下痢が起こる原因は様々ですが、一番多いケースが細菌性による下痢です。食中毒の場合がありますので、急な下痢、発熱、おう吐がある場合は、一度病院で受診しましょう。
食事療法で下痢の原因を改善しよう
下痢になると、体から水分が減って脱水症状に陥ったり、ミネラルが減り体力の低下を招 いたりします。
下痢というのは、腸内の異常を知らせるサインですから、いつも通りの食事を摂っていて は症状がより悪化し長引くばかりです。
消化の負担が軽いものや、整腸作用のある食べ物を摂るようにしましょう。
食事療法の5大原則
1.脱水症状を防ぐために、水分を多く含んだものを摂取する
2.消化の負担が大きいものを摂取するのは避ける
3.食物せんいを多く含んだ食品や香辛料が含まれたものは、消化が悪く胃腸に負担をかけ るので避ける
4.1度に多くの食事量を摂らない、食べるときには複数回に分ける
5.早食いは避け、ゆっくり噛んで食べる
腸が喜ぶ食生活の改善を心がけましょう。 腸への刺激が少なく、栄養素の高い食事で免疫力を上げることが大切です。
下痢によい食べ物
おかゆ・よく煮込んだうどんや素麺・白身魚・鶏ささみ(脂肪分が少ないため)・豆腐…
飲み物は、カフェインを含んでいない刺激の少ないものを選びましょう。
スポーツドリンク・りんごジュース・ほうじ茶…
冷蔵庫に入っている飲み物をそのまま飲んでいては、下痢が悪化するばかりです。一度、 常温に戻してから飲むようにしましょう。また、腸内環境を整えるサプリメントを積極的に摂りましょう。
また、下痢になるとなかなか食欲も湧かなかったりします。少しの間、上記で紹介した消化の良いもの、喉越しの良いものを摂ることは良いのです。それでも下痢が治らない場合は、極力ご自分で作った普通の食事(脂っこくないもの)を摂るようにしてみましょう。
外食やお惣菜には添加物がたくさん入っています。添加物は腸にダメージを与えます。例えお腹に心配のない方でも、食欲が落ちてしまうと、消化の良いものにばかり頼ってしまい、それが後から思い返すと下痢の発端だったということもあり得ます。
ばっか食、つまり同じものばかりを大量に摂取することは避けて、栄養バランスの良い食事をして、体の健康に留意しましょう。
腸内環境を整えよう
「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。昔は今ほど添加物はなかった時代に、腸内環境が健康に大きく左右していることが体験してわかっていたのです。
現代では世界中の食材が満ち溢れ、どの食材が日本人の健康に良いのかさえ分からなくなってきています。一つ一つの食材は確かに栄養豊かであったとしても、日本人の体質に果たしてあっているかどうかは疑問となることが多いものです。
特に欧米型の食事は腸にとって良くありません。やはり、和食中心の食事が一番いいようです。「身土不二」と言う言葉がありますが、身土不二というのは地元の旬の食品や伝統食が身体に良いのでそれを食べましょうという事です。身体に合わないものはそれを早く出そうとして下痢になってしまいます。
何を食べても下痢にならない人がいます。そういう人は腸内環境が非常に整っている人です。腸内環境を強化すると、下痢の改善は早くなります。腸内環境を整えるサプリメントやミネラルを補う野菜粒などがありますので上手に利用しましょう。一日も早くおなかの調子が良くなるといいですね。