快適なお通じをするために、一番大切なのは食事です。同じようなことかもしれませんが下痢の原因とならないために食事を見直すポイントをいくつか取り上げてみました。参考にして下さい。
①規則正しい食生活に
下痢になりやすい人は食事時間が 規則的になっていない人が多いようです。生活のリズムが夜型の人、よく眠らないでクヨクヨするといった生活習慣をぜひ治しましょう。現代を“コ”の時代と言うそうです。
孤食(一人で食べる)個食(それぞれが好きなものを食べる)、戸食(外で食べる)。生活サイクルの変化と多様化が様々な食生態を作ってきました。それは同時に、今までの伝統的な食事の摂り方さえも変えてきてしまいました。”食は薬”ともいわれます。正しい食生活を取り戻しましょう。
②ゆっくりよく噛んで食べる
急いで食べたり、立ったままあるいは、丸飲みしたりといった食べ方は消化不良を起こすもとです。ゆっくり落ち着いてよく噛んで食べましょう。
③冷たいものを避け、温かいものを食べる
温かい食べ物は胃腸の働きを高めます。反対に冷たいものは胃腸の働きが鈍くなり、おなかの環境が悪くなって、症状を悪化させます。暑い時でもアイスや冷たいビール、ジュースを飲むのは好ましくありません。
④食物繊維はよく水に溶けるものを選びましょう
食物せんいは腸のぜん動運動を活発にするので、下痢の人には反対に制限したほうがいいようなイメージがあります。
しかし、食物せんいにはビフィズス菌など腸内の善玉菌を増やす働きがあるので、善玉菌が増えれば腸の働きが調整され、それだけでも腸は丈夫になるのです。
またせんいが腸内の余分な水分を吸収して便を固める作用があるので、下痢に対してもよい働きをしてくれます。ストレス性の下痢の人は食品に対してあまり神経質にならないような工夫も大切です。
⑤コーヒーは控えめに
下痢の人にはコーヒーはよくありません。原則として避けた方が良いのですができるだけ控えめにしましょう。番茶、紅茶、黒焼き玄米のお茶などを摂るようにしましょう。もちろん冷たいものは避けます。
⑥アルコールは避ける
アルコールは避けた方がいいのですが、食欲を高めたり、神経の緊張をほぐし、ストレスを解消する効果がありまので、適量を守って下さい。ストレートで飲むと刺激が強いので、水割りやお湯割りにしましょう。ビールは冷たいので控えましょう。 またサイダーなどの炭酸飲料は腸管を刺激し下痢を誘発するので避けます。
⑦タバコ
タバコの吸い過ぎは胃腸の働きを低下させるだけでなく、食欲を減退させますので厳禁です。たばこの煙には200種類以上の有害物質が含まれているといわれます。
たばこを一服するとホッとするといいますが、たばこの成分自体はからだにとってストレスのもと(刺激)になるものばかりです。麻薬の様な感じで、一時的に気分を和らげたり、喫煙時間のゆとりがほっとする気分になるのではないでしょうか。
健康の土台は何と言っても食事です。
あなたが食べるものはあなた自身を作るのですから、賢明な目を持って食事を積極的に楽しみましょう。
と同時に食べたものを消化・吸収し、体の代謝機能の土台を作るのは腸内です。
また、腸内環境をおろそかにしては健康を維持することはできませんので、しっかり腸内環境を整えましょう。
腸内環境を強化するサプリメントを上手に利用するのは賢い方法です。