下痢の原因は小麦残留農薬

下痢の原因・パン類など小麦の残留農薬
下痢の原因は至る所に潜んでいます。

特に食品の原料にも気を使わなければならない程、現代では下痢になる危険な食べ物がいっぱい存在します。

特にカビや残留農薬の被害は深刻です。その一つが小麦です。


目次
・下痢を起こす小麦の赤カビ病 ・下痢の危険は更に赤カビに散布する農薬にもある  ・赤カビによる下痢の実際例  ・下痢を招く輸入小麦のプレハーベスによる残留農薬  ・下痢にもなるグリオサートによる中毒症状  ・腸内環境を破壊するグリホサート  ・下痢になるなど危険がいっぱいの小麦製品 ・小麦が体に良くない理由のまとめ.. ・腸内環境を強化しよう

下痢を起こす小麦の赤カビ病

5月~6月にかけて、雨が多くなります。丁度その時期に小麦が実り、赤カビ病が発生します。

小麦が実る5~6月に雨の多い我が国では、赤カビ病は重要な病害です。赤カビ病が多発すると被害総額は全国で数十億円にもなるようです。

赤カビ病は、麦の開花期に赤カビ病菌が穂に感染することによって起こる病害です。

収量や品質を低下させるだけでなく、人や家畜に対して有害なカビ毒を生成するため、適正に防除する必要があります。

この赤カビ病の病原菌が作る「カビ毒」は穀粒汚染の深刻な問題を起こしています。

赤カビ病の原因となるカビ毒菌はフザリウムという種類で、デオキシニバレノール(DON)という毒素を作ります。

デオキシニバレノールを高濃度に含む食品を食べると、吐き気、嘔吐、腹痛、めまい、下痢、頭痛等の症状を伴う中毒症(急性毒性)を引き起こします。

ただし、世界的に見ても死亡例は報告されていません。

しかし、現在問題になっているのは、こうした高濃度の汚染による中毒症ではありません。

より低濃度の汚染でも、長期間 摂取していると成長抑制、体重低下や免疫力低下等人間の体に影響を及ぼすことが明らかになってきたからです。
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下痢の危険は更に赤カビに散布する農薬にもある

赤カビ病の防除に用いられる薬剤は毒性の低い農薬がほとんどです。

それはチオファネートメチル、テブコナゾール、メトコナゾールなどが使われています。

このように、使用する農薬の毒性や残留実態からみて、赤カビ病防除のための農薬使用による健康影響のリスク はほとんどないと考えられています。

したがって、赤カビ病の防除を適切に行いデオキシニバレノール(DON )及びNIVの汚染を防止・低減されている食品の安全性を確保されていることになります。

しかし、麦類の赤カビ病発生には降雨が深く関係して いることから、降雨量が多い年ほど赤カビ病が多発しや すく、農薬散布の必要性が高まります。

こうしたことを考えると赤カビは農薬散布しても次の日に雨が降れば農薬の効果が薄れ、赤カビが残る可能性があります。

となると残留農薬の恐れがあるのです。

いづれにしても赤カビ、農薬の影響は少なからず存在しますので、免疫力が低下している人、普段からおなかの調子が良くない人は小麦製品を一時的に止めて様子を見るのも健康管理の一つです。
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赤カビによる下痢の実際例

平成 14 年 5 月、小麦における DON 濃度の基準値が 1.1ppm と設定され、赤カビ被害粒の混入率が 1 万粒中 4 粒までとなりました。

パンをよく食べる国では、これ以上厳しい基準値を設定している国もあります。

1946 年、戦後の食糧難の時代、東京ではうどん・すいとん等を食べ 1100 人以上の赤カビ原因の食中毒患者を出し、北海道でも戦後10年の間に合計 250 人以上の食中毒の記録があります。

消費者から必要以上に嫌われる農薬ですが、この DON に関しては、農薬を適正に使用する事によって「食の 安全」が守られているのも納得がいきます。

しかし、国によってはこの農薬散布の基準が緩和されているところもありますので、小麦がどこの産地か、確認して購入する事をお薦めします。
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下痢を招く輸入小麦のプレハーベスによる残留農薬

プレハーベストとは収穫前の農薬散布のことです。

農業の大規模化、省力化の拡大でプレハーベストは増加しています。プレハーベストという農法は、収穫(harvest)の前(pre-)に農薬を撒いてわざと枯らし、収穫を簡単にするというものです。

