下痢になったり、下痢が続いたりするととりあえず市販薬を求める事が多いものです。
下痢の市販薬を効果的に使う時の注意点
市販薬を求める時の目安として店員のすすめで求める人が約半分くらいで、次いで多いのはCMで求める人だそうです。
2人に1人が薬局や薬店の薦めで薬を選んでいるとなると、薬を買う時にいかに自分の症状をうまく伝えて適切な薬を選ぶかという事が重要なポイントとなります。そこで次のような事に注意しましょう。
●信頼できる薬局を選びましょう
整腸剤、下痢止めなどは、多種類のものが出回っています。それらの薬は含まれている成分が異なっていますので、効能も少しずつ違い、それぞれに特徴があります。
その中で自分の症状に合った薬を選ぶことはとても大切です。それはきちんと薬の説明が出来るほどの知識を持ち、しかも客の話をよく聞いてくれる薬剤師のいる薬局を選びましょう。そうした薬局は信頼がおけるものです。
●自分の症状を上手に伝えましょう 。
よく話を聞いてくれる薬剤師に対して、自分の現在の症状を詳しくうまく伝える事が大切です。
今現在どんな状態か、どんな症状か、いつも下痢をするのかあるいは時には便秘になるのか、あるものを食べた時だけ下痢になるのか旅行の時だけ下痢をするのか、せんいを多く含んだ食べ物を摂れば解消するのか、自分の下痢の特徴を上手に相手に伝えて、自分の体や症状にあった下痢の薬を薬剤師といっしょに選んでみましょう。
●市販薬は3日飲んで効かなければ止める
市販薬というのは原則として長期にわたって使用しないようにしましょう。長期間服用するような薬は、必ず医師の指示で使用しなければなりません。自分勝手な判断をしないようにしましょう。
市販薬はあくまでも症状を抑えるためにとりあえず用いるもので、根本的な解決ではありませんが、それで症状が治ればよいし、治らなければ、あとは医師の治療をうけなければなりません。
1、2日長くても3日間使用して効果がはっきりしなければ、その薬はやめるべきです。
●漢方薬配合だからいいと軽々しく判断してはいけません
市販薬の中にも“漢方薬配合”とか“生薬配合”の薬が多くなりました。生薬からくるイメージとしては“効き目がおだやか”“自然に近い”“副作用がない”といった事があります。
しかし漢方薬もあくまでも薬という事を忘れないで下さい。漢方薬はすべて体によいとか副作用がないと思い込むのは性急すぎます。基本的には殆どの薬が漢方薬に由来しているといってもいいくらいです。
漢方薬だからいい、科学物質の薬だから悪いのではと判断するのではなく、その薬の作用や効能をよく見極めて上手に使い、最も効果のある使い方をしましょう。
いずれにしても下痢が続く方は、安心安全な方法で、つまり食事環境で治していきたいものです。下痢になる、一過性の下痢、慢性的な下痢は必ず原因があるものです。
下痢が続く原因は殆どの場合、食事や気の持ちようですので、腸内環境を整える食事やサプリメントを利用してあせらず、気長におなかを強くしましょう。 必ず治るものです。