下痢の原因はカレーライス?
食べ物から下痢が発生する食中毒などは衛生環境を気に付けている方は多いと思いますが、普段食べて下痢など発生するはずがないと思っているものが以外にもあるものです。また現代では暖房が発達して冬でも食中毒が多いものです。
まさかの下痢の原因は実はカレーライスで下痢が発生することがあるのです。カレーは、国民的な料理ですが、胃腸が弱い方、下痢が続く方は食べないようにしましょう。
というのも、カレーは、数種類のスパイス入っており、これらのスパイスが胃腸壁を刺激してしまいます。またカレーは脂肪分が多く、消化不良となって下痢の原因となり、下痢になってしまいます。
どうしても カレーを食べたくなった時には、必ず消化酵素が豊富な生野菜を一緒に食べましょう。 また、カレーは、辛いですから、水が欲しくなりますが、水分を食事と同時にとると、消化液が薄まって消化不良になります。
ですから、カレーを食べた直後や、食事中はできるだけ水を飲まないようにしましょう。
ところで、 一晩寝かせたカレーは美味しくなり、どこの家庭でも一晩寝かせて次の日に食べることが多いと思いますが、実は下痢の原因となる危ない食べ方なのです。
鍋に入れたまま常温で一晩寝かせたカレーライスには、熱に強いウェルシュ菌が発生する恐れがあります。朝になって加熱処理をしても菌が死滅しない危険性があるのです。
このウェルシュ菌、100℃でも死なずに逆に活性化し、酸素が無いところでも増殖し、食中毒を引き起こす可能性があるです。
ウェルシュ菌の特徴は、無味無臭で熱に強く、人や動物の腸管、土壌、水中など自然界に広く分布し、ボツリヌスと同じ酸素を嫌う嫌気性菌です。
カレーの中心部は酸素の無い状態になり、嫌気性菌のウェルシュ菌にとって好ましい状態になり、食品の温度が発育に適した温度まで下がると発芽して急速に増殖を始めます。
食品の中で大量に増殖したウェルシュ菌が食べ物とともに胃を通過し、小腸内で増殖して、菌が芽胞型に移行する際にエンテロトキシン(毒素)が産生され、その毒素が下痢の原因となり、下痢などの症状が起きます。
一度に大量の食事を調理した給食施設などで発生することが多いことから“給食病”の異名もあり、患者数の多い大規模食中毒事件を起こす特徴があります。
カレーライスを始めとして余った食べ物は、プラスチック容器などに小分けして、冷蔵庫に必ず入れるようにしましょう。小さなプラスチック容器に小分けすると素早く冷却されるので、菌の増殖も抑えられます。面倒かもしれませんが、今日から取り組んでください。
腸内環境を改善しよう
健康の要は腸が握っています。下痢の原因は様々ですが腸が丈夫でならば、下痢の原因となるものが腸の中に入ってきたり、ストレスがあったとしても、腸内で処理することができます。
まずは腸内環境にあまり良くないレトルト食品やコンビニ食品など、添加物がたくさん含まれている様な食べ物を避けましょう。これらの食品は有害な物質が多く、当然腸内の環境を悪くしてしまいます。また、消化力、免疫力も低下し下痢が起こりやすいおなかを作ります。
季節の野菜をふんだんに使った手作りのものを食べる事が腸内環境を良くし、体を健康に保つ秘訣です。
そこに、お腹の弱い方は腸内環境を整えるサプリメントなどを上手に利用すると強いおなか作りに役立ちます。
腸内環境を整えるのに必要なサプリメントがありますので、上手に利用しましょう。一日も早くおなかの調子が良くなるといいですね。