下痢原因は夏に多い塩素

下痢原因は夏に多い塩素

これから夏本番、水道水の塩素の使用も多くなり、臭いもきつくなります。


この水道水に含まれる塩素は殺菌作用があり、とてもありがたいのですが、時にはこのような塩素系の薬剤で下痢や様々な害をもたらすことがあります。
ではどの様に下痢と関係があるのでしょうか。

下痢の原因となる塩素とは

金魚を水道水の中に入れると、死んでしまいます。これは誰もが知っています。これは残留塩素がエラの細胞にダメージを与えるからです。

金魚に良くないものは、人なら大丈夫でしょうか。いいえ、人にも良いはずがありません。

水道水に含まれている残留塩素は、食品中のビタミンを破壊するなど、大切な栄養分の一部を破壊する可能性も指摘されています。
例えば、水道水に塩素試薬を入れるとピンク色になります。

そこにキャベツなどを漬ると、透明になります。これはキャベツのビタミンCが塩素と反応して中和されたのです。

昔から「幼い子どもや、年寄りは新湯には入れないほうがいい」と言われているのをご存知でしょうか。

試しに、水道水に数分間、手を入れたあとに残留塩素量を測ると塩素濃度は12分の1にまで減少しているという実験結果があります。

つまり、ほとんどの塩素は、皮膚を通じて体内に吸収されたり、皮膚と反応して分解されたということなのです。

細胞を破壊する塩素

塩素は細胞を破壊します。細胞は、生命の構成単位です。その細胞を構成する「細胞膜」や「核」は、タンパク質でつくられています。

ですから、塩素と細胞が接触すると細胞が破壊され、死滅します。水道水の塩素投入は、この破壊力を使ってコレラや大腸菌、バクテリアなどの有害微生物を殺菌し、水道水の中で繁殖しないようにするためのもです。

つまり、安全に水を飲むことが出来るように塩素が投入されているわけですが、細菌を死滅させる塩素は、同時に、私たちの細胞も破壊する作用を持ちます。

先ほども述べましたが、水道水をそのまま水槽に入れて金魚を飼うと金魚はすぐに死んでしまいます。
これは、水道水の残留塩素(カルキ)によって金魚のエラ、うろこなどがただれてしまうためです。
実験でマウスの皮膚に塩素を塗布するとやはりマウスの皮膚細胞が破壊されてしまいます。

塩素は有害菌・微生物にだけ毒性を持つものではなく人体にとっても有害なわけです。

残留塩素と水中の有機物が反応して肝障害や、発がん性が指摘されるトリハロメタンが発生する可能性も指摘されています。

塩素単体は化学式 Cl2で、常温では緑黄色の気体で特有の強い刺激臭をもち、水にわずかに溶解します。
種々の元素と化合して塩化物をつくります。

酸化力が強く漂白剤・消毒剤のほか医薬・染料の製造、上下水道での消毒、プールの水の消毒等にも広く用いられています。


塩素は強い殺菌作用や強い脱色作用などがあり、毒性が強く、最初の化学兵器として第一次大戦で用いられてきたほどです。

日本の水道水の塩素濃度が、他の先進諸国に比べ非常に高いです。
日本の水道水の塩素濃度は、他国に比べて5~15倍、と言われています。

アトピーなどアレルギー性疾患の原因になりうること、などを考え、私たち一人一人が自衛策を講じる必要もあるのです。

できれば、水道水は皮膚の弱い人、体が弱っている時、おなかが弱い人、下痢の人等の方は塩素を除去したお水を利用しましょう。
細胞の破壊は長い年月をかけて徐々に行われます。

下痢になる塩素の有害性とは

殺菌が終わった後にまで含まれている残留塩素は、私たちの健康に様々な悪影響をおよぼします。以下は主な塩素の害を挙げてみました。

〇塩素は水道水の殺菌に使用されますが、水の中の有機物と反応して発がん性物質、有機化合物トリハロメタンを生成してしまいます。

〇塩素はたんぱく質を破壊する作用があります。高濃度の塩素に長時間晒されれば皮膚のたんぱく質も破壊されます。プールから上がった直後に肌がヌルッとするのは皮膚が塩素で破壊されているからです。

