下痢の痢の原因・市販のおせち料理
12月に入り、お正月の準備を考える季節になりました。おせち料理は日本の伝統食です。
最近は手作りのおせち料理が少なくなり、市販のおせち料理が増えています。
実は市販のおせち料理は食品添加物の塊といっても、過言ではありません。こうした添加物の塊の料理が下痢の原因となる事があります。
下痢を誘発する添加物だらけのおせち
見栄え重視の豪華なおせちは着色料も多めです。
三段おせちだと100種類近くの添加物を摂ることになってしまうかもしれません。食品添加物は、腸の弱い方、腸が敏感で繊細な方、にとっては、下痢を誘発する原因になります。豪華なおせち料理は、準備にも手間がかかります。
そこで、事前に作り置きする際の必須アイテムとなってくるのが「添加物」です。特にカビや菌がつきやすい魚肉の練り製品には、強い保存料を使用せざるをえないといいます。
某メーカのおせち料理
今年も合成着色料、ソルビン酸不使用のおせちを製造、2018年より合成着色料、ソルビン酸を使わずに美しいおせちを実現することができました。とありますが、すべての食材に添加物無しにはできていません。
また使われている添加物の危険性を回避できません。では、某メーカーのおせち料理の内容を見てみましょう。危険だと思われる主な添加物を説明しています。
①祝い海老
材料:えび ベトナム(バナメイエビ) バナメイエビ、食塩/トレハロース
●添加物:トレハロース
トレハロースは、動物や植物に存在する天然素材の甘味料です。なめこ、しいたけ、酵母、ビール、ひじき、食パン、納豆、大豆などに含まれています。製造方法は、とうもろこしやじゃがいもなどのデンプンと2つの酵素から生成されています。
糖質としては砂糖の半分以下の甘さでありますが、カロリーは砂糖と同じですが、トレハロースには、食品の老化を防いでくれる効果があるため利用されています。
②味付け数の子
材料: 小麦・さば・大豆 カナダ(ニシン卵) ニシン卵、醤油、砂糖、魚介エキス、米発酵調味料、食塩/調味料(アミノ酸等)、トレハロース
●添加物:調味料(アミノ酸等)、トレハロース
☆調味料(アミノ酸など)
アミノ酸は調味料として使用されています。調味料と書かれていると、いわゆる醤油やみりんと似たようなものの1つなのかな、と感じがちですが、合成の旨味、化学調味料です。夫婦共働きが当たり前になった現代でも、手軽に食事を美味しくできるため、様々な料理や調味料に使われています。
アミノ酸調味料はレトルト食品やコンビニ商品など、殆どの加工食品に含まれるため、実際に自分は料理へ使っていなかったとしても毎日気が付かないうちに摂取していることが多い調味料の1つです。
摂り過ぎると神経細胞や脳細胞までも破壊してしまいます。アルツハイマー、パーキンソン病、知能障害、精神病、てんかん、心臓発作や脳卒中、下痢、嘔吐、 過熱により発ガン性物質に変化、アレルギーや喘息患者は体調や症状の悪化を招きます。
『調味料』としてよく使用されるアミノ酸の中のL-グルタミン酸ナトリウムは摂取しすぎると体のしびれや頭痛の原因となります。
③ 真鯛金箔紙包み
材料:小麦 日本(真鯛) 真鯛、食塩、醸造酢、砂糖/
④ 穴子昆布巻
材料: 小麦・卵・大豆 日本(昆布)
韓国(穴子) 昆布、穴子、砂糖、醤油、清酒、水あめ、ごぼう、干瓢、でん粉、粉末小麦たん白、粉末卵白/
⑤小鯛西京焼
材料:大豆 ベトナム(ヒレコ鯛)日本(調味味噌:米味噌) ヒレコ鯛、調味味噌、発酵調味料、みりん、大豆油/増粘剤(キサンタンガム)、着色料(クチナシ)
●添加物:増粘剤(キサンタンガム)、着色料(クチナシ)
☆増粘剤(キサンタンガム)
キサンタンガムの用途は基本的には粘り気を出すことが目的。加工食品に必要な熱処理、塩分、PH(酸性、アルカリ性)に影響されないのであらゆる食品に使われます。
ソース類、タレ類、ケチャップ、マヨネーズ風調味料(マヨネーズではない)、漬け物、練りわさび、練りからし、佃煮、缶詰、冷凍食品、インスタントスープ、ゼリー、プリン、また化粧水や乳液、保湿剤、ジェル、シャンプーやボディーソープ、洗顔料など化粧品にも幅広く使われ挙げるとキリがありません。
