さて、下痢を治すにはどうしたらいいのでしょうか?具体的に考えていきましょう。
まず、ご自身の下痢の原因はどんなことであるかを考える必要があります。原因によって解決方法も違うからです。また、原因がひとつではない場合もありますので、最近のことだけではなく数年をさかのぼって考えてみてください。
🔷食生活が乱れている・・・
昔ながらの和食や手作りの食事には、ビタミンやミネラルがたっぷり含まれているほか、食物繊維やオリゴ糖などのプレバイオティクスも含まれており、下痢や便秘になりにくい要素がたっぷり詰まっています。バランスのよい食事が摂れているかどうか考えてみましょう。
同じものばかり食べている、時間帯が不規則である、冷たいものを選びがちである、アルコールやカフェインの摂取量が多い、といったことも下痢に繋がります。
🔷下痢になりやすいものを食べていませんか?
どんなにバランスが摂れている食事内容でも、よく噛まずに食べたり、早食いの癖があると、きちんと消化することができません。よく噛むことで口の中でも消化が始まるわけですので、時間をかけた食事を心がけましょう。
噛むことで満腹中枢が刺激されれば、食べ過ぎることもありません。
🔷最近疲れている、辛いことがありませんか?
忙しすぎて疲れが取りきれなかったり、日常生活で考え込むようなことが続くと、ストレスによる下痢が考えられます。
自分自身でストレスだと自覚していなくても、「きちんと眠れているか」「リラックスする時間があるか」「常に同じことを考えてしまっていないか」などの点で考えてみてください。
また、ストレスの場合、眠っている間は下痢で飛び起きるといったことにならないようです。
過敏性腸症候群の可能性もあります。「過敏性腸症候群」の記事を参考にしてみてください。
🔷体が冷えていませんか?
体温が低いと、腸も十分に活動できずに下痢になってしまう場合があります。もともと体温が低い方や手足が冷たくなってしまう冷え性の方は少しでも筋力を付け、基礎代謝量を上げるようにしましょう。
また、女性の方は特にファッションを優先してお腹や腰周りを冷やす服装になってしまっていないか考えてみましょう。
クーラーが効きすぎている場所や、同じ姿勢が続いて血行が悪くなる場合でも体は冷えてしまいます。
下痢の原因「冷え」の記事をご参照ください。
🔷昔から下痢体質であるとあきらめていませんか?
下痢の原因が複合的である可能性があります。食生活やストレスについても見直しつつ、より腸内環境を改善するような食事をめざしましょう。
🔷急に強い下痢が始まり、なかなか治まらない・・・
下痢を症状のひとつとする病気である可能性があります。食中毒や嘔吐下痢症、「お腹の風邪」といった流行性のものもあるかもしれません。ただし、高い発熱や嘔吐、食欲不振、痙攣などを伴っている場合は特に早めに医師に相談してください。
下痢の改善は腸内環境を良くすること
同じものを食べても下痢になる方、下痢にならない方がおられます。その違いはどこでしょうか?
という質問をよく聞くことがあります。その違いはズバリ!と言って腸内環境の違いです。腸内環境が良好な方は腸内活動が正常に働いています。おなかも丈夫です。
一方、腸内環境が非常に悪い人は、風邪をひきやすい、体調がすぐれないなどの症状が何かしらあるものです。腸内活動、つまり消化、吸収、解毒、免疫など様々な活動が弱くなっています。
ですので、何か体に悪い物が入った時に十分な消化や排出が出来なくて下痢がいつまでも続いたり、下痢が悪化したり、最悪の場合には重篤な病気へと移行してしまう恐れがあります。
下痢の改善のためには腸内環境を良好にし、腸内環境をしっかり整えておくことがとても大切です。腸内環境を整えるサプリメントなどを利用すると下痢の改善は速くなりますよ。
一日も早くおなかの調子が良くなるといいですね。