〇塩素は人の細胞に強い影響を与え、胃の刺激、胃の痛み、下痢といった症状が出ることがあります。

〇塩素は独特のカルキ臭が水に残り、臭いが気になります。

〇塩素は飲用はもとより料理やお茶コーヒーなどの味を悪くしてしまいます。

〇塩素はビタミンを破壊します。水道水で、野菜・米・レバーなどの食品を洗うと、食品の細胞に入り込んだ塩素により、ビタミンの10〜30%が損失されてしまいます。

〇塩素に毎日さらされていれば、肌の保水力や保湿力が低下して、乾燥肌やアトピー性皮膚炎の悪化につながる危険性があります。

○塩素は髪の毛も皮膚とおなじくたんぱく質でできているので、キューティクルを傷つけ、髪の毛が傷みます。

塩素を使った様々な商品

①塩素系漂白剤・・衣類に利用
塩素の性質を使ったのが塩素系漂白剤です。その力は強力で、衣類の色物も全て白にしてしまうほどですので、色のついた物には使うことができません。

塩素系漂白剤はアルカリ性の液性をしているので、そこに酸性の物が混ざると人体に有毒な塩素ガスが発生してしまうので取り扱いには注意しなければなりません。

時には死に至ります。容器に「まぜるな危険」と書かれているものは塩素系漂白剤と言えます。

②亜塩素酸ナトリウム・・加工助剤
亜塩素酸ナトリウムは、卵の殻、野菜、ぶどうやももに使用されている漂白剤の一種です。漂白剤の中でも、毒性が強い食品添加物の一つです。

亜塩素酸ナトリウムは、食品を製造するときに使用される、加工助剤です。したがって、「最終食品の完成前に分解または除去すること」という使用制限が定められています。
人体への影響は、いくつもの動物実験により、発がん性が確認されています。

こうした発がん性の可能性がある亜塩素酸ナトリウムは、生野菜にも使用されています。「最終食品の完成前に分解または除去すること」という使用制限があるにも関わらず、完全に除去されたかはあいまいな点があります。

流水のみで本当に亜塩素酸ナトリウムを取り除けるか、心配です。しかも加工助剤は、最終食品に残らないものとしているので、表示は免除されます。
表示されていない食品添加物の裏には、こういった恐ろしい面がいくつもあるのです。

③次亜硫酸ナトリウム(ピロ亜硫酸ナトリウム)・・酸化防止剤
次亜硫酸ナトリウムは、かんぴょう、乾燥果実やワインなどに使用される漂白剤の一種です。また、酸化防止剤(食品が酸化して、味や風味が落ちるのを防ぐ)としての役割も果たしています。


使用制限と使用限度が定められています。使用制限とは、使用できる食品を制限していることですが、ごま、豆類および野菜の使用への使用は禁止されています。

しかし、次亜硫酸ナトリウムは、酸化されると、ピロ亜硫酸ナトリウムになります。よって、ピロ亜硫酸ナトリウムと同じ影響を、人間に及ぼすと考えられます。

主な症状としては、ビタミンB 1の欠乏症になる可能性があることです。ビタミンB1が不足すると、下痢、成長不順にも繋がります。

次亜硫酸ナトリウムは、ピロ亜硫酸ナトリウムと同様に、酸化防止剤としても使用されており、様々な食品に添加されています。摂取しすぎに、注意したい食品添加物の一つです

④過酸化水素・・数の子の漂白
過酸化水素は、数の子に使用されている漂白剤です。数の子以外の食品には、使用されていません。

皆さんは、オキシドールという消毒液を見たことはありませんか?オキシドールは、3%の過酸化水素水で殺菌能力が高く、傷の殺菌、消毒に使用されています。

殺菌能力の高い化学物質が、数の子に使用されているのですから、そんな物質が体内に入ると、当然、人間にも害を及ぼします。人体への影響は、発がん性があることです。

これは、マウスを使用した毒性実験で証明されています。人体に悪影響を及ぼすことが分かっているのに、なぜ未だに使用されているのでしょうか。
これは、食品加工業者が大きく影響しています。

数の子の漂白は、過酸化水素以外では不可能なので、いまだにこの漂白剤を使っています。

そこで、特別に「最終食品の完成前に分解または除去すること」という規制を設定し、使用の許可を出しました。しかし、事実上、過酸化水素の残存量の検査は難しく、あいまいな部分があります。

というのは、過酸化水素の量を検査したとき、過酸化脂質(脂質が酸化されてできたもの)まで、過酸化水素として検出されてしまうからです。

また、数の子に付着している過酸化水素は、カタラーゼという酵素で分解します。しかし、その効力も完全なものとは、言い切れません。
このような状況で、数の子は安全な食品とは、言いがたいのです。

