下痢はどうして起こるのでしょうか?原因は様々です。
下痢が続く原因No.555…日光不足?
みなさん、おひさまに当たっています?下痢が続く、下痢の原因の一つに日光不足が考えられます。
下痢が続き、原因のわからない日々を悶々と過ごしている方は朗報かもしれません。下痢の原因として日光不足は意外なことかもしれませんが、日光と体の健康には切り離せないものなのです。
日光と下痢との関係
紫外線を避けすぎるとビタミンDが欠乏し、病気になるリスクが高くなってしまいます。
日光浴とビタミンDの大切な関係は他のビタミンとは違い、他のビタミンが主に食物から体内に取り込まれるのに対し、ビタミンDは、必要摂取量の80-90%が日光浴により体内で生成されるのです。
日光浴の不足は、慢性下痢体質の遠因ともなります。バランスのとれた食事をしていても、日光浴をして紫外線を浴びなければ、ビタミンDは不足してしまいます。
ちなみに、SPF30の日焼け止めを塗ると、皮膚がビタミンDを生成する能力が97%もダウンするそうです。
●カルシウムの吸収が高まる
紫外線はビタミンDの生成に重要な役割を果たし、カルシウムの吸収率を高めます。
カルシウムは「天然のトランキライザー(精神安定剤)」と呼ばれ、不足すると、脳の働きが低下して、イライラしたり、神経が過敏になったりします。
神経が過敏になると自律神経が乱れます。自律神経が乱れると下痢の原因となります。
●脳内ホルモンが正常になると下痢の改善へ
日光を浴びることで、脳内のホルモンの働きが正常化します。なかでも、 セロトニン という ホルモンが、正常に働くようになるのです。
セロトニンの不足は、不眠症、うつ病に原因とも言われています。
セロトニンは、生活のリズム感、メリハリをつける、唯一のホルモンです。このセロトニンが不足すると、自律神経が乱れてしまいます。
乱れた自律神経は、胃腸へ直結して悪影響を与えるので当然ですが、慢性下痢の原因ともなってくるのです。
■ビタミンD不足になりやすい人は
1. 骨の痛みを感じている
骨や筋肉に軽い痛みを感じます。朝起きた時、関節を動かしにくく感じることもあります。
2. 気分が憂鬱になっている
ビタミンDには、神経伝達物質であるセロトニンのレベルを改善する働きがあるため、ビタミンDが不足すると、気分が滅入ります。日光浴をすると楽しい気分になれます。
3. 50歳以上である
年齢を重ねると皮膚がビタミンDを生成する働きが悪くなります。さらに腎臓の働きも弱まり、ビタミンDの吸収が難しくなります。外に出る機会が少なくなると、ビタミンDの生成ができなくなります。
4. 肥満である
太っていても普通の人と同じようにビタミンDを生成することは出来ますが、ビタミンDは脂溶性であるため、体内に脂肪細胞が多いと血液中のビタミンDが薄まってしまいます。太っている人は、普通の人よりも多くのビタミンDを摂取するよう心がけましょう。
5. 肌の色が黒い
皮膚の色素は自然の日焼け止めといわれています。皮膚の色素が濃ければ濃いほどSPFの高い日焼け止めを塗っているようなものなので、ビタミンD生成能力が弱まってしまいます。
6. 頭に汗をかきやすい
冗談のようですが……頭に大量の汗をかくのは、ビタミンD欠乏のサインかもしれません。
7. 消化器系疾患がある
クローン病、セリアック病、炎症性腸疾患等、消化器系疾患を患っている人は腸でビタミンDを上手に吸収できないため、ビタミンD欠乏のリスクが高くなります。
■ビタミンDを効果的に摂取するには
適度な日光浴が一番オススメ。外出時、日焼け止めを塗らずに10分~15分程過ごし、その後日焼け止めを塗るという方法や、顔は日焼け止めを塗り、腕や足は日焼け止めを塗らずに放置するという方法がいいでしょう。
火傷になるほど日焼けしてしまうと今度は別の問題が生じるので、海水浴やキャンプなど、長時間強い紫外線にさらされる時は、最初からしっかり日焼け止めでガードしておきましょう。
下痢の改善は腸内環境改善から
健康の要は何といっても腸、つまりおなかです。おなかは食べた物を消化し、すべての栄養を体内に送ります。
この腸内環境が正常であれば、腸内での合成や代謝がスムーズに行われ健康を保つことができます。下痢改善のためには腸内環境をしっかり整えましょう。
腸内環境を整えるのに必要なサプリメントがありますので上手に利用しましょう。