下痢が続く原因はビタミンCの摂り過ぎに
下痢が続く原因は様々です。病院で治療を試みても、下痢の原因が分からず、下痢が改善されない方は沢山おられます。
しかも慢性的に何年あるいは、何十年も下痢が続く辛い症状を持っておられる方もいます。しかし、こうした悩みはある日突然に下痢の原因が分かることがあります。
それは生活習慣をよく観察すると生活習慣の中に下痢の原因が見つかるものです。例えば、ビタミンCの例を見ると次のようなことで下痢の原因が分かります。
ビタミンCの役割
ビタミンCが不足すると「壊血病(かいけつびょう)」という恐い病気を発症します。
毛細血管が細くなり、出血しやすくなる病気です。悪化すると骨が変形して、関節が激しく痛みます。ビタミンCはさらに、免疫機能を高めます。
まだ医療保険の対象にはなっていませんが、がん患者にビタミンCを点滴で投与する医療機関も存在します。
傷の治癒を促進したり、体の酸化を防止する効果もあります。体の酸化とは「老化」のことです。ビタミンCは「若返りの薬」とも言われ、美肌効果も期待できます。
こうしたことから、健康を意識し始めた人が、「まずはビタミンCから」とサプリメントを買うことも多いのではないでしょうか。ビタミンCを多く含む野菜や果物をたくさん食べるのもいいでしょう。
肝臓との深い関係
しかしながら、このように健康になることを意識してビタミン剤を摂取し始めたのに、逆にビタミン剤を飲み始めたらおなかを壊した!という方もいらっしゃいます。
なぜ下痢を起こすのでしょうか。また、「ビタミンCを摂りすぎても、おしっこと一緒に体の外に排出されるだけ」ということをご存じの方もいらっしゃるでしょう。
しかし人によっては、一度に3グラム以上のビタミンCを摂取すると、下痢を起こすのです。これはあまり知られていないことでもあります。
肝臓が悪いとビタミンCの摂り過ぎで下痢に
ビタミンCの摂りすぎで下痢を起こす人は、肝臓が悪いことが多いです。ビタミンCと肝臓の関係は複雑で、ビタミンCには肝臓を守る働きもあります。
しかしビタミンCは、肝臓を活発にさせる作用があり、そのため肝臓が「過労」気味になってしまうのです。肝臓が「過労」になると消化に悪影響を及ぼすので、消化不良になり下痢の原因となることがあります。
100ミリグラムが理想
ビタミンCの理想の摂取量は、1日100ミリグラムとされています。この数字は、人の吸収能力とも関係しています。100ミリグラムを摂取すると、腸は最大90%ものビタミンCを吸収できます。
しかし1度に5000ミリグラムを摂取すると、腸の吸収は20%にまで落ちるのです。つまりビタミンCはたくさん摂っても意味がないのです。
1本で1/2個分
タバコは毒です。体の中に毒が入ると、体は毒を消し去ろうとします。そのとき酷使されるのが肝臓です。
肝臓には、毒を無毒にする「解毒作用」があります。肝臓が解毒の「仕事」をするときに必要とするのがビタミンCなのです。
タバコを1本吸うだけで、ビタミンCは25ミリグラムも消費されてしまいます。これはレモン1/2個分に相当します。
またビタミンCの理想の摂取量である1日100ミリグラムを適切に摂取しても、タバコ1本で1/4も消えてしまうのです。
タバコは心臓や肺や血管を壊す「マイナスの作用」を引き起こすだけでなく、ビタミンCを奪うという「プラスの作用を打ち消す」こともするのです。
いかがでしょう。せっかく健康になりたくて行っていることなのに、過剰に摂りすぎるのはよくなかったり、その他の生活習慣に作用されたり、ビタミン・ミネラルをきちんと摂取するのは、簡単なように見えてなかなか難しいものだとおわかりいただけたでしょうか?
食生活の日記をつけて下痢の原因を見つける
まずは日常の習慣を見直して、ご自分の健康状態を観察する習慣を持ちましょう。
あるいは毎日の食生活などを含めた健康状態を日記にすると明らかになるようです。
薬で改善されない病気は必ず食事療法で解決できる方法があるものです。根気よく探しましょう。
腸内環境を強化する
「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。何といっても病気の9割は腸で決まるとも言われていますので、どれだけ腸を健康に保つかが重要です。
幸い腸内は簡単に正常な
状態に戻すことが出来ますので、安心です。食生活を見直すあるいは、腸内環境を良好にするサプリメントがありますので上手に利用しましょう。