インスタントが下痢の原因

下痢の原因・カップ麺などインスタント食品
現代は食生活の変化により、様々な病気が蔓延しています。

中でも初期症状として頻繁に表れる下痢は、最も顕著な例です。こうした下痢の症状をほっておくと重大な病気になりかねません。

インスタント食品と下痢の原因の関係についてご一緒に調べて来ましょう。


目次
・カップ麺が体に悪い理由1  ・理由2.塩分  ・理由3.過酸化脂質  ・理由4.食品添加物  ・理由5.発砲スチロール  合成甘味料  ・腸内環境を強化

下痢の原因となるインスタント食品

カップ麺にカップスープ、お湯を入れれば手軽に食べられることから、昼食や夜食に、若者や独身の方々に人気のある食品です。

ついつい手が伸びてしまうインスタント食品は便利ですが、「身体に悪い」という声があるのも事実です。ではどんなことが体に悪いのでしょうか。

カップ麺が体に悪い理由

1)栄養素不足となる
食材(かやく)は野菜・海藻はほんの少しで、ビタミン・ミネラル・食物せんいなどの必要な栄養素はまったく足りません

栄養不足、食物せんい不足は腸内環境を良好に保つのは難しくなります。

現在新型栄養失調と言われる人が多いのも、一つはインスタント食品の摂取量が多いと言われています。こうした結果、腸は下痢を招く環境となります。

栄養不足は腸内で正常な働きができなくなる恐れがあるのです。若者や独身の方はインスタント食品に頼りがちになりますので、注意しましょう。
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2)塩分の過剰摂取となる

スープの味は濃くて、それを飲み干すと、ナトリウム(塩分)の過剰摂取となります。塩分の摂り過ぎは次のような症状を起こします。

①のどが渇く
摂取した塩分は、ナトリウムの運び役のカリウムの摂取が不足していると、カリウムの変わりに体液(水分)を取り込み塩分濃度を薄めようとします。

塩分濃度を薄めるために水が必要なので、のどが渇くのです。

②血圧が上がる
塩分濃度を薄めようとするために、水分(尿や汗)の排出も抑えられます。 この時血液などに水分を多く取り込もうとするため、血液量が増え血圧が高くなります。

③むくみ
水分を多く取り込もうとして、溜め込んだ水分が細胞からあふれると細胞周囲にたまります。これが「むくみ」となります。

塩分を摂り過ぎた結果
●高血圧症
塩分の過剰摂取が続くと常に血圧が高い状態になるため、高血圧症になると考えられています。

●腎臓疾患
過剰な塩分摂取が続くと、ナトリウムを排出するために、腎臓は一生懸命濾過作業を続けます。

これが腎臓に負担をかけ、徐々に濾過機能が衰えてくるため、腎臓疾患の原因になる可能性があります。

●不整脈や心疾患
塩分過剰な状態が続くと刺激伝導に異常が起こり、心臓の鼓動が不規則(不整脈)になる可能性があり、ひどい状態になると、心疾患を引き起こす可能性が高くなります。


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3)有害な過酸化脂質

油で揚げたフライ麺は、油が酸化してしまい、毒性物質である過酸化脂質ができやすいです。

賞味期限が経ったもの、保管場所が悪かったものなどはふたを開けた時の鼻を突くプーンとした油の臭いすると、油が酸化している証拠です。

過酸化脂質は有害で、ネズミやウサギに食べさせると成長が悪くなり、一定量を超えると死んでしまいます。

過酸化脂質は高温でできやすいため、揚げ油にはたくさん発生していて、揚げた麺に多く含まれてしまいます。

もちろん腸内環境も悪化し、おなかの弱い方は下痢の原因となります。

よく言われているのが、「油当り」です。これは過酸化脂質が原因でポテトチップスや天ぷら、フライなどを食べたときに、腹痛を催したり、下痢の症状に見舞われる症状です。


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4)食品添加物

インスタント食品に使われている添加物の中でも、特に調味料として使用されているL-グルタミン酸Na(ナトリウム)は胃が張る、もたれる、鈍痛に見舞われるなどの胃部不快感を引き起こします。結果、下痢を招きます。

その他、日清食品のカップヌードルなどはナトリウムも多く、添加物が15種類も入っている危ないインスタント食品の一つです。また、インスタント食品によく使用されているカラメル色素も有害な物質です。