その農薬は除草剤のグリオサートです。日本ではラウンドアップとして販売されています。

小麦には、こうしたグリホサートの残留農薬が増えています。

収穫目前に農薬を散布するため、残留量も多くなります。

海外では収穫作業の効率化のために、収穫直前にグリホサートを散布するプレハーベスト処理が認められている国があります。

日本の場合、種まきの前に農薬を撒く場合があるものの、プレハーベストについては認められていません。

そのため国産のものからは残留農薬の検出はなく、輸入品、特に全粒粉で高い残留値を示しています。

現在、日本の小麦の自給率は14・7%(2017年)で、大半を輸入に頼っています。

その海外産小麦は国が管理しており、輸入国は基本的に米国・カナダ・オーストラリアに限定されています。

しかし、小麦輸入国を限定しているとはいえ、やはり輸入小麦には残留農薬があることは逃れられません。

パンによく使われる強力粉の汚染がひどく、特に全粒粉ほど汚染されています。

強力粉の原料である春小麦は、米国北部とカナダで生産されており、収穫時期が秋になるため一斉に枯らせるプレハーベストが原因とされています。

また全粒粉ほど汚染されているのは、農薬の残留しやすい胚芽(はいが)や表皮があるためだと考えられます。
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下痢にもなるグリオサートによる中毒症状

農水省が2013~17年に行った調査では、アメリカ、カナダ産小麦の90%以上からグリホサートが検出されたという報告があります。

海外産でも有機農法であれば検出されていないようです。

グリオサートの毒性は比較的低く、製剤は一般に界面活性剤を含む製品として販売されていることから、界面活性剤の毒性も考えなければなりません。

グリホサートイソプロピルアミン塩製剤の場合、界面活性剤の消化管刺激・払拭作用による嘔吐、下痢、腹痛など消化器症状が現れ、数時間後から数日後に、腎臓障害、肝障害、中枢神経障害、低血圧、肺水腫が現れた例があります。

主な症状は嘔吐、腹痛、下痢などの胃腸障害、咽頭通、意識障害です。その他、頻脈、徐脈、顔面紅潮、瞳孔異常、筋肉痛など多様な症状が現れることがあります。

これらは界面活性剤による症状もしくはグリホサートと界面活性剤の相乗作用による症状と考えられています。
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腸内環境を破壊するグリホサート

グリホサートは植物を枯れ死させてしまいますが、同時に土壌細菌や腸内細菌も損ないます。

ですから、人間の腸内はいわば土壌に匹敵しますので、腸内環境を破壊してしまい、アレルギーなど自己免疫疾患などの原因になったり、神経毒として自閉症や認知症を誘発する可能性が指摘されています。

またグリオサートは発がん性もあり、生殖に与える影響も懸念されています。

精子の数の激減、胎児の発育に影響を与える可能性だけでなく、世代をこえて影響する危険を指摘する研究結果も発表されています。

日本でも一般家庭でのパン食が増え、学校給食にも用いられていることから、とくに子どもたちへの影響が懸念されます。

お米より小麦を多く食べる人は、日頃からグリホサートを多く摂取していることが推測できる結果となります。
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下痢になるなど危険がいっぱいの小麦製品、パン、麺類

主食として食されているパン類、麺類、嗜好品の菓子類などの小麦商品は、確かに安全性は重要です。が、しかし、下痢の方、お腹を壊しやすい方などは非常に危険な食べ物となっています。

出来れば、特に成長過程にある子供達には、パンより、米を主食とした和食中心の食生活をして欲しいものです。

更に小麦そのものがおなかに良くないことを考えまとめてみると・・。

①小麦の赤カビ病のデオキシニバレノール毒素により嘔吐、下痢、腹痛などの消化器症状を起こす

②赤カビ対策よるグリホサート農薬残留による発がん性の懸念

③グリホサートは抗生物質としても特許を取っていますが、子供の腸内細菌叢への影響が心配なこと

④小麦は消化が悪く、下痢になるなど腸内の炎症を起こす原因となる

⑤パンの添加物による下痢、体の不調など危険がいっぱい

⑥小麦グルテンによる様々な不調を招く

⑦大手メーカーのパンから農薬が検出

グリホサートの汚染が懸念されているのはパンや麺類だけでない

グリホサートは食用油やしょうゆなどの遺伝子組み換え大豆・ナタネから作る食品や、遺伝子組み換え作物を飼料にしている家畜から作られる肉や卵、乳製品などの食品も残留が懸念される食品です。

又、市販の調味料なども小麦が原料として含まれるのも危険性が潜んでいます。
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腸内環境を強化しよう

私達の食べる物の中には、体に必要なものと体に不必要なもの、あるいは危険なものを摂っています。

しかし、実際には皆健康的に過すことが出来ています。それは腸内の働きが非常に優れているからです。

腸は食べた物の中から必要なものはとり入れ、不必要なもの、有害なものは腸内でちゃんと区別して排出してくれるからです。

私達人間はこんな素晴らしい腸内の働きを持っているのです。しかし、今は多くの方が腸内の働きが悪くなっており、腸内での正常な働きが出来なくなっています。

一刻も早く腸内の環境をしっかり整えることが必要です。

そうするなら、下痢の改善、体の不調が自然と治っていきます。

腸内環境を整えるサプリメントがありますので上手に利用しましょう。