下痢原因はコンビニ弁当

下痢の原因は巷に溢れています。例えばコンビニ弁当も下痢の原因のひとつになります。
しかし、コンビニはとても便利なお店です。

お昼などにはついつい寄ってしまいます。自炊するのも大変だし、ランチも夕ご飯もコンビニ食ですましてしまう人がいますが、これはとても危険です。なぜ、そう言えるのかご一緒に考えてみましょう。

下痢の原因となるコンビニ弁当

コンビニ弁当の主力商品になっている弁当には、「保存料・合成着色料不使用」の文字が書かれていると思います。

それなら安心だと思って買われる方も多いでしょう。しかし、「保存料・着色料不使用」の代わりに添加物がたくさん使われています。

その添加物とはpH調整剤、ソルビン酸、安息香酸ナトリウム、クエン酸や酢酸Na、酸味料など数品目が保存の目的で使われています。

さらに、漂白剤、調味料(アミノ酸等)、着色料、増粘多糖類(樹皮などから抽出された粘性物質)などといった添加物も使われています。

おかずの倍くらいの添加物が入っていますので、まさに添加物のオンパレードといっても過言ではありません。加えて電子レンジでお弁当を温める方が多いようです。が、温めると容器から環境ホルモンが溶け出すこともあります。

こうした多種多様な添加物が使用されていますので、胃腸は荒れてきます。腸内環境は悪化しますので下痢にもなりやすくなります。

コンビニ弁当が大好きな人は注意しましょう。決してお昼のお弁当はコンビニ食だと決めつけないようにしましょう。

コンビニ弁当に添加物が入っている理由

コンビニ弁当に食品添加物が入っている主な理由は、①食中毒の防止 ②加工しやすくする ③かさ増しする ④風味をつける ⑤新鮮な見た目を保つなどのようです。では詳しく見てみましょう。

①食中毒防止のために使用されている添加物

食品添加物は微生物の増殖を抑制し食品の腐敗を遅らせることができます。そのため多くのコンビニエンスストアではお弁当の食中毒防止を目的とした保存料に使用しています。使われている保存料の代表的な成分は「ポリリジン」「しらこたん白抽出物」「ソルビン酸」「安息香酸ナトリウム」「PH調整剤」などです。

*ポリリジン

ポリリジンは、優れた抗菌作用があります。コンビニのおにぎりや巻き寿司、弁当、惣菜、麺類、駅弁、魚の切り身、スープ類などの食品によく使用されます。食品以外では、台所、トイレ用の除菌剤として使用されます。

ポリリジンは天然系の既存添加物で、吸湿性が強く、様々な微生物に吸着して、生育を抑制する効果に優れている抗菌作用を持つ物質です。

ただし、枯草菌など多くの細菌には、効果を発揮するポリリジンですがカビには有効ではないと言われている為、他の食品添加物、天然系の保存料、しらこたん白抽出物などと併用する事が多いようです。

しかし、天然系添加物と言えども、決して無害とは言い切れません。実際ポリリジンは、動物実験では、「体重の増加抑制」「白血球の減少」などが起こったとの報告がなされています。

安全ですが、危険性に関するデータは十分ではない為、人体への害は実は良く分かっていないのが現状です。ですから 全ての食品添加物と同様にポリリジンの過剰摂取は避けるべきです。

*しらこたん白抽出物(プロタミン)

サケ、マス、ニシンなどの成魚の精巣(しらこ)のタンパク質を取り出し、酵素で分解して精製した塩基性タンパク質です。カビの増殖を抑えます。そのためポリリジンと一緒に使用されています。

水溶性で、使用しやすい、熱に強く,中性からアルカリ性で効果を発揮するため、デンプン系の食品などに使われています。

*ソルビン酸

細菌やカビなどの微生物の増殖を抑制する効果がある為、防腐剤としてよく使用されます。
かまぼこ、ちくわ、はんぺんなどの練り物製品、ハム、ソーセージなどの加工食品、コンビニのサンドイッチ、味噌、ケチャップ、ワイン、クリーム、大福などの和菓子、ジャムなど、数多くの食品に添加されています。

過剰摂取はもちろん、他の添加物との複合摂取による発がん性のリスクが高まる危険性もあります。強い毒性があるので、動物実験では急性毒性が起こる事が分かっています。

*安息香酸ナトリウム

ソルビン酸同様に、細菌やカビなどの微生物の増殖を抑制する効果がある為、防腐剤としてよく使用されます。動物実験では体重減少、食欲低下、尿失禁、痙攣等の過敏反応を起こした後に全てのモルモットが死亡しています。

栄養ドリンクや炭酸飲料、醤油、マーガリン、シロップ、果実ペーストなどによく使用されます。

*PH調整剤

pH調整剤は、おにぎりだけではなくパン、サンドイッチ、お弁当、冷凍食品やジャムなどにも大量に使われています。

pH調整剤として使われる化学物質には、リン酸、クエン酸、フマル酸、コハク酸、酒石酸など、計34種類認可されていますが、これも一括表示が認められているため、どの化学物質を、どれだけ使ったのかは表示されていません。

