下痢の原因は加齢に伴う機能の衰え
下痢の原因は様々あります。病気、ストレス、生活習慣、食事、加齢など原因はたくさん考えられます。
人間は年ととるにつれて外見だけでなく、体力も落ちます。
もちろん、目に見えない体内も老化していくことになります。おなかも弱くなります。
下痢の原因は加齢に伴う症状の一つかもしれません。どうすれば改善できるのでしょうか、ご一緒に考えてみましょう。
下痢の原因は年齢と共に衰える消化能力
下痢が続く方で、年齢によるものが原因ではないかな?と感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか。
若いころと同じような量を食べてしまうと下痢。
若い頃はあんなに焼き肉が食べられたのに、同じようには食べられない。肉より魚や野菜を好んで食べるようになった。などありませんか?
確かに、年齢とともに好きなものが変わるのは当然だと思います。一生ずっと同じものが好きという人の方が珍しいかもしれません。
年齢を重ねると、胃腸の運動機能は少しずつ低下していきます。
加齢に関わらず人間は、胃腸の運動機能が低下したり脂肪分を多量に摂取したりすると、食物が胃内にとどまる時間が長くなります。
焼き肉や揚げ物などの脂っこい食事を多く摂ってお腹の調子が悪くなるのは、食物が胃内にとどまる時間の長さ」が影響しているのだそうです。
そこに加齢が加わると、食べ過ぎで下痢、焼き肉で下痢となってもおかしくはありません。
下痢を改善する胃腸の老化予防
胃腸の老化を予防するには、良く噛んで食べることで、胃で消化する負担を軽減できます。唾液には酵素が含まれており、それが消化液としての役割を果たしてくれることで、胃腸の負担を軽減します。
若者と高齢者の胃排出機能や脂肪消化吸収能力に年齢差がないとする報告も多くありますので、必ずしも加齢で脂っこい食事による症状が出やすくなるわけではないようです。
高齢者の場合には噛む力の低下や、消化管機能や消化管運動の低下疾患の合併や既往疾患に対する内服加療などの影響によって脂肪消化吸収能力が低下している可能性もあるとされています。
もともとお腹の弱い方もいらっしゃいますし、お腹には自信のある方もいらっしゃいます。
個人差はありますが、加齢とともに下痢になりやすくなる改善策の一つはしっかり食べ物を咀嚼して、胃腸の負担を軽くしましょう。
50代から増える下痢の原因
また50代から60代で下痢の方が増えるとも言われています。それは何故でしょう?
一つは、子育てが一段落し、夫婦二人もしくは自分一人だけになると、なかなか料理をするのがおっくうになってしまい、外食や惣菜、コンビニ弁当などで食事を終わらせるという方が増えるからだそうです。
毎日何も食事の用意はしないと言われる方もいらっしゃるようです。
確かに一人分を材料から揃えることを考えると、経済的になる場合もあるのではないかと思います。
しかし、惣菜やコンビニ弁当には添加物がたくさん入っています。添加物は下痢の原因になりますし、下痢だけでなく、ガンのリスクも高めてしまうものもあります。
やっと自分の時間が持てるようになって、何もしたくない…そんな気持ちもとても良くわかります。が、健康を損ねると、楽しむはずが楽しめなくなります。楽しむことを考えるのであれば、食事も重要です。
お心当たりのある方は、少しずつ自分で作ることを再開されてみませんか?
腸内環境を強化しよう
「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。腸内環境が悪いと、下痢だけでなく様々な病気の原因を作ります。生活習慣病の9割は腸内環境の悪化からと言われます。
ですから逆に腸内環境を整えれば、下痢やガンなど生活習慣病になりにくい身体を作ることが出来るのです。腸内環境を整えるサプリメントがありますので上手に利用しましょう。