発ガン性物質、4-メチルイミダゾールが含まれていることがあります。

こうしたインスタント食品は、体調や食べた物によっては「胃や腸などの粘膜が荒れて、そこに発がん性のある添加物が作用すれば、細胞ががん化することも考えられ」るだけに、注意が必要と言われています。
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5)発泡スチロール

発泡スチロールの容器に熱いお湯を入れると、発がん性のあるスチレンがppbレベル(ppbは10億分の1を表す濃度の単位)で溶けだすことがわかっています。

微量とはいえますが、一般に発がん性物質は、この値以下であれば無害ですという基準がないので、できるだけ摂取しないに越したことはありません。

発泡スチロールなどの容器は、紙容器に変更されているようですが、カップ麺を食べる際には、できる限り容器を移し替えることが賢明です。
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インスタント食品が下痢やそのほかの病気を招く合成甘味料

さらに気をつけたいのが、インスタント飲料です。カフェオレ・カフェモカなどは、休憩時間の“ほっと一息ドリンク”の定番です。

最近では、「カロリーが気になる」という声に応える形で、砂糖不使用と書かれている代りに、低カロリーの合成甘味料を使っています。この合成甘味料も非常に危険です。下痢の原因となります。

例えば、難消化性デキストリン。食物繊維の一種で、糖の吸収を抑えて血糖値が上昇しにくくする働きがあるのですが、腸で吸収されにくいために人によっては下痢を起こします。

注意書きとして「飲みすぎあるいは体質・体調により、お腹がゆるくなることがあります」と表示されているようです。

難消化性デキストリンは、メッツコーラなど「トクホ」といわれる特定保健用食品にも含まれている成分です。

インスタント飲料では、味の素ゼネラルフーヅの「ブレンディ スティック カフェオレ カロリーハーフ」に含まれています。

また下痢よりも深刻な症状を招く恐れのある合成甘味料が、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物とアセスルファムK(カリウム)です。

砂糖の180〜220倍の甘味があるアスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物は、体内で劇物のメチルアルコールを生成し、頭痛やめまい、不眠、視力・味覚障害などを引き起こす。

1990年代に、アスパルテームは脳腫瘍や白血病、リンパ腫などを引き起こす可能性があることが研究者によって指摘されています。

また、砂糖の約200倍の甘味があるアセスルファムKは、体内で分解されないため異物となってグルグルめぐり、肝臓や免疫の機能を低下させる恐れもあります。

3大危険成分が入ったブレンディスティック

アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物は、味の素ゼネラルフーヅの「マキシム スティックメニュー カフェモカ」に、アセスルファムKはネスレ日本の「ネスカフェ ゴールドブレンド スティックコーヒー」などに含まれています。

なお、「ネスカフェ ゴールドブレンド スティックコーヒー」には、アセスルファムKだけでなく、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物も含まれています。

また、難消化性デキストリンが含まれているとした「ブレンディスティック カフェオレ カロリーハーフ」には、アスパルテーム・L-フェニルアラニン化合物、アセスルファムKも含まれている。

事実上、3大危険成分が入った三冠王状態になっています。

インスタント食品は独身の方にとって便利でありがたい食品です。カップ麺にカップスープ……お湯を入れれば手軽に食べられることから、ついついと手が伸びてしまいます。

全てのインスタント食品が悪い物ではない

有害な添加物が入っている、出来れば買わないようにするインスタント食品 、自然の物をできるだけ使用している、買ってもいいインスタント食品など様々です。

インスタント食品は、なかには安全に食べられて美味しいものも少なくありません。

どんな添加物が入っているのかをよく吟味しながら食べましょう
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腸内環境を強化する

私達は食べた物で健康を維持できるように作られています。中でも腸は重要な役割をしています。腸は食べた物を消化・吸収するだけでなく、免疫、ホルモン産生、自律神経など健康を司るあらゆるところです。

脳は死んでも腸が生きていれば生存できるのです。逆に腸が死ねばいくら脳が生きていても死んでしまいます。

美味しく食べた物が全て良いもので、体に害が及ぼさないというものでもありません。食べた物は体の中に入って、有害な物質に変わる事もあります。

腸内環境が正常であれば、体の中の有害物質はスムーズに排泄され、害を及ぼさない様にできています。

下痢の改善にはまずは腸内環境を整えることが第一優先となります。
腸内環境を整えるサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。