下痢の治し方/便が固まる成分を摂っていますか

下痢が続く原因は様々ですが、人間の便は、言うまでも無く人それぞれ違い、日によって(時間によっても)違ってきます。

下痢の治し方基礎知識/便が固まる成分を摂っていますか?

いつも快便の人、急に下痢になったり、長期間下痢が続く人など様々です。
どうやったら改善出来るのか?

改善策を一緒に考えていきましょう


下痢になる、下痢が続く方の便は水分が多いことは分かっています。
ではなぜ水分が多く形のない便が出るのでしょうか?

 その下痢の原因として、単純に考えると、腸内で水分吸収がうまくコントロールできていない、便を形つくる固形成分が少ない事が考えられます。
では便の固形成分はどんなものでしょうか。

 ウンチの量と成分
便の量 : 平均で150g位
成 分 : 水分+固形成分
固形成分は主に食べ物のカス(せんい)と腸内細菌の死骸、その他消化液、脱落した消化管粘膜など

便は大腸の初めの部分では、まだじゃぶじゃぶの状態で、大腸を進むにしたがって、次第に水分が吸収され、直腸の寸前で、水分が吸収されて正常な便となります。

摂取した水分や繊維質の分量、腸内の細菌数で、便の硬さは変化します。
バランスがくずれて便の中の水分量が80%以上になると、いわゆる下痢便、さらに増えれば水様便になってしまいます。

うんちの成分は約70~80%が水分で、残りの20~30%は、消化・吸収されなかった食べ物のカス、消化液、脱落した消化管粘膜、そして腸内細菌で構成されています

なかでも、うんち1グラムに6000億個から1兆個も含まれている腸内細菌は、固形成分の約半分を占め大切な成分です。
善玉菌 悪玉菌 日和見菌
食べ物のカス(食物せんい)も便の固形成分の約半分を占めます。慢性的な下痢の殆どの人が不足している栄養素はまず、食物せんいが挙げられます。

消化が悪いからとの理由で食物せんいの少ないものを選んで料理をする傾向があるようですが、食物せんいが減ると便の量が減り、形作られないことがあります。

ですからいつまでも軟便、下痢状態のまま排出されてしまう事があるのです。

食物せんいが豊富にあると腸内細菌は喜んでどんどん増えます
腸内細菌、特に善玉菌の数が多いと腸内環境は良くなりますから、腸内活動は活発になり、ビタミンを産出したり、腸内のメンテナンスがしっかり行われます。

そうなると、消化管の細胞は常に新しい細胞にどんどん産まれ変り、古い細胞は便の固形成分として排出されるのです。腸内の水分調節も正常となるのです。

便が固まるには、食物せんいと腸内細菌の数が決め手となります。下痢の人は食物せんいと腸内細菌の数が少ない事がわかってます。
ですから、下痢が続く人は下痢の原因として、自分の便の固形成分が少ないのではないかと疑ってみましょう。

下痢を治すためには、水溶性食物繊維食物せんいを豊富に含む食べ物をしっかり摂り、腸内細菌を増やす発酵食品などもしっかり摂りましょう。そうすることで、下痢が治る場合もあるようです。まず試してみましょう。
 腸内善玉菌が善玉菌が多い腸内環境にしよう!

腸内細菌(善玉菌)を増やすのに必要なサプリメントなどを利用することは下痢解決の早道でもあり、ストレスをためないよい方法です。

腸内環境を整えよう

「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。昔から、腸内環境が健康に大きく左右していることが体験してわかっていたのです。
現代の食生活を詳しく分析すると、美味しい食べものが増え、便利になった反面、知らず知らずのうちに大量の添加物を摂取しています。

その結果、添加物を知らず知らずのうちにとり続けた事が原因で、腸内の善玉菌が減り、続く下痢や便秘で悩んでいる方もいらっしゃいます。
腸内環境が乱れると腸内は正常な働きが出来なくなり、様々なものに対処できずに下痢をはじめ病気になってしまいます。

なぜなら、腸内では免疫力の活性、消化吸収、ホルモンや酵素の産出、体温調整、毒素排出など様々な基礎的な代謝が行われているからです。体の免疫細胞の60%以上は腸内にあるんですよ。

また、腸と脳は影響し合っているため、緊張する場面で、急にお腹が痛くなったり、下痢を模様したり、お腹にガスが貯まる等の症状が続いたりします。

これらの方は、腸内細菌のバランスが乱れている事が多い事でも知られています。
また、腸内細菌の状態は、うつ病にも関係する可能性があると言われています。
下痢が続くと気分が落ち込むでしょ!

下痢を改善するためには、まずは添加物や薬品(ph調製剤等)の入った加工食品やご飯を食べるのをやめ、体に良い手作りのご飯を食べましょう。

食生活を改善し、毎日手作りの漬物や納豆等の発酵食品等を食べていると、腸内環境は改善され、下痢の改善は早くなります。
腸内環境を整えるのに必要なサプリメントもありますので上手に利用しましょう。