キサンタンガムは「キサントモナス・キャンペストリス」という微生物が作り出す多糖類です。それを工業的に、トウモロコシなどのデンプンをエサに微生物を培養し大量にキサンタンガムを生成しています。
トウモロコシは殆ど遺伝子組み換え作物です。知らず知らずに毎日多くの食品から遺伝子組み換え食品を口にしています。分かっている部分はなるべく避けた方が健康には良いのです。
☆着色料(クチナシ)
クチナシ色素は日本人には馴染みの深い黄色い着色料です。昔から口にされ続けてきたことから、年に数回口にする程度ではそれほど重要な危険性はないものとされています。
クチナシは漢方薬に使用され、クチナシの実を使用した漢方薬を常飲しつづけた人は「消化器系の病気のリスクに注意して欲しい」と呼びかける医師もあらわれています。
クチナシ色素の毒性はラットによる研究では、クチナシの「ゲニポロイド」を摂取しつづけた個体は下痢や腸の出血が見られたと発表されています。
見た目も楽しくなる色付けはお菓子類には大切な要素ではありますが、本当に色素で色をつける必要があるのかというところから考え直してみるのも必要です。
⑥ 海老入り焼蒲鉾
材料: えび・小麦・卵・乳成分・大豆 アメリカ他(魚肉)インド他(エビ) 魚肉(魚肉、砂糖)、乳等を主要原料とする食品、大豆油、砂糖、エビ、卵白、ぶどう糖、食塩、発酵調味液/加工でん粉、膨張剤、pH調整剤、ソルビット、増粘多糖類、乳化剤、調味料(アミノ酸)、グリシン、香料、着色料(コチニール)
●添加物:膨張剤、pH調整剤、ソルビット、増粘多糖類、乳化剤、調味料(アミノ酸)、グリシン、香料、着色料(コチニール)
☆膨張剤
ベーキングパウダー、ふくらし粉などです。アルミニウム入りのベーキングパウダーにはアルミニウムが含まれており、幼児がそれを使ったお菓子を食べた場合アルミニウムの摂り過ぎになります。
動物実験では神経や生殖器に影響があり、人体への影響については明らかにされていません。しかし、規定量を超えてまで食べることは望ましくない。
☆PH調整剤
PH調整剤は、様々な食品に使用されています。コンビニやスーパーのパンやおにぎりなど、食品の腐敗を防ぐ効果のあるpH調整剤は重宝されています。その他、冷凍食品や、弁当、ジャムなどにも大量のPH調整剤が使用されています。
PH調整剤は、私たちの腸内細菌を殺し、腸内細菌のバランスを崩し、下痢の原因や免疫力の低下などが見られます。数あるPH調整剤の中でも、リン酸塩が問題です。このリン酸塩は、腸管からカルシウムが吸収されるのを妨げるといわれています。
骨粗しょう症、イライラや、神経過敏、味覚障害、不妊を引き起こすこともあります。PH調整剤は使われている原料名までは明記されていません。だから怖いのです。
☆ソルビット
ソルビトール(ソルビット)は食品添加物の中で最も幅広い使用用途を持ち、甘みをつける甘味料として、細菌を抑える保存料として、化粧品などでは肌の保湿性を高めたり、医薬品としても使われています。
魚介加工品、味噌、醤油、おにぎり、ジュース、ハム、ソーセージ、ジャム、ようかん、あん類、甘納豆、ソース、漬け物、佃煮、煮豆など多くの加工食品に使われています。一度にたくさんのソルビトールを摂取するとお腹がゆるくなり下痢を起こす原因となります。
☆増粘多糖類
今の時代、あらゆる食品・調味料に添加物は使われており、添加物のないものを探すほうが困難です。そのなかで、非常に多く使用されているのが「増粘安定剤」「増粘多糖類」です。
あまりにも多くの食品に使用され、一つひとつの食品の中での使用量が少ないことなどから、危険とは断定できないが、安全性の確認はまだ十分とはいえない成分もあります。
実際、動物実験では有害性が確認されている成分も広く使用されているため、可能な限りそのような成分を使用した食品を避けるに越したことはないでしょう。
☆乳化剤
乳化剤とは食品添加物で、界面活性剤です。乳化剤を使うことで水と油を混ざりやすくするため製造する側にしたらとても便利な食品添加物なのです。乳化剤は、いくつかの添加物を一括して乳化剤と呼んでいいます。
乳化剤として使われる合成添加物は、厚生労働省の安全検査では問題がないとされています。しかし多くとると下痢を起こしたり、動物実験では脂肪肉芽腫ができたという報告があります。
