下痢が続く原因は千差万別です。化学や交通網が発達し、世界中の食べ物を食する環境になっています。
下痢の原因は引越から
この様な食環境の変化も下痢の原因を作り、続く下痢で悩む方の人口増加の一つとなっています。
更に精神的なストレスも時代と共に多くなり、精神的なものが原因で下痢となる人も増えています。その一つに毎年春になると続く下痢で悩む方の人口が増える要因として、引越で生活環境が変わることが挙げられるのも不思議ではありません。
実家に住んでいた時はなんともなかったのに、一人暮らしを始めてから、急に下痢が続くようになった、下痢と便秘を繰り返すようになったなど、お腹のトラブルが増えた、という方は意外と多いものです。
主な原因は食生活や生活習慣の変化なのですが、それ以外の原因でも下痢が増えることもあります。
生活環境の変化
●一人暮は運動不足になりやすい
一人暮らしを始めると、運動をあまりしなくなる方がほとんどです。たいてい、実家から出て行く場合、職場や学校など、自分の勤め先の近くやアクセスの良い場所を選ぶもの。
それまでの通勤通学時間が短縮できるメリットはありますが、そのために強制的に動かせていた身体を動かす時間もぐっと減ります。
また、誰が見ているわけでもありませんから、延々とだらだら寝ていても注意してくれる人もいません。
なんだかんだ口うるさいと思っていた家族の存在のありがたみが、急に浮き彫りになりますね。運動をしないと食欲もわかず、血の巡りも悪くなってしまいます。
体全体が不調になり、おなかが弱い方はそれが下痢となって表れてしまう場合があります。
●外食中心の肉食生活
食事環境の変化で体調は崩れやすくなります。実家にいた時には黙っていても家族の誰かが用意してくれていた食事も、もちろん自分で面倒をみなくてはなりません。
毎日自炊するぞ、と最初ははりきっていても、仕事や学業がハードになってくるとなかなか思うように調理できないものです。
必然的にお世話になる事になる外食ですが、やはりどうしても野菜が不足したり、肉食中心のおかずになってしまったり、栄養バランスを整えるのは難しいものです。
食物繊維が不足し、肉ばかり食べていると、腸内で悪玉菌が繁殖し、臭い便やオナラの原因になります。また繊維質は便の形を作ってくれる大切な成分の一つです。
これが不足すると、便の量が減り、形のない軟便や下痢になったり、逆に腸に刺激が足りないため、腸の動きが鈍くなり、便秘の原因にもなったりします。食生活のバランスは非常に重要です。
●シックハウス症候群
下痢はアレルギーの症状の一つとしても現れることがあります。引越しで部屋が新しくなってから不調を感じる場合、その部屋自体に問題があることも疑ってみるべきです。
新築住宅に引越したとたん、下痢が続く又は体調がおかしくなった、――室内にいるだけで、頭痛や吐き気などに襲われるなど、このような症状を伴う病気に「シックハウス症候群」が挙げられます。
シックハウス症候群の原因は、気密性を追求した建築方法ばかりではなく、最近の建物に使われている、建材や内装材も大きな要因です。
ビニールクロス、合板製フローリング、ビニルシートなどの素材はいろいろな化学物質を発生させ、揮発性の高いものが空中を漂い、室内を知らずの内に汚染してしまうのです。
有名なのが、「ホルムアルデヒド」。これを水溶液状にしたものは、「ホルマリン」と呼ばれており、標本を漬けるための防腐剤としてもよく知られるところ。
つまり、ホルムアルデヒドに汚染された室内は、防腐剤が空中に広がっているのと同じ状態ということにです。また、ラットによる実験では、ホルムアルデヒドの発がん性も認められています。
ホルムアルデヒド以外にシックハウス症候群の原因物質は以下の様なものがあります。
●建材の接着剤や塗料に…トルエン キシレンベンゼン
●家やビルの土台に…木材保存材
●クロス・フローリングの加工に…可塑剤(かそざい)
●シロアリ駆除の際に…防蟻剤
続く下痢に加えて、「鼻や喉に刺激があるか」「頭痛や倦怠感を覚えるか」など、あてはまる症状があれば、シックハウス症候群が下痢の原因ということも、十分考えられます。
腸内環境をしっかり整えよう
人は生きている間に生活環境が変わることは多々あります。恐らく一度も生活環境が変わったことが全くないという人はいないでしょう。それだけにストレスによる不調を抱える人は多くなります。
こうした体の不調の9割は腸内環境が良好であれば解決できるものです。長年慢性的な下痢が続き悩んでいる方の多くも腸内環境を整えると自然と改善されていきます。
まずは腸内環境を整えてみましょう。腸内環境を整えるサプリメントがありますので上手に利用しましょう。