下痢の原因は実に様々です。一過性の下痢から、慢性的な下痢、あるいは急激な下痢など症状は異なります。また、下痢の症状によって下痢の原因は、ある程度で察しがつきます。食べ物による下痢の原因は緊急を要する下痢ではありませんが、原因が分からずに、悶々とした日々を送りそれが悪循環となり下痢を治りにくくしています。
例えば、下痢の原因となるきのこ、舞茸（まいたけ）に注目してみましょう。
下痢の原因は舞茸（まいたけ）の食べ過ぎ
「まいたけ」には、ほかのきのこにはまったく含まれていない「MXフラクション」という特殊な成分が入っています。このMXフラクションのダイエット効果を利用する「まいたけダイエット」なるものが流行っています。
まいたけダイエットの特徴
MXフラクションは、ほかのきのこにはまったく含まれていない、まいたけ特有の成分です。 MXフラクションの役割は、余分なコレステロールの合成を抑えること。さらには、でき過ぎた余分な脂肪を体外へ排出する役割があります。 具体的には、体内の中性脂肪や血液中の悪玉コレステロールの分解を促進。これにより代謝がアップして、体内に蓄積された内臓脂肪を減らしてくれます。
加えて脂肪を体外へ排出するので、脂肪を溜め込まないやせやすい体質を作ることができるのです。きのこによるダイエットの特徴は食物繊維による便秘解消にあります。まいたけダイエットは、そこに脂肪やコレステロールまでも減らすことが特徴です。
まいたけダイエットの注意点
ただし、まいたけダイエットには注意点が2つあります。1つめは、MXフラクションは多糖体であるために「水に溶けやすい」ということ。有効な成分は汁に出るので、汁ごと食べられる調理を心がけなければなりません。 2つめは、まいたけの摂取量は多くても「1日100g」くらいにとどめること。あまり食べ過ぎると腸のぜん動運動が活発になり過ぎて、水分吸収が追い付かずに下痢になってしまいます。 特にまいたけが体に合わない方は、まいたけを食べた後、必ず嘔吐や下痢といった症状に見舞われますので、そういう経験をお持ちの方は、まいたけは避けましょう。まいたけで下痢が続く方は、かなりの確率でいらっしゃるようです。
下痢の原因は舞茸だけではない
気をつけなくてはいけないのは、まいたけだけではありません。春は山菜摘みなどで、野山に入る方も多いでしょう。
きのこは季節を問わず生えます。山菜のついでにきのこを見つけて食する機会もあるかと思います。 その際、毒キノコと間違えて摂取してしまうと大変です。猛毒をもつ一部の毒キノコは、たった一本の摂取量で人を死に至らせるものもあります。
それでなくても、毒キノコによる中毒症状はどれもただの下痢や嘔吐にとどまらず、激しい痛み、苦しみを伴うものが多いのが特徴です。
くれぐれも素人判断で、野生のきのこを安易に食するのは絶対に止めましょう。
また、まいたけに限らず、無理なダイエット、極端に食事制限をするようなダイエットは、腸内環境のバランスを壊し、下痢や便秘となるリスクが高まります。 せっかく痩せることが出来ても、そのために下痢や便秘になってしまっては、本末転倒です。 下痢は原因をきちんとつきとめれば、治すことが出来ます。下痢にしてしまったのも自分なら、治すのも自分です。下痢や便秘は、「このままの生活ではいけないよ」という、おなかからの切実なメッセージなのです。
下痢の改善は良好な腸内環境から
急な下痢、慢性的な下痢は殆どが腸内環境の良し悪しが関係しています。腸内環境が整っていると身体に害となるものを素早く排出します。
この時は一過性の下痢になることがありますが、慢性的な下痢になることは殆どありません。腸内が正常に働くように、腸内の環境をいつもきれいに整えます。
しかし腸内環境が悪いと、腸内の正常な働きができなくて下痢をはじめ様々なトラブルが発生します。
まずは下痢の改善のためには腸内環境をしっかり整えましょう。下痢の改善はそこから始まります。腸内環境を整えるサプリメントがありますので上手に利用してみましょう。