食品は時間経過とともに変質したり変色したりしますが、PH調整剤を使うとそれらが防げ、ほかの食品添加物の効果も高めてくれるという、製造側にとっては夢のような化学物質なのです。

pH調整剤を摂り続けていると、腸内細菌のバランスが崩れ、下痢になったり、免疫力が落ちたりしてきます。

pH調整剤のなかでも、特に問題視されているのがリン酸塩です。このリン酸塩は、腸管からカルシウムが吸収されるのを妨げるといわれています。カルシウムの吸収がうまくいかないと、やがては骨粗しょう症にもなりかねませんし、カルシウム不足によるイライラや、神経過敏を引き起こすこともあります。

また、リン酸塩は、亜鉛を体外に排出します。亜鉛が欠乏すると消化管粘膜が萎縮するため、消化液の分泌減少や消化管運動が低下します。また、ひどくなると慢性の下痢を起こすことがあります。

亜鉛欠乏から腸粘膜の免疫機能が変化するためとも考えられています。その他、味覚障害、抜け毛、貧血、食欲不振、不妊などになりやすくなります。傷の修復も遅くなります。

②加工しやすくする

食品添加物には工場でお弁当を作るときに食品を扱いやすくする効果もあります。
例えばコンビニのおにぎりには食用油分が添加されていますが、これにより機械でのごはんの成型がしやすくなります。パサつきもなくなり、ツヤと舌触りを良くします。

③かさ増しする

ハムやお肉のおかずなどに多いのが、安い卵タンパクや乳たんぱくを使ってお肉のかさ増します。肉とは違うもの(合成肉)なのでそれを肉の様にするため多くの添加物が必要になります。

1つ添加物を加えるとさらなる添加物が必要になる、という事態を招きます。タンパク質を注入することでお肉の使用量を減らし、メーカーの利益を大きくします。

④風味をつける

一般的にコンビニ弁当のお弁当は外国産の安い食材やお肉であれば端肉などが使われていることが多いようです。粗悪な食材を使っている場合は風味も劣るため、それをごまかすための味付け・香り付けが必要になります。

そこでアミノ酸などの化学調味料、たん白加水分解物、香料などを使って風味をプラスし、おいしく感じさせる、といったことが行われています。

⑤おいしそうに見せる

コンビニ弁当は「美味しいそう」と食欲をそそる様に見た目も重要です。そのため鮮度が落ちないよう見せるために着色料は多く使われています。

最近のコンビニ弁当では「合成着色料は使用していません」としているところもありますが、天然着色料でも安全性が疑問視されているものはあります。

また、着色料以外にも液体が分離することを防いで見た目をよくする乳化剤、など少しでも完璧な見た目を保つために使われている添加物もあります。

添加物の多いコンビニ弁当は下痢になる

コンビニ弁当は添加物が多いことがわかりました。添加物は腸内細菌のバランスを崩し、腸内環境を悪化させます。腸内環境が悪化すると悪玉菌が増え、様々な病気にかかりやすくなります。下痢も症状もその一つです。

添加物だけでなく、竹の葉のばらんをまねした緑色のプラスチックの仕切りには抗菌剤が入っています。油と接触すると、抗菌剤が溶け出す恐れがあります。化学物質に敏感な方は避けたほうがいいですね。

スチレン樹脂を発泡させた発泡スチロール製の弁当の容器から、電子レンジでお弁当を温めると スチレンが油と反応して溶けだす可能性があります。樹脂減量のスチレンには、発ガン性と子供への学習障害作用がありますので、できれば避けましょう。又カップ麺の容器も同じ現象が起きます。

過去にコンビニで売れ残った弁当を、豚にエサとして与え続けたところ、奇形豚の誕生や死んでしまったという記事もあったほどです。

コンビニ弁当が身体の不調をもたらすとは気づかないが多くおられますので、とても怖いことです。

栄養バランスを整えよう

添加物の多いコンビニ弁当は見た目も食欲をそそり、美味しいです。添加物を体外に排出するには様々な栄養素が関わっています。特にビタミン・ミネラルが消費されます。

弁当にはビタミン・ミネラルが不足している上に更に不足してしまいます。栄養バランスは当然崩れてしまいます。結果必要な栄養素が大いに足りなくなります。新型栄養失調が多いのはこうした弁当を好んで食べる人が多いからのようです。

栄養は多すぎても少なすぎても、健康の保持や増進には好ましくありません。桶に水を溜める場合、どんなに水を入れても一番短い板のところまでしか水は溜まらず、それ以上は溢れてしまいます。

これと同じ原理で、何か一つ足りない栄養素があると健康レベルもその水準になり、体の不調が生じてきます。栄養バランスが整っていると病気に負けない丈夫な身体を作ることが出来ます。

腸内環境を強化すると安心

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。バランスのとれた食事と腸内環境が整っていると身体に不必要な悪い物は腸内で処理し、素早く排出してくれます。

また、腸内善玉菌は様々な生命活動に重要な働きをし、私たちの健康を維持してくれます。善玉菌を増やし、腸内環境を強化するサプリメントがありますので、上手に利用して下痢を改善しましょう。