下痢の原因は間違った水分補給
もう暦の上では秋というのにまだまだ猛暑が続いています。私達の体の水分は汗と共に流れてしまいますので適度な水分を補給しなければなりません。水分不足で熱中症になるからです。
でもあまりにも水分を摂り過ぎて、下痢になる事もあります。どのようにすれば下痢に原因とならない適切な水分補給が出来るのでしょうか。ご一緒に考えてみましょう。
下痢の原因は間違った水分補給
私たちの体に占める水分の割合はおよそ60%です。健康的に過すには、一日の水分補給はおよそ1.2Lの水分補給が必要だと言われています。
しかし、水分補給はどんな飲み物でも良いというわけでは ありません。
水分補給に適した飲み物とそうでない飲み物とが あります。水分補給が悪かったために下痢になるという事があります。
🔷水分補給に適した水
水分補給のための飲み物としてもっともおすすめのが、水です。水には糖分も塩分も、カフェインも含まれていませんから、 飲み過ぎによるこれらの過剰摂取を心配する必要はありません。
カロリーもありませんから、太ることもありません。ですから、日々の水分補給のためには、水を飲むのがおすすめです。但し、ここで気を付けて頂きたいのは、水の質に問題があります。
●白湯
白湯(さゆ・しらゆ)」とは、何も入れていない水を沸騰させたものです。 白湯を冷ましたものは「湯冷まし」と言います。 健康目的以外にも、薬を飲む時や、新生児や弱った身体の方への水分補給など最も適しています。
白湯には身体に良いと言われていることがたくさんあります。 白湯を飲むことで、身体が温められ体内環境が活発になり、食べ物の消化を助けてくれます。消化が良くなることで、体内の毒素や老廃物が排出されやすくなります。代謝が良くなると身体の調子も整います。
●お茶
夏場は冷たいお茶、冬場は温かいお茶と、季節や気分に合わせて楽しめます。しかし、水分補給のための飲み物として考えた場合には、気を付けなければならない点もあります。
緑茶などのお茶に含まれるカフェインには利尿作用があり、 補給したはずの水分を体外へ排出してしまうのです。お茶はあくまでも健康のための飲み物や気分転換のための嗜好品と考え、適量を飲むのがおすすめ。
麦茶やそば茶などといったカフェインが含まれていないお茶は、水分補給のための飲み物としても活用できます。
●コーヒー、紅茶
仕事中の気分転換に欠かせないという方も多いコーヒーや紅茶ですが、コーヒーや紅茶もカフェインが多く含まれており、 体内の水分の排出を促してしまうことがありますので、水分補給には適していません。
カフェインにはほかにも覚せい作用や胃酸分泌促進作用があると言われており、 夜飲むと眠れなくなってしまったり、空腹時に飲むと胃痛が起こったりすることもありますので、 飲むタイミングや量には注意が必要です。
ペットボトル入りの紅茶系飲料の中には糖分が多く含まれているものもありますので、適していません。もちろん、コーヒーや紅茶にも良い効果はありますから、適量を上手に楽しむと良いと思います。
●水道水
水道水は、もっとも手軽に利用できますが、おなかの弱い方にはお薦めできません。特に夏になると雑菌が繁殖しやすい状態ですので下痢になりやすくなります。出来れば、雑菌や塩素が除去できる性能の良い浄水器を活用することをお勧めいたします。
●ミネラルウォーター
地下水にろ過・沈殿・加熱殺菌処理などを施したもので、様々な水がペットボトルなどで市販されています。マグネシウムが多く含まれている硬水(海外の水)がありますが、もともとお腹の弱い方は下痢や軟便になりやすくなります。実際、海外のミネラルウォーターを買って飲んだら下痢が止まらないという報告もあるようです。
●山の湧き水
湧き水はきれいなものというイメージが強いですが、実は様々な細菌が多く潜んでいます。自然の細菌やピロリ菌が多く含まれ、特に最近ではPM2.5で空気が汚染され、地下に浸透します。しかし、それは湧き水が出ている周辺の環境にもよるため、すべての湧き水が危険というわけではありませんが、おなかの弱い方は注意しましょう。生水でなく、必ず沸かして飲みましょう。
●甘いジュース類やスポーツドリンク
暑い夏場や運動時など、容器入りのジュース類は多くの糖分が含まれています。このような飲み物を過剰摂取することで、「ペットボトル症候群」と呼ばれる急性の糖尿病に陥る危険性が高くなるのです。またスポーツドリンクには適度な塩分が含まれているので、 運動後の飲み物としては適しています。しかし、糖分がりますのでジュースと同じようにペットボトル症候群に陥る危険性もあります。
水分補給に適するものは
・水分補給の飲み物として適しているのは、水。品質の良い浄水器の水なら安心。
・お茶に含まれるカフェインには利尿作用があり、水分の排出を促してしまうこともある
・コーヒーや紅茶にもカフェインが含まれているので、飲むタイミングや量には注意が必要
・ジュース類を多く飲み過ぎると、「ペットボトル症候群」と呼ばれる急性の糖尿病に陥る危険もある
・発汗を伴う激しい運動時の水分補給には、スポーツドリンクを活用するのも良い
腸内環境を強化しよう
腸内環境を良好にすることは、下痢をはじめ様々な病気を遠ざける一番の近道です。腸内の環境が良くなると、腸内での浄化作用が効果的に規則正しく行われ体に有害なものなどが溜まらず、明るく元気に過ごすことが出来ます。
腸内をメンテナンスするのは腸内に棲む有益な細菌達です。腸内には有害菌もいますので、有害な菌を増やさず、有益菌を増やす様にしましょう。腸内環境をよくする有益菌のサプリメントがありますので上手に利用しましょう。