下痢の原因は香料に!

下痢の原因は夏に増える柔軟剤や発汗剤の香料
下痢の原因は口から入るものが大きな原因ですが、時には嗅覚の刺激から下痢の原因となることがあります。実際、夏になると衣類の柔軟剤や制汗剤を使用する人が増え、それらの香料が原因で体調不良を訴える人が増えています。
柔軟剤臭に関する国民生活センターへの相談が増えている
NPO法人「日本消費者連盟」(東京都新宿区)によると、消臭剤を避けるために外出先のトイレを我慢したり、無臭の職場が見つからずに生活困窮に陥ったりする人も。 街中にあふれる過剰な臭いの元を「香害」だとして、消費者の意識改革や規制を求める動きも出ていているそうです。 実例を挙げると
■「目の前真っ白で意識遠のく」
  埼玉県に住む73歳の主婦の方は、最初の異変を自覚したのは約5年前で、隣家のキッチンの換気扇から自宅リビングに漂ってきた芳香剤の臭いをかいだ時に強くせき込みました。

以来それがきっかけで、近所の洗濯物で使われた柔軟剤の臭いなどをかいだ時にもせき込むようになったそうです。ひどい時は5分以上もせきが止まらず、「息苦しくて目の前が真っ白になって意識が遠くなることがある」など言われています。 ■「生理現象我慢」「通勤難しい」
又、柔軟剤などの香りが原因で体調不良を訴える人は近年、後を絶ちません。24年度に国民生活センターに寄せられた柔軟剤の臭いに関する相談は計65でしたが、日本消費者連盟が昨年7月と8月の2日の相談件数はその3.3倍にあたる計213件の相談が寄せられたそうです。 ■誰もにでも起こり得る可能性
「そよ風クリニック」(東京都杉並区)の宮田幹夫院長は、臭いよる被害の多くは化学物質過敏症の発症と指摘しています。

■深刻な化学物質過敏症で下痢になる
香りつき商品は、香料をはじめ、いくつもの揮発性の合成化学物質を含んでいます。それが呼吸によって体内に取り込まれ、喘息やアレルギーの発作などの健康被害を引き起こします。そのうち最も深刻なのが化学物質過敏症です。 化学物質過敏症は、一度に大量の化学物質を取り込んだり、ごく薄い濃度の化学物質を繰り返し取り込んだりすると発症します。症状は、鼻炎、耳鳴り、皮膚炎、気管支炎、喘息動悸、息切れ、下痢、便秘、不眠、記憶障害集中できない、目がかすむ、結膜炎、頭痛、発熱、疲れやすい、手足が冷える、生理不順、頭痛がする、記憶力・思考力が低下する、目がかすむ、耳鳴りがする、のどが痛み声がかすれる、息苦しくなる、筋肉や関節が痛むなど、きわめて多岐にわたり、重症の患者は普通の日常生活を送ることができなくなる。

■柔軟剤の成分
柔軟剤の成分はメーカーによって様々ですが、ひどいものだと界面活性剤しか記載してないケースもあります。また、香料と記載がありますがどのような香料なのかは記載されていません。香料だけでも、種類は4000種類もあり、その中で500種類くらいが流通しています。 そうした香料の組み合わせで、消費者のニーズに合うような匂いを作っていきます。その複数の香料をひとまとめにして、成分表示に香料として載せ、これらの成分は企業秘密になっており公開はされません。 ■香害や化学物質過敏症への対策
化学物質過敏症の治療といっても、効果のある薬はありません。香料のある化学物質など使わないような生活改善をしていきましょう。 ①シャンプー、リンス、洗濯洗剤、柔軟剤、歯磨き粉などをせっけんに変えていく。
肌に触れるものは、全てせっけんを使うということです。 ②芳香剤、防虫剤、消臭スプレーなどは使わない。
これらは成分が気化して体内に取り込まれます。 ③加工品、食品添加物、農薬、遺伝子組み換えなどの食品を避ける。
できればオーガニックなどの安心安全な食品を買う。 ④スマホ、タブレット、WI-FIなどの電磁波対策をする。
電磁波をカットする製品も発売されています。 環境や食物から化学物質をできるだけ取り込まないようにし、ビタミン・ミネラルの摂取や適度の運動で健康を維持し、症状が和らぐのを待ちましょう。有害なものを排出する腸内環境を強化するも大大切です。
こうした生活改善で患者の7割ほどは、普通の社会生活ができる程度に症状が改善します。

腸内環境を強化しよう
「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。私達は食べた物で元気を貰い、健康的な生活をすることが出来ます。食べ物の中には有益な物や有害なものがあります。有害なものを排除したりする役目は主に腸内で行われます。ですから、日頃から腸内環境を正常に保つことが必要なのです。腸内環境を正常に保つサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。下痢の改善は一段と早くなります。

 

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