ちなみに、このとき過酸化水素は、製造工程中に使用される加工助剤です。

加工助剤は、表示免除になりますので、食品の裏面表示には記載されません。しかし、過酸化水素は残存しているかもしれません。

お正月に食べる数の子。おめでたい食品として市場に並んでいますが、実はこんな恐ろしい裏面がありますので、加工食品には注意が必要です。
くれぐれも食べ過ぎない様に注意しましょう。

こうした漂白剤は人間の細胞にも強い影響を与えますので、商品を買う前に添加物表示を確認して、買わないようにしましょう。
漂白されていない商品は、見た目は少し悪いのですが安全です。

漂白剤を摂取すると、胃が刺激され、胃がシクシク痛む、下痢といった症状が引き起こされます。
化学物質過敏症は、微量の化学物質を摂取した場合に起こる症状で、体の「拒否反応」です。
人間の体には、自己防衛システムが備わっていて、有害な化学物質を摂取すると、「嘔吐」や「下痢」などで体内から排除する仕組みがあります。

人によって差がありますので、症状が現れる人とそうでない人がいますが、身体に表れないだけで細胞内ではダメージを受けています。

水道水の塩素

油やガソリンを燃やすことで大量に発生し空気中に蔓延する窒素酸化物、工場から排出される化学物質、きれいなだけの野菜を作るために大量に散布され土壌に残留する農薬、合成洗剤を使用する家庭から出る生活排水などが大量の有害物質として河川や湖沼に流れ込んでいます。

その結果、水源が富栄養化(川や海の中などの栄養分が偏ること)し、プランクトンの異常発生や異臭味(カビ臭、土臭)など、水道水の水源である水質は悪くなるばかりです。

こうした水源の汚染に伴い、消毒のために大量の塩素が水道水に投入されています。「家庭の蛇口をひねった状態の水に0.1ppm/以上の塩素(遊離残留塩素)が含まれていなければならない。」と水質基準法で決められているくらいです。

そしてその残留塩素がカルキ臭となり水の味を悪くします。 また、残留塩素は水中の有機物と反応して有機化合物トリハロメタン(発ガン性物質)を生成します。

このように安全に飲用するための塩素処理が、飲用するには不安な水を生み出しているのが日本の水道水の現状なのです。

その害は上記にも記載しましたが、実に恐ろしいものです。夏になると特に塩素の量は増えていきます。

水道水をそのまま生で飲むのは控えましょう。習慣になると下痢の原因になりかねません。

体のために良い水とは?

今の日本の水源汚染状況を考えると、塩素による殺菌消毒はやむを得ません。

しかし、消毒が済んだ私たちが使う時には塩素やトリハロメタンなどの有害物質は含まれてない状態になっていてほしいもの。

殺菌されていて有害物質を含まない、なおかつカルシウムやミネラルが豊富な水が体に良い水の基本です。

そして、大地に磨かれた天然のわき水のようにまろやかで、肌にやわらかく、飲んでおいしい水こそ本当に体に良い水なのです。しかし、現代では天然の湧き水でも有害物質が含まれていることがあります。

自然界に存在しない合成添加物はある意味ではプラスチックと同じです。環境中で分解されることはなく、また人間の体の中でも分解されません。

このような化学物質は未知な部分が多く、人間が摂取した場合どのような影響を及ぼすかは不明です。私達とって安全なものかどうかは殆ど分かっていません。

一つの食品には多数の添加物が使われている場合があります。一つ一つの添加物は安全性があるといわれているものでも、数十種類もの添加物を日々摂っているのですから、必ずやその害の影響はでてくるのです。

すぐにでなくても、体の中に潜んでいて、徐々に体を蝕んでいきます。下痢の原因もそうした影響を受けているのかも知れません。

下痢の改善には食品添加物の食材はなるべく使用しないようにしましょう。と同時に荒れた腸内環境を整えることは健康であるために必要な事です。

腸内環境を強化しよう

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。腸内は口から入った有害物質を排除する働きを持っています。
ウイルス、様々な細菌、化学物質など身体にとって有害だと思うものは腸内で処理し、外に排出します。

しかし、腸内環境が悪化していれば正常な機能が働かず、有害なものを見分けることが出来なくて、体の中に入っていきます。

細胞は傷つき、免疫力も低下してしまいます。下痢にも他の病気にもなっていきます。

腸内環境を整えることは非常に大切な事です。腸内環境を整えるサプリがありますの、上手に利用しましょう。