乳化剤は、あらゆる食品に使われているのでなかなか避けることは難しいと思います。しかし害や危険性が懸念されている以上できる限り避けたほうがいいでしょう。特に小さなお子さんには、影響力は強いので乳化剤が入っていないかチェックしたほうがいいでしょう。
☆グリシン
グリシンはアミノ酸の一種で、人間の体内にも存在しますが、調味料のグリシンは化学合成です。これらの物質を使うと、保存料に類する効果があるので、「保存料不使用」と書けます。無害ではありませんが、過剰摂取、複合摂取は問題があります。
⑦明太マヨだし巻玉子
材料:小麦・卵・乳成分・大豆・ゼラチン 日本他(鶏卵)ロシア(明太子調味料:スケトウダラ卵) 鶏卵、植物油脂、明太子調味料(塩蔵タラコ、サラダ用調味料、その他)、食酢、醤油、合わせだし、食塩、砂糖、青のり/ソルビット、加工でん粉、グリシン、調味料(アミノ酸等)、リン酸塩(Na)、pH調整剤、酒精、増粘剤(増粘多糖類、加工でん粉)、着色料(カロチン、紅麹)、香辛料抽出物、酸化防止剤(V.C)、発色剤(亜硝酸Na)
●添加物:ソルビット、加工でん粉、グリシン、調味料(アミノ酸等)、リン酸塩(Na)、pH調整剤、酒精、増粘剤(増粘多糖類、加工でん粉)、着色料(カロチン、紅麹)、香辛料抽出物、酸化防止剤(V.C)、発色剤(亜硝酸Na)
☆発色剤(亜硝酸Na)
亜硝酸ナトリウムは、発色剤として、ハムやソーセージ、いくらやたらこなどの魚卵等に入っています。亜硝酸ナトリウムは、毒性が強く、食肉に含まれるアミンという物質と結びついて、ニトロソアミン類という発がん性物質に変化することによって、摂取し続けると、がんになる可能性が高まると懸念されています。
⑧ ホエー豚角煮
材料: 小麦・卵・大豆・豚肉・ゼラチン イタリア〔豚肉(ホエー豚)〕 豚肉(ホエー豚)、醤油、砂糖、みりん、水あめ、清酒、食酢、食塩、豚ゼラチン、ポークエキス、卵白加水分解物/増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、トレハロース、酢酸Na、調味料(アミノ酸)、着色料(カラメル)、グリシン、リン酸塩(Na)、炭酸水素Na、乳化剤
●添加物:増粘剤(加工でん粉、増粘多糖類)、トレハロース、酢酸Na、調味料(アミノ酸)、着色料(カラメル)、グリシン、リン酸塩(Na)、炭酸水素Na、乳化剤
☆着色料(カラメル)
カラメル色素は茶色い色素を持つ着色料の一つで、着色料の中では最も使用量の多い食品添加物です。
この食品添加物は調味料・お菓子・ジュース(代表的なモノではコーラ)などありとあらゆる食品に含まれており、知らずに皆さんの口へ毎日運ばれています。
カラメル色素はアンモニウム化合物(THI)により生成されたものは非常に強力な毒性があり、その危険性は世界的に知られ、リンパ球の減少、免疫機能(白血球動き)の抑制、DNAの損傷、染色体に異常を誘発、発がん性の危険が非常に高いのです。また特に子供や妊婦の方、妊娠を予定している方は絶対にとらないでください。
⑨ 牛たんパストラミ
材料:小麦・乳成分・牛肉・大豆 アメリカ他(牛タン) 牛タン、水あめ、食塩、砂糖、たれ(醤油、醸造調味料、砂糖、白湯スープ)、香辛料/加工でん粉、カゼインNa、調味料(アミノ酸等)、リン酸塩(Na)、増粘剤(加工でん粉)、pH調整剤、着色料(カラメル)、酸化防止剤(V.C)、酸味料、香辛料抽出物、発色剤(亜硝酸Na)、甘味料(カンゾウ)、くん液、香料、保存料(安息香酸Na)
添加物:加工でん粉、カゼインNa、調味料(アミノ酸等)、リン酸塩(Na)、増粘剤(加工でん粉)、pH調整剤、着色料(カラメル)、酸化防止剤(V.C)、酸味料、香辛料抽出物、発色剤(亜硝酸Na)、甘味料(カンゾウ)、くん液、香料、保存料(安息香酸Na)
☆保存料(安息香酸Na)
安息香酸ナトリウムには、細菌やカビの繁殖を抑制し阻止する抗菌作用や静菌作用があるため、保存料として清涼飲料水などが腐るのを防ぐために使用されています。安息香酸ナトリウムは食品添加物の中でも危険な物質です。
安息香酸ナトリウムとビタミンCが結合すると危険物質であるベンゼンが生成されます。
