旅行中にはひどい下痢になる場合があります。
渡航者下痢・・下痢の予防
ただ単に俗にいう外国の水や食物が「あわなかったから下痢になったのよ」という人もいますが、この事は渡航者が外国の細菌や微生物への耐性や免疫力が低かったり、外国特有の食材・物質・成分の処理能力が備わっていないということになります。
つまり胃腸の働きが弱くなっていたと言う事もあります。また、外国ならでは多量な使用量や、成分濃度にたいして体が処理しきれないこともあります。食事の時に手洗いをしなかったなど、接触による細菌感染の場合もあります。
体調管理
体調不良そのもの、あるいは感染症に見舞われる引き金となることから、出発前に体調をしっかり管理することは大変重要な予防策となります。
海外では慣れない食事をすることから食中毒に対する注意は特に有効な予防手段となります。生水や生もの(サラダなど)を避け、手洗い、うがいを心がけなければなりません。
ただし、一部の病原体は加熱調理でも防げないので、衛生面には充分に気をつけましょう。
何んといっても、免疫力は腸内環境が決め手ですから、たとえ万が一感染症や食中毒に罹ったとしても、腸内免疫力が高ければ、発病しないか、軽くて済む場合がありますので、日頃から腸内環境には充分整えておく必要があります。
旅行前数日間から旅行中に納豆菌・乳酸菌のサプリメントなどを利用すると意外に効果があります。軽い便秘や下痢には効果的です。
予防接種
特定の感染症が流行している海外地域へ向かう時には、その感染症のワクチンが接種可能であれば積極的に受けるのも予防策です。
そのほか腸管毒素原性大腸菌(ETEC)に対するワクチンが旅行者下痢専用として開発されています。但し、予防接種もリスクがある場合がありますので充分理解したうえで予防接種を受けましょう。
下痢の改善は腸内環境を整えよう
健康の要は何といってもおなかが丈夫であることにつきます。昔から「元気の元は胃腸から」と言われています。
おなかが丈夫という事は免疫力が高いという事です。免疫力の高い人はたとえ有害な物が体の中に入ってきたとしても腸内で十分に処理する事ができるからです。
例えば、あるレストランで有害な下痢の原因となる細菌のついた食べ物を食べたとします。その時、下痢となって症状が表れる人と、全く下痢の症状にならない人がいます。
これは腸内環境の良しあしで決まります。腸内環境が良い人は、有害菌が増えにくい環境になっており、そのため下痢にならないでいるのです。
下痢が続く、すぐ下痢になる方はまずは腸内環境を整えましょう。腸内環境を整えるサプリメントアありますので、上手に利用しましょう。