下痢は誰もが経験する症状ですが、長期間下痢が続き、病院に行って、薬を飲んでも一時的に治るだけ、また薬をやめるとすぐに下痢をしてしまう。食べると必ず下痢、疲れると下痢になるなど悩みは尽きないものです。
またストレスがあると下痢をするなど、ストレスで腸と脳のリズムが崩れているのかもしれません。
下痢は成人で一日200mlを超える水様性便が出る事が多いようです。約3週間以上持続する下痢を「慢性下痢」といいます。
続く下痢を放置しておくとよくない理由
下痢が長く続くと体に悪い影響を及ぼします。下痢が長期にわたって続くと、まずは体の水分の量が減ってきます。水分を補給しないでいると、ますます水分量が減り、脱水症状を起こします。更にひどくなると体重減少、発熱を伴う事もあります。
腸内は荒れてしまい、腸内環境も非常に悪くなってきます。つまり全身が消耗してしまいます。
また、下痢によって腸管の運動が活発になり過ぎると、しばしば腹痛も起ります。このような状態が長く続くと、軽い場合はトイレに行く回数だけが増えるのですむのですが、重くなると便が漏れて失禁が起ってきます。
実際、下痢が止まらず、どうしようもなくなり、女性用ナプキンを使用している人もいるそうです。
個人差もありますが、下痢をして便が液状になり、直腸から肛門に向けて、便がいきよいよく出ると、その事によって、直腸から肛門にかけての粘膜が刺激され、それを何度も繰りかえされると、肛門の炎症や痛みが生じます。
また肛門をきれいにしようと何度もウォシュレットできれいに洗い流すと肛門周辺にいる常駐菌までもがいなくなり、炎症は更にますます広がっていく可能性があります。
こうした下痢が長く続くと生活の質(QOL)を下げてしまい、仕事に、日常生活に支障をきたしてしまいます。
しかし下痢は治らないものではありません。必ず治るのです。体がそのように働きますので決して諦めないことです。下痢を治す方法はいくらでもあります。
まずは自分の下痢はどんな時に下痢になるのか良く観察して、自分が今できる事から始めていきましょう。
また下痢が続く方は腸内細菌のバランスが乱れている事が多い事でも知られています。
下痢をすると、腸内最近が減少(特に善玉菌)するからです。
腸内環境を良好にすれば、下痢をはじめ様々な問題は解決されやすくなります。
ですから、添加物の多い食べ物は避け、食生活を見直し腸内環境を強化しましょう。腸内環境を整えるプロバイオティクスのサプリメントがありますので上手に利用しましょう。
下痢の改善はまず腸内環境をしっかり整えましょう
私たちは色々なものを美味しく食べて健康を維持しています。中には食べ過ぎると体に悪いと知りつつも、ついつい美味しさのあまり食べ過ぎる事が多々あります。
本来なら、つまり腸内環境が正常であれば、食べ過ぎても腸内で対処してくれているので健康を維持することが出来るのですが、腸内環境が悪化していると、腸内で対処しきれなくて下痢をはじめ腹痛やそのほかの症状となって現れてきます。
腸内環境を整える為に腸内善玉菌をしっかり増やしましょう。