下痢が続く原因は多種多様です。精神的なものが下痢の原因となるものもあり、物理的なものが下痢の原因となることがあります。
特に現代では食べ物がグローバル化し、全世界の食べ物を食べることが出来ます。
下痢の原因・・・プロテインの過剰摂取
また食べ物が簡素化し、栄養を抽出したものも多く出回っています。例えばプロテイン摂取がブームになっていますが、過剰な摂取は体に下痢という副作用をもたらすものもあります。
下痢の原因はプロテインの副作用から
プロテインと言えば、男性が飲むイメージがありますが、この頃は女性の愛飲者も増えています。もともと胃腸に不安がある方は、太りにくいため、男性だと痩せすぎというコンプレックスを克服しようと、筋トレとセットでプロテインを利用する方が多いようです。 女性の場合、ダイエットによる筋力低下を防ぐために摂取するようですが、いずれにしても、その副作用で下痢の症状で悩まれる方もいます。 せっかくたんぱく質を補給するためにプロテインを飲んでいるのに、下痢になって全部流れてしまうのであれば、体内に吸収されないため、意味がありません。
どうしてプロテインを飲むと下痢になるの?
プロテインは大きく分けて、ホエイプロテイン・カゼイプロテイン・ソイプロテインの3種類あります。一般的に多く使用されるのがホエイプロテインです。体に吸収しやすくタンパク質の含有量が一番多いのが特徴です。
筋肉量を増やすにはタンパク質が重要になる反面、過剰にタンパク質を摂取しすぎると、消化不良を起こし、下痢を引き起こす原因になります。
また、タンパク質は腸内に棲む悪玉菌のエサになる性質があります。腸内の悪玉菌は増えると腸内にアンモニアを発生させ、オナラや便がとても臭くなります。
消化不良で腸へ下ったたんぱく質が、悪玉菌の餌となり、その増えた悪玉菌の影響から、整腸作用のある善玉菌が十分に働けなくなってしまうと、人によっては下痢の症状が現れます。
また、悪玉菌には、免疫力の低下、ニキビや肌荒れ、うつ病の原因にもなると言われます。
●ニキビ・肌荒れ
新陳代謝が悪くなるので、体内に毒素が溜まりやすくなります。排泄物として出し切れない毒素は、最終的に皮膚から出されるため、ニキビや肌荒れが起こります。
●うつ状態
悪玉菌が増えると、自律神経を安定させる成分、「セロトニン」の分泌が悪くなるため、精神的に不安定な状態になります。悪化すると、うつ状態になる可能性があるため、善玉菌を増やす必要があります。
プロテインによる下痢の解消
プロテインによる下痢の解消、対策は次のようなことがあげられます。
ソイ(大豆)プロテインを選ぶ!
ソイプロテインは、ホエイプロテインに比べてタンパク質の量が抑えられている上に、繊維質も多く含まれています。繊維質は便の形を形成するのになくてはならない成分ですし、食物繊維は善玉菌の餌になってくれます。
また、タンパク質の摂りすぎを防ぐことで、腸内環境の悪化を防ぎます。加えて、善玉菌をサプリメントなどで補ってあげると、消化もよくなり、悪玉菌による悪臭や毒素の発生を抑えてくれます。
また、牛乳を飲むと下痢になる乳糖不耐症の方も、大豆から出来ているソイプロテインの方が良いです。ホエイプロテインもカゼイプロテインも、牛乳が原料に含まれているため、牛乳を飲むのと同じく下痢の症状が出やすいからです。
また、プロテインは飲みやすくするために、人工甘味料が使われていることが多いです。特にカロリーゼロで強い甘味だけもたらす「アステルパーム」は、プロテインにもよく使用されていますが、これは体の中で分解も吸収もされません。
そのため、体が早く体外に排出しようとして、下痢の原因になることもありますので、お腹に不安のある方は、甘味料無添加のプロテインを利用されることをおすすめします。
腸内環境を強化しよう
健康が丈夫な事である事です。昔から「元気の元は胃腸から」と言われています。東京医科歯科大学教授、感染免疫学者の藤田紘一郎先生は「9割の病気は腸で治せる 」と言われています。それほど腸内環境はとても大切な事なのです。
下痢をはじめ殆どの病気は腸内環境が整えれば治るのですから、こんな簡単なことはありません。一刻も早く腸内環境を整えましょう。
腸内環境を整えるサプリメントがありますので上手に利用しましょう。