下痢がなかなか治らない方は非常に食べ物にも注意されていると思います。果物の中にも下痢の原因になるものがあるのはご存知でしょうか。
下痢の治し方⑥意外な盲点・・・プルーン
プルーンと聞くと外国の果物と思われがちですが、実は日本ではすももと呼ばれているプルーンがあるのです。
一般にプルーンといえば西洋すももをさすことが多いですね。乾燥させた果実をドライプルーンとして、あるいは濃縮ジュースにして、ジャム、エキスだけを摂りだしたものなどたくさん出回っています。
プルーンは古くから薬効のある果実として珍重されてきました。その理由は、ミネラルやビタミンをバランスよく含み、様々な効能を得られるからです。
栄養豊かな果物で、鉄分も豊富に含まれているため、女性に人気で普段からおやつとして食べている女性が多いと思います。
しかし、プルーンを食べ過ぎるとお腹が緩くなったり、下痢になることがあります。というのも、プルーンは桃、さくらんぼなどと同じバラ科の植物で、葉で光合成された糖質「ソルビトール」が、腸で消化吸収されにくいために下痢になるのです。
人間には本来お腹が自然に緩くなる生理作用(緩下(かんげ)があります。プルーンの成分ソルビトールにはこの「緩下作用」を促進させるので、下痢になるのです。
プルーンを購入する場合スーパーなどにはドライフルーツや生物、ジャムなどがあります。ドライプルーンには生のプルーンよりも3倍もの食物繊維、ソルビトール成分も濃縮されて入っていますので食べる量を加減して下さい。またソルビトールは甘味料として非常にポピュラーですのであらゆるものに利用されています。
例えば血糖値を上げないので糖尿病患者にも推奨されているようです。更に甘味料としてだけではなく、食品の変質防止や品質保持、湿潤調整などの作用があるので広く食品添加物として使われているといいます。
代表的なのはコンビニのおにぎりです。時間が経っても飯がパサパサにならないのはソルビトールの湿潤調整の機能を利用しているからです。
現代の食環境は複雑で自然なもの、合成されたもの、しかも区別がつかない程美味しく、安い食品が豊富に出回っています。
一つ一つ見極めるのは難しいかもしれませんが、できる限り手作りのものを利用しましょう。自分の健康を守るのはあなたしかいません。コンビニの弁当やおにぎりは止めて、手作り弁当を持参しましょう。
下痢の改善には良好な腸内環境
下痢の症状を早く回復させるためには、食品添加物の多いもの、酸化した油、人工甘味料、防腐剤などの体に悪いものをできるだけ食べないようにしましょう。
また、腸内をしっかりメンテナンスが出来るサプリメントなどを利用して、腸内環境を整えましょう。腸内環境が整うと腸内は健康になり、本来の生理作用が戻ります。下痢も自然と治ってきます。
一日も早くおなかの調子が良くなるといいですね。