下痢が続く、急な下痢になった等、薬局の薬で当座の症状をしのいでいる人は多いものです。
下痢の治し方23・・・市販薬の上手な選び方
症状が軽く、時々薬の力を借りる程度で治まるならそれでもいいのですが、薬局の薬を飲んでもよくならない場合は下痢の原因として他の病気の可能性があるかもしれませんので、一度は病院で診察を受けましょう。
下痢止めには食あたりなどに使う殺菌作用のあるものがあり、このタイプは下痢が慢性的に続いている過敏性腸症候群の方には向きません。
薬では根本的に下痢は治りません。あくまでも一時しのぎです。市販薬は習慣的に使いすぎると、効き目が弱くなっていったり、副作用が強くでるものもありますので、注意が必要です。
例えば、家庭の常備薬にもなっている正露丸の成分に入っているクレオソートは、使いすぎると胃の粘膜を荒らします。ですから、下痢や腹痛には、効き目は弱いのですが、善玉菌となって腸で働く整腸剤の方が安心です。
市販薬の中には、元々医師の処方薬だったものが市販薬となったもの(スイッチOTC薬)があります。薬局で扱われるようになったものの一つとして、塩酸ロペラミドがありますが、この薬は効き目は強力ですが、逆に強い便秘を引き起こすことがあり、他にも眠気やめまいなどの副作用を引き起こすことがあります。
自動車の運転や危険な仕事をする人などは充分な注意が必要です。また妊娠中や授乳中の人は医師に相談しましょう。
このように、市販薬でも副作用が強くでるものがありますので、説明書をきちんと読み、副作用を理解して服用することが大切です。
飲みなれていない市販薬を飲むときは、必ず注意書きを読むことはもちろん、副作用ではないかと思う症状(例えば、尿が出にくくなる、口が渇くといった変化)がみられたら、服用を中止して、医師の診断を受けましょう。
いづれにしても薬局で薬を買う場合はまず薬剤師に相談しましょう。下痢の薬には症状に応じて違いますので、自分の症状をしっかりと薬剤師に伝える事が大切です。
最近は、マスコミやインターネットで、医療の専門情報に驚くほど詳しい方が多くなりました。しかし、その情報が不十分な知識だったりする場合がありますので、むやみに情報に左右されないように注意しましょう。
市販薬はあくまでも一時しのぎですので、下痢が続く方、下痢がなかなか治らない方は、日常生活をしっかり見直して、下痢の原因となるものを根本的に解決できるようにしたいものです。
下痢を治すにはまず腸内環境を整えることから
それにはまず、腸内環境を整えることから始めましょう。時間がかかるかもしれませんが、健康になるためにはいつまでも薬に頼らないと覚悟を決めて治していきましょう。
自分の生活習慣を見直すと、案外下痢の原因となる環境になっていたという事がたくさんあります。腸内環境を整えるサプリメントなどを利用することは安心・安全な方法です。賢く利用しましょう。