春の山菜は毒出し
下痢の原因は様々ですが、季節の変わり目になると、特に下痢になる人が増えてきます。季節の変わり目には気温や身体に変化が起きますので、そうした変化に自律神経がついていけず、下痢になるのです。
また、春と言えば芽吹きの季節です。山では山菜がたくさん採れます。春の山菜は苦みやアクが強い物が多いのですが、これは身体に冬の間溜まった毒素を排出する働きがあります。しかし、調子にのって欲張って食べていると、食べた1~2時間後には激しい腹痛、下痢、ということも……。そうならないためには、どんなことに注意するべきでしょうか。
山菜を食べたいならこんなことに気を付けよう!
古くから経験的に食用にされてきた独特の風味を味わえる山菜に、基本的には毒はないはずです。
しかし、あく抜きや塩蔵および特別な調理方法(熱をかける、おひたしにする、天ぷらにするなど)が必要なことも多いのです。適切な前処理がなければ、食べた時に毒性が出る可能性のある山菜もあります。
山菜を食す際、気をつけておきたいこと
- 基本的に生食をしない(ものによっては下痢などを起こす場合がある)。
- 山菜は芽吹きの季節のものが多いため、毒草と山菜を見誤る場合が多い。
- 多量に食べると毒性の出るものもある。
- 食習慣のない山菜は危険と思った方がよい。
また、最近の事例では食用キノコと称して毒キノコが販売されていたなど、食用ではない山菜を誤って口にし、食中毒から下痢に至るケースがあるようです。
食中毒の場合、激しい痛みを伴ったりする急性下痢です。消化したものはすべて出し切ってしまうのがよいでしょう。下痢止めなどは服用しないようにします。
また、下痢の原因となっている食べ物が明らかな場合は、それを捨てずにとっておきましょう。本当に山菜による食中毒かどうか、もしそれが原因の下痢なら、どういった対処が適切か、専門機関で調べてもらうことが出来るからです。
いくら旬のものだからといっても、山菜は普段、私達の食卓に常に運ばれてくる食材ではありません。安易に、野生のものであって旬のものは体に良いもの、と判断せずにそれを自分の体が本当に必要としているかどうか、良く考えましょう。
何事もやりすぎに注意して、こだわり過ぎ、気にし過ぎは、かえって下痢の原因になることもあると覚えておきましょう。
あなたの健康を守るおなかの役割
健康の要は何と言ってもおなかです。おなかは食べたものを消化し、栄養補給し、要らないものは排除する、外からの悪いものをせき止める免疫機能の要であるなど、とても重要な器官です。
下痢になるのは、身体に悪影響がある食べ物や細菌などの有害なものの侵入を感知したおなかが、体の外にそれらを排出しようとする、一つの正常な機能です。
しかし、これと言って悪いものを食べた覚えもなく、重篤な病気でもないのに下痢が続くという人は、腸内が正常な機能を果たす事が出来なくなっている事も考えられます。
おなかを正常な機能に戻す役割は腸内善玉菌が担っています。腸内善玉菌を増やす事でおなかの環境が改善し、本来の正常な働きができるようになっていきます。そのためにはまず、強い善玉菌をおなかに送り、自分の常在菌(善玉菌)を元気にしてあげる事が必須です。応援団を送ってあげることで、腸内環境が劇的に変わっていく事でしょう。
胃酸に負けず、腸内の悪玉菌にも負けない、応援団となる代表的な善玉菌と言えば「納豆菌」です。
納豆菌の補給には納豆を食べるのはもちろんですが、納豆から補給できる菌は、すでに一仕事終えた菌で、おなかの中で増えることはありません。
その点、納豆菌のサプリメントでしたら、効率よく良質な納豆菌をおなかに取り込むことができます。