過敏性腸症候群の精神的タイプ

過敏性腸症候群の精神的タイプ

過敏性腸症候群の主な原因はストレスからといわれますが、本人が自覚しない場合など精神的な症状も様々あります。大きくわけると不安・緊張型、過剰適応型、抑うつ型の3つがあります。

不安・緊張型

下痢や腹痛などの症状の他に不安や緊張があるタイプです。例えば、通勤電車に乗ると、以前何度か辛い経験した状態になるのではないという不安を感じるタイプです。

この様な不安を予期不安といい、この不安が新しいストレスとなって、大腸のわずかな動きまで痛みとして感じ、それにともなって消化器官が激しくなり下痢を起こしてしまうのです。

いつもはそれほどストレスを抱えていない人や、いつもと違う心理的な負担がかかったり、プレッシャーが多くなった時に症状が起るという事があります。またもともと、胃腸が弱く、おなかが弱い人や、体調の変化に敏感な人にも多く見られます。

過剰適応型

真面目で、頑張る優等生タイプの人は期待を裏切らないように努力するので、体が限界を超えたサインとして、下痢や腹痛の症状が現れます。

 抑うつ型

抑うつ型の人うつ状態が原因で下痢になる場合と、何らかのきっかけで下痢が起るようになると、それがきっかけで憂うつになる場合があります。

引越し、更年期、昇進などで自分の気持ちに整理が出来ず、気分が憂うつになり、過敏性腸症候群の症状として下痢になることがあります。
こうした過敏性腸症候群の症状は初期の段階では学校や会社に行く前や電車の中、あるいは会議や授業中など特定の状況に限って起る場合が多くみられます。
走ると下痢をする原因に
例えば学校に行く日はおなかが痛くなり下痢をしますが、休みの日には症状が出ないという事があります。
しかし下痢が続くとまたいつ下痢なるか分からないので不安になり、学校に行けなくなったり、電車に乗れなくなったり、他人との付き合いが苦手になるなどしてきます。

下痢が続く原因がストレスで、大きな病気でないはことがわかると、自分なりのストレス解消を見つけて治していく人もみられます。 しかし、過敏腸症候群は治ったかなと思っても再発し易いものです。

自分は少し腸が敏感なだけだと思って気長に対処していきましょう。あまり下痢のことを心配し過ぎたりしないで、「仕方ないな~、この過敏性腸症候群と付き合う気持ちでいるか」と楽な気持ちでいましょう。大丈夫!大丈夫だと自分に暗示をかけてみるのも良い方法です。 

しかし腸内環境が悪くなっているのは事実ですから、下痢のことをあまり気に出ず、腸内環境をまずは整えましょう。腸内環境を整えるサプリメントを上手に利用すると、楽になります。上手に使ってみましょう。