下痢の原因・・・缶詰の容器
下痢の原因は様々です。下痢の原因がはっきりわかっているものであれば、治療あるいは排除すれば下痢は自然と回復します。しかし、最も困難なことは下痢の原因がはっきりわからない時です。
下痢が続く状態で、何年も過してきた方もおられます。また慢性的な下痢で日常生活に支障をきたしている方もおられます。しかし、どんな下痢でも必ず下痢の原因はあるものです。焦らず、下痢の原因をゆっくり考えてみましょう。
下痢の原因は亜鉛容器
食べ物の容器には様々な種類があります。プラスチック容器、発泡スチロール、牛乳などが入っている紙類など実に多種多様です。
特に缶詰などには注意が必要です。例えば缶詰などは内側に亜鉛メッキを施している商品があります。
これを長期間放置し、賞味期限が切れたにも関わらず食品を食べれば、亜鉛を大量に摂取することとなり中毒症状が起こり、下痢嘔吐などの症状が出る原因になることがあります。
亜鉛メッキ容器は
缶詰の内側には樹脂コーティングされていますが、亜鉛メッキであることも少なくありません。こうした缶詰に酸性の食品を入れていると、内側のメッキが腐敗しやすくなります。 この亜鉛が長期間をかけてゆっくりと食品に染み出てくると、この缶詰を食べて亜鉛中毒の症状が出ます。 備蓄用に取っておいた缶詰では賞味期限が切れていることもあります。パッケージに書かれている賞味期限内に食べれば問題はありませんから、かなり古いものは期限を確かめてから食べるようにしましょう。 災害用に備蓄した缶詰はかなり時間が経っているものが多いと思いますので、注意しましょう。安全なのは食べないのが一番です。このように変質した缶詰は蓋を開けると金属のようなニオイがするため注意してみましょう。 亜鉛そのものは摂取したからといって直ちに有毒ではありませんが、いちどきに大量に取ると下痢などを起こす原因になることがあります。 ただこれも相当な量をとった場合であり、もし下痢になったとしても単なるとりすぎによるものですから数日たてば普通に戻ります。 果物の缶詰に使用されていたとするならば、開缶と同時に酸化が始まり、かつ果物の酸によって溶け出すので、開けたらすぐに別の容器に空けてしまわないと風味が変わってしまいます。
亜鉛メッキかどうかの見分け方
缶詰が樹脂コーティングか亜鉛メッキかどうかは、前者は内側に何も模様がありませんが、後者は亜鉛の結晶で複雑な幾何学模様になっています。
亜鉛メッキされた缶がさらに樹脂コーティングされているということはほとんどありません。
現代では亜鉛メッキの缶詰は殆どないようですが、安い缶詰などには亜鉛メッキされているものもあるようです。亜鉛メッキの食器や鍋、食品の入れ物などが無いのは、亜鉛は水分に弱く、酸性のものには特に溶けやすいためです。殆どの缶詰などはブリキ缶、スチール缶、アルミ缶が使われています。
亜鉛の摂り過ぎで下痢
亜鉛はミネラルで現代では不足がちな栄養素です。その為、亜鉛のサプリメントがたくさん出回っていますが、亜鉛の摂り過ぎで下痢になることがありますので注意が必要です。出来るなら食品から亜鉛をしっかり摂りましょう。
腸内環境を強化しましょう
「元気の元は胃腸から」と昔から言われています。健康で長生きの人は殆ど胃腸が丈夫で腸内環境も良好です。それほど腸内環境は健康に深くかかわっています。同じものを食べても下痢になる人、なんでもない人がいますが、この違いは腸内での活動が正常に行われているかどうかの違いです。 腸内環境が整うと腸内活動は正常化します。腸内環境を強化するサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。下痢の改善も早くなります。
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