ベンゼンの急性中毒症状として嘔吐や頭痛、運動失調など重症になると意識障害や死亡に至る場合もあり、発ガン性や白血病のリスクを高め、体内に入ると外になかなか排泄されないという特徴があります。
⑩ 手まりゆば
材料:小麦・乳成分・大豆 アメリカ、カナダ(湯葉:大豆) 湯葉、砂糖、醤油、食塩/pH調整剤、調味料(アミノ酸等)、グリシン
●添加物:pH調整剤、調味料(アミノ酸等)、グリシン
⑪ 伊達巻
材料:小麦・卵・大豆 日本他(液卵:鶏卵) 液卵、砂糖、魚肉(スケトウダラ、砂糖)、みりん、でん粉、食塩、植物油/加工でん粉
●添加物:加工でん粉
⑫ 寿高野豆腐
材料: 小麦・さば・大豆 アメリカ、カナダ(高野豆腐:大豆) 高野豆腐、砂糖、醤油、清酒、混合だし/炭酸K、凝固剤、pH調整剤、香料
●添加物:炭酸K、凝固剤、pH調整剤、香料
⑬ 黒糖胡麻胡桃
材料:小麦・くるみ・ごま・大豆 アメリカ(くるみ) くるみ、還元水あめ、発酵調味料、黒糖、醤油、白ごま/ー
⑭ オーロラカスタード包み
材料:卵・乳成分・大豆・りんご オーストラリア他(フラワーペースト:砂糖)日本(フラワーペースト:全卵)カナダ他(フラワーペースト:粉末卵白) フラワーペースト(砂糖、食用植物油脂、液状マルトース、その他)、砂糖、寒天/加工でん粉、トレハロース、グリシン、増粘多糖類、香料、乳化剤、酵素、着色料(カロチン、V.B2)
●添加物:加工でん粉、トレハロース、グリシン、増粘多糖類、香料、乳化剤、酵素、着色料(カロチン、V.B2)
⑮ 栗入り金団
材料:インドネシア(焼き芋ペースト:サツマイモ)韓国(栗) 金団(砂糖、焼き芋ペースト、白生あん、その他)、栗甘露煮(栗、砂糖)/漂白剤(次亜硫酸Na)、酸化防止剤(V.C、EDTA-Ca・Na)、着色料(クチナシ)
●添加物:漂白剤(次亜硫酸Na)、酸化防止剤(V.C、EDTA-Ca・Na)、着色料(クチナシ)
☆漂白剤(次亜硫酸Na)
食品の色調を整えるため、原料などに含まれる好ましくない色素成分や着色物質を無色にして白くしたり、きれいで鮮明な色調に整える目的で使用されます。亜硫酸塩は、ワイン、ドライフルーツなどにも漂白剤として使用されています。ワインを飲むと、頭痛や胃痛になる、あるいは亜硫酸塩は肝臓等にも悪影響がある可能性が高いと懸念されています。年末年始でお酒を飲む機会も多い時期かとは思いますが、市場で売られているワインのほとんどに、酸化防止剤(亜硫酸塩)が含まれています。
⑯黒豆蜜煮
材料:日本(黒大豆) 黒大豆、砂糖、還元水あめ/ー
下痢の原因となる添加物の害
これほど多くの添加物を摂ると、おなかの弱い方、敏感な方にとっては、下痢が起こる原因になりるのは当然の事の様に思います。このショップは原材料を明記してある分、まだ良心的といえるでしょう。
中には原材料を一切載せてないところもあります。へたをすると、3段重で100種類以上ぐらいの添加物を食べる事になるでしょう。なぜ、こんなに添加物が入っているのでしょうか。
ずばり、おせちですのでまず、日持ちさせないといけません。それから見栄えも、彩り華やか豪華絢爛でないと、誰も見向きもしてくれません。
年に一度のことだからと、深く考えないというのも、ひとつの手だと思います。しかし、ただでさえ、日頃より食事量、飲酒量の増える年末年始です。
下痢の原因はそこらじゅうに転がっている中、あえて食品添加物だらけのおせちを口にするのは、下痢をさらに加速させる原因になるだけだと思いませんか?
手作りが一番ですが、手作りも難しい、という方の場合には、おせちにこだわらないというのも一つの手立てです。簡単でおいしい、その裏にいつも、下痢の原因となる食品添加物の存在があることを、忘れないで下さい。
腸内善玉菌が善玉菌が多い腸内環境にしよう!
何といっても腸が健康の鍵を握っていますので、何よりも先に腸の健康の事を考えましょう。有害なものを食べても、腸内環境が良好であれば、有害物質は速やかに排除されます。
その危険性は回避できます。現代の食生活は添加物無しは不可能な状態です。ですから、まずは腸内をしっかりメンテナンスしましょう。腸を丈夫にするサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。