでもこのスープさえ飲めば、野菜不足も解消できます。
🔷何も考えずに食べてしまった日の翌日はよく考えて食べる。
毎日毎日食事のことを考えて食材とにらめっこしていてはストレスがたまります。たまには何も考えずに好きなものを好きなだけ食べましょう。おつきあいで調整しにくい日というのもあると思います。
そして、翌日にはまた切り替えて腸に優しい食事をしましょう。そして、「どの程度なら食べても大丈夫なのか?」ということがわかるようになると、先々の食事のコントロールに役立ちます。
このようなことを少しでも生活に取り入れるようになると、
どんな食事がよいか?どう工夫すればいいか?
ということを考える習慣がつきます。
実際の生活で多少出来ないことが多くても、その思考回路が先にできることのほうが重要なのです。徐々に、そして自然に改善できることが増えてくると思います。
それでも食生活をコントロールしにくい場合には、乳酸菌や納豆菌のサプリメントも上手に活用しましょう。少しでも食生活を改善することにより、そのようなサプリメントの効き目もより高いものになります。
下痢の改善には良好な腸内環境
健康は元気な胃腸から生まれます。食べた物を消化・吸収して栄養を全身に送ることが出来るからです。
腸内できれいな血液も作られます。免疫細胞も腸内に殆どあります。きれいな血液は肝臓も丈夫にします。
また、下痢を改善するには、何といっても良好な腸内環境が必要です。毎日のちょっとした工夫や積み重ねが、腸内環境に影響してきます。
腸内環境を良好にするサプリメントもありますので、上手に利用しましょう。自分の弱いところを知って賢く対